ヒルサックス損傷

上腕骨頭の後方に痛みを生じます。肩関節前方脱臼に伴う上腕骨頭の後外方損傷を「ヒルサックス損傷
(HillーSachs損傷)」と言い、関節窩(受け皿)に上腕骨頭(ボール)がめり込んでしまい陥没する損傷です。これは陥没骨折なのでレントゲンではっきりと映ります。関節包、関節唇、下関節上腕靭帯を損傷し、靭帯の痛みは前後にありますが、特に後ろ側の痛みが強く出ます。再脱臼を繰り返しやすくなるため、反復性脱臼の元になります。肩の不安定感が起こりやすく、肩関節周囲の過度な緊張、痛み、運動の制限が出ます。

原因は肩関節の脱臼です。柔道、ラグビー、アメフトなどの競技に多いです。

脱臼骨折なので手術をお勧めします。競技を続けることでの再発リスクが高く、日常生活にも長く残る影響が大きいからです。アライメントを整えたり、支える筋肉であるインナーマッスルを鍛えることで再脱臼は防げますが、筋力が付くまでの期間はこまめなケアが重要です。

肩関節周囲のストレッチや肩甲骨周囲筋・上肢のリラクゼーションを行います。筋肉を緩めることにより痛みを緩和させたり、可動域の改善を目指します。

早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。炎症を抑え、組織修復を促します。

病期に合わせた可動域訓練と腱板などの肩関節周囲の筋力強化を行います。それにより、肩関節の拘縮を取り除きスムーズな肩関節運動の獲得を目指します。