くりかえすお腹の不調を改善する過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは
下痢や便秘などの症状があるのに病院で検査をしてもらっても異常が見られない…
それが過敏性腸症候群の大きな特徴です。過敏性腸症候群は精神的なストレスが原因の病気です。ストレスによって自律神経のバランスが乱れることで、腸管の運動に異常が起こり発症します。そのため病院で腸自体を調べても腫瘍や炎症などの異常は見つかりません。
症状は人によってさまざま。下痢と便秘を数日ごとにくり返す方もいれば、下痢や腹痛がずっと続いてしまう方もいらっしゃいます。
自律神経とは
私たち人間が無意識に生きていけるのは「自律神経」のおかげです。というのも、呼吸や消化吸収、体温を一定にキープするなどの生命を維持するために必要な働きをコントロールしているのが自律神経だからです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、シーソーのようにどちらか一方が状況に応じて優位に働きバランスを保っています。交感神経は心身の活動が活発な時に優位に。日中や運動をしている時のほか、ストレスを感じている時・興奮している時にも高くなります。
一方、副交感神経はリラックスの神経。心身を休ませる時に優位に働きます。胃腸の消化吸収も副交感神経の働きによるもの。

過敏性腸症候群がおこる理由
常に身体のコントロールをしている自律神経。その弱点はストレスです。精神的なストレスや環境によるストレスによって、自律神経のバランスは気付かない内に乱れてしまいます。
自律神経のバランスが崩れると、当然のことながら身体に不調が生じます。
例えばイライラが頂点の時にめまいが起きたり、雨の日に身体がだるいなど不調が起きるのも自律神経がうまく働いていない状態。
過敏性腸症候群も自律神経の乱れで腸管のコントロールができなくなり症状が現れます。
【自律神経のバランスが乱れる要因】
- 光や騒音などの環境的な要因
- 人間関係・学校でのストレス・イライラなどの精神的要因
- 運動不足・病気・姿勢の悪さなどの身体的要因 など
過敏性腸症候群の症状は大きく分けて4つに分類されます

安井鍼灸整骨院の過敏性腸症候群の東洋医学+科学的アプローチで早期改善へ
当院の施術は、患者様の症状・状態を「東洋医学+西洋医学」の観点から詳しくお調べすることから始まります。
現在、お悩みの症状がなぜ起きているのか?お身体はどんな状態なのか?を独自の検査によって導き出します。
検査結果を患者様ご自身に詳しくご説明した上で、それぞれの症状やお身体の状態、目指すゴールに合わせて最善と思われる施術プランをご提案します。
そのため、初診時には検査~施術終了までに約1時間ほど、お時間をいただいております。
● 鍼灸施術
鍼灸施術は自律神経のバランスを整えるのに効果的です。初めての方にとっては恐怖心があるかもしれませんが、実はリラックス効果も高く、施術中に眠ってしまう方も多くいらっしゃいます。
腹部への鍼灸刺激で消化管運動を抑制し腸管運動の異常を鎮めます。腹部のツボへの施灸や東洋医学的アプローチなど症状に応じて施術法を選択。血流促進、自律神経の調整によって自己治癒力を高め身体を治そうとする本来の能力を引き出します。
● 骨格矯正
姿勢の悪さにより自律神経のバランスが乱れ、過敏性腸症候群を発症している場合には、骨格矯正も有効です。特に背骨に歪みがあったりや猫背の方は、背骨の中を通り各臓器に情報を伝達する交感神経に影響を与える可能性があります。鍼灸施術と並行して骨格を正しい位置に整えることで、症状の改善を促します。
当院では患者様の症状に合わせてさまざまな矯正法を採用しています。お子様でも安心な痛みのない施術を行っておりますのでご安心ください。