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不妊治療の保険適用

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊治療の保険適用についてです。

不妊治療の保険適用には年齢制限があります。治療開始時点で「女性の年齢が43歳未満」であることが保険適用の条件です。男性の場合は年齢制限はありません。

不妊治療の保険適用には、適用回数の制限があり、その回数は女性の年齢によって異なります。

40歳未満の女性:子ども1人につき最大6回

40歳以上43歳未満の女性:子ども1人につき最大3回

この回数制限には、従来の助成金を使用した不妊治療など過去の治療は含まれません。女性は年齢によって回数制限が異なるのは、年齢が重ねるにつれて体外受精の成功率が下がることや、43歳を過ぎると体外受精で出産に至る割合が5%以下になるからです。

子どもを望む場合はできる限り早く、不妊治療を始めてください。また、法的な夫婦だけでなく事実婚の場合も対象となりますが、事実婚関係の確認や書類などを必要とする場合があります。

人工授精は、女性の排卵の時期に合わせて、洗浄濃縮した夫およびパートナーの精子を子宮内に注入することができます。以下の方が人工授精に向いています。

  • 精子減少症や精子無力症で、精子に障害がある場合
  • 性交障害
  • 精子の進入障害
  • 体外受精を行うことには抵抗が強い方

自然妊娠の場合は、精液が入るのは子宮の手前となる腟の部分であるのに対して、人工授精では精子を子宮内へと直接注入できます。

これによって精子と卵子が出会う確率が上がり、妊娠の可能性も高まります。精子を子宮に直接注入した後から妊娠までの流れは、自然妊娠と同じ。人工授精は、不妊治療の中でも自然妊娠に近く、費用も抑えめなのが特長です。

体外受精とは、体外に取り出した女性の卵子と、夫やパートナーの精子を一緒にして受精させ、2〜6日間体外で培養してできた受精卵を、直接子宮に移植して着床を促す方法です。

受精までの道のりをショートカットすることができるため、人工授精よりも高い妊娠率を期待できます。体外受精は、人工授精など体内での受精が難しいと考えられる方が対象です。

具体的には下記のような方が当てはまります。

  • 卵管性不妊(卵管の炎症や、過去の子宮外妊娠の後遺症など)
  • 受精障害
  • 男性不妊

顕微授精とは、精子を一匹つかまえて針で直接卵子内へ注入する方法です。体外に卵子を取り出すまでは体外受精と同じ。顕微授精では、運動が良好な精子をつかまえて卵子へ注入するため、1つの卵子に対して1匹の生きた精子がいれば無事に受精することができます。そのため、体外受精よりも妊娠確率が高いのが特長です。しかし、非常に稀ではあるものの、卵子が針を刺したときの刺激に耐えられない場合、膜が破れて変性してしまう可能性があります。

​​保険適用によって負担額は3割程度とお伝えしました。不妊治療の保険適用後のおおまかな負担額は治療方法によって異なります。

一般不妊治療に該当する「各種検査(血液検査・子宮卵管造影検査・精液検査など)」「タイミング法」「排卵誘発法」には、既に保険が適用されています。

保険適用での人工授精の場合、自己負担額は1〜2万円程度です。

診療・検査・薬代で約1万円、人工授精1回で約5,000円で合計1万5,000円です。

こちらはあくまでも目安なので、医療機関によっても費用は変わります。

ちなみに、自費で治療を行うと診療・検査・薬代で約3万円、人工授精1回で約2万円で合計5万円程度です。

保険適用での体外受精の場合、自己負担額は20万円程度です。

内訳としては、採卵で約15万円、移植で約5万円です。

体外受精を自費で行うと、約70万円するので、保険適用でかなり負担額が減ることになります。

保険適用での顕微授精の場合は、自己負担額は40万円程度です。顕微授精は体外受精に比べて、工程が多くなるため、費用も高くなります。採卵や採精の方法によっても異なりますが、体外受精の料金や胚移植の料金にプラスで5〜6万円かかります。こちらも医療機関によって費用は異なります。

不妊治療に保険適用されることで出産を前向きに検討できるようになるのもメリットです。子どもは欲しいけれど、不妊治療にたくさんのお金がかかってしまうことで諦める方も少なくありません。しかし、不妊治療が保険適用されることで第一子はもちろん、第二子以降の出産も前向きに検討できるようになります。

ただ、保険が適用される年齢は女性が43歳未満、回数は子ども一人につき最大6回までなどの制限はあるため、子どもを持ちたいとお考えの方は、お早めに「安井鍼灸整骨」へご相談ください。

【メディア掲載】2026年(令和8年)6月15日号の広報あかしに当院が紹介されました!

皆様、こんにちは!安井鍼灸整骨院です。いつも当院をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

本日は、皆様に嬉しいご報告があります!

本日 2026年6月15日号の「広報あかし」 にて、当院の取り組みをご紹介いただきました!

記事内では、明石市が熱中症予防対策として市内の各地に開設している「ひと涼みスポット」の協力施設として、当院をご紹介いただいております。

「ひと涼みスポット」とは、市民の皆様が外出時に一時的に暑さをしのぎ、涼しく過ごしていただくための場所です。今年は10月15日までオープンしています。

近年は厳しい暑さが続いておりますが、「外出時にちょっと涼める場所が欲しい」という市民の皆様の声から生まれたこの素敵な取り組みに、当院も民間企業の一員として今年度から新たに参加・協力させていただくことになりました。

当院の入り口には、目印となる水色の「ひと涼みスポット」ののぼりやポスターが設置されています。

治療のご予約がない方でも、「お買い物の途中で少し暑くなってしまった……」「お散歩がてら、ちょっと一息つきたいな」という時は、どうぞ遠慮なく自由に出入りして、気軽に涼んでいってくださいね。

これからも施術を通じて皆様の健康をサポートするだけでなく、地域の方々が安心してホッと一息つけるような、温かい院を目指してまいります。本格的な夏が始まりますので、皆様もこまめな水分補給などで熱中症には十分にお気をつけください。

皆様のご来院(そしてひと涼みの足休めも!)、心よりお待ちしております。

記事の詳細はプロフィール欄のリンクからぜひご覧ください📖

不妊と梅雨の関係

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊と梅雨の関係についてです。

6月になり、毎年梅雨の季節がやってきます。雨がよく降りますので、洗濯物は乾きにくく、湿度が上がりジメジメした天気が続きます。気分的にも嫌な時期ですね。

梅雨時期に体調を崩される方が多いようです。女性の7割が6月にもっとも体調を崩しやすいと言われています。

梅雨時期には、憂鬱感・倦怠感・頭痛・肩こり・浮腫み・アレルギー症状・下痢・膀胱炎・血圧低下などの症状が出やすい時期です。また、古傷が再発しやすい時期でもあります。

妊活においても憂鬱感などで自律神経が乱れて着床しにくい、流産しやすいことが挙げられます。また湿気が多いため、水毒が溜まりホルモンバランスが乱れやすくなります。卵子の成長にも関わってきます。

春夏秋冬の四季に加え、梅雨に相当する高温多湿の時期を「長夏」と言います。この時期は、「湿邪」と呼ばれる邪気が体に入ることで、様々な不調が現れます。

特に消化器系である「脾」は湿の影響を受けやすく、食物を消化吸収して全身に気や血(エネルギーや栄養)を送る役割が弱まると、食欲不振や消化不良、倦怠感、頭痛やめまいなどの症状が出やすくなります。

また、「脾」は体内の水分代謝を行い、不要なものを汗や尿、便で排出する働きがあるため、便秘や下痢、むくみや冷えなどの症状も。

気圧や気温の変動が大きいこの時期は、偏頭痛や起立性調節障害、自律神経失調症、アトピーなどの皮膚疾患をお持ちの方は症状が悪化することがあり、消化器系の疾患とともに、梅雨どきをどう過ごすかがとても重要になってきます。

ズバリ!「胃腸を守る」ことです。妊活中の方にとって、エネルギーと栄養を作り出し、全身に送り届ける「脾」がしっかり働いていることが妊娠への近道。そして「しっかり汗をかく」ことで体内の湿気を追い出し、元気に梅雨を乗り切りましょう!

しっかり噛んで食べることで消化を促し、胃腸の負担を減らします。満腹感が得られるので食べ過ぎを抑える効果も!

夜遅く食べると、睡眠にも悪影響が。胃腸も夜はしっかり休ませてあげましょう。

暑くなると水分を多めに摂らなければと思いがちですが、胃腸の弱い方は多量の水分やその冷たさによって水分を吸収する力が弱まるため、軟便や下痢を起こし、逆に脱水になってしまうことがあります。なるべく常温の水を少しずつ飲むようにすると良いですね。

日中暑くても夜間は冷えることが多く、寝ている間に寒さで目覚めた時には体は内臓まで冷えていることがあります。朝、腹痛や下痢を起こしやすい方はお腹から下半身(特に太ももからすねまで)を冷やさないことを心がけて。冷房が効き過ぎた部屋に長くいることや冷たいものの取り過ぎにも注意が必要です。

運動してしっかり汗をかくことで、新陳代謝と体内の水分代謝を促します。スクワットなどの筋トレやウォーキング、ヨガなど取り入れやすい運動を習慣に。

「甘味」は脾胃をケアする働きがあると言われます。しかし砂糖たっぷりの甘味は体に湿を溜めやすく、冷えを招くため、自然の甘味で健脾作用のある食材がお勧めです。

いも類、豆類、なつめ、米、とうもろこし、キャベツ、栗、しいたけなど

大豆、いんげん豆、ひよこ豆、じゃがいも、枝豆、オクラ、なす、人参など

小豆、大麦、もやし、きゅうり、スイカ、はとむぎ、枝豆、ねぎ、みょうが、しそ、パクチー、唐辛子、カレー粉など

湿邪が疑われるようなら、自分で改善する方法があります。

「膝のお皿を同じ側の人差し指と親指で囲み、中指をまっすぐ伸ばしたところにあるツボです。梅雨どきに弱りがちな胃の調子を整えてくれます。消化不良は余分な湿気につながるので、胃は大切です」

「手首から肘側に手を置いて、指4本のところの真ん中にあるツボです。東洋医学でいう三焦(さんしょう)、現代医学でいうリンパの流れを改善することで湿邪が取り除かれ、やる気も回復することができます」

「内くるぶしから、アキレス腱のキワに沿って、指3本分ほど上がったところにあるツボです。腎の働きをよくして、体内の水分代謝を改善します」

「顔の中心、髪の生え際から2cmほど上がったところにあるツボです。頭に新鮮なエネルギーを巡らせます。前述の3つのツボで胃の働きや水分代謝をよくしたところで使いましょう」

「ツボは、1回につき5秒ほどジワ〜っと押すことを3回繰り返します。だるいときなど、1日に1~3セットを目安に行うといいでしょう」

体の不調を引き起こす湿気を取り除くためにも、「だるいな~」と感じたらツボを押して、スッキリした気分で梅雨を乗り切りましょう。

安井鍼灸整骨では、妊娠しやすい身体つくりのためのアドバイスを常に行っています。また妊娠中の養生も妊活の方には重要なことなので、欠かさず行うようにしています。

詳しいご相談は、安井鍼灸整骨にまずは気軽にお電話、メールをお待ちしております。

暑さと男性不妊

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、暑さと男性不妊です。

世界中のカップルの約15%が不妊症と言われています。

そして、その不妊症の20-50%は男性側が要因となっています。

男性の生殖能力に影響を及ぼすものとして、年齢や遺伝的背景、生活習慣以外に季節や天候があると言われています。

また、精子の形成は精巣温度に非常に敏感で、夏に精液の質が低下することが多くの研究で報告されています。

アルゼンチンの不妊治療施設で治療を受けた男性を対象に、2-7日間の禁欲期間後、採取した精液の液量・濃度・運動性を測定しました。

ここから、総精子数と総運動精子数を計算して精子が形成された時期を春・夏・秋・冬の4つのグループに分けて比較しました。

この4つのグループおいて、精液の質は冬が良く、夏に悪いという結果になりました。

何故精子の質が変化してしまうのか?

正常な精子形成には、体温より2-7℃低い温度が必要です。

また、精巣は代謝活動が活発で大量の熱を発します。

精子形成に必要な温度を維持するためには、この熱を適切に調節する必要があります。

これらのことから精子の質は季節の影響を受けることが示され、特に温度と湿度の上昇は精液の質に悪影響を及ぼすことがわかりました。

陰嚢に熱がこもる原因。トランクスなど風通しがいいものがおすすめ

肥満により陰嚢が太ももと接触することにより、陰嚢温度が上昇

PCと接触することにより陰嚢温度上昇の原因

陰嚢温度上昇の原因

陰嚢内の血管が収縮して血流が悪くなる

陰嚢が圧迫されて血流が悪くなる

AGA(男性型脱毛症)の治療薬のうち、プロペシアを主成分とするものには、男性ホルモンの作用を抑制してしまう働きあり。また、性欲減退や精子数の減少、EDなどの原因になる場合もある

一滴でも飲むとだめという意見もあるが、正確な悪影響は不明

精神的ストレスや有害物質による悪影響

精子の質の低下。1-2日間程度で十分

最近では陰嚢温度上昇を予防するために、陰嚢専用の冷却シートや陰嚢冷却下着などが販売されています。陰嚢冷却シートは冷えピタのように陰嚢を冷却シートで包み、陰嚢温度を2℃程度下げる効果があります。陰嚢冷却下着は通気性がよく、陰嚢が接触する部分が冷感素材で作られているため陰嚢温度上昇を軽減するそうです。

今年の夏もとても暑い日が続いています。熱中症や熱射病に気をつけつつも、陰嚢の温度を上昇させないように気を配っていきましょう。

精子は、精巣の中にある精細管で「精祖細胞→精母細胞→精子細胞→精子」と細胞分裂していきます。精子へ成長すると、精巣上体に移動し、10~20日かけて成熟、泳ぐ力や卵子に侵入する力をつけます。

ここまでの過程を経過するまでに70~80日かかるとされています。つまり、元気な精子を射精するには80日前から準備が必要ということです。

補足として、射精後5~6時間で受精能力が完成し、4~5日生きるとされています。また、女性の子宮頸管→卵管へと進むまでに次々と脱落し、卵管までたどり着ける精子は正常な総精子数3900万個以上のうち数十~数百となっています。その中のたった1個が、卵子の中に入り込むことができれば受精となります。

精子の数が少ない・運動率が悪い、奇形が多いなどの状態は女性のホルモンバランスと同様、生活習慣や疲労など体の状態によっても大きく左右されることがおわかりでしょうか。

疲れがとれない、ストレスが溜まっている、腰が痛い、暴飲暴食、急激に体重が増えたなど思い当たる人は要注意!体が元気でなければ良い精子は生まれません。

鍼灸治療をすることで骨盤内、特に精巣を中心とした血液循環が良くなり、同時に自律神経のバランスが整うことで、精巣の働きが高まり、精子の数や運動率が改善されます。

鍼灸の治療効果は、早い人では1回目の治療後から体感できます。前述のように、確実に男性不妊を改善させるには、およそ3ヶ月治療を継続することです。治療の頻度、期間等は、初診時に体の状態をみてご説明いたします。病院での治療と併用して構いません。まずは、お気軽に安井鍼灸整骨にご相談ください。

不妊と関節リウマチについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊と関節リウマチについてです。

①原因不明不妊/排卵障害の頻度が高い

②慢性炎症が卵巣機能に影響する可能性

③高疾患活動性・ステロイド高用量がTTP延長と関連

こうした所見から、「炎症を抑えるほど妊孕性が保たれる」ことが示唆されます。

関節リウマチ患者さんの不妊要因としては、医学的検査で説明がつかない「原因不明不妊」や排卵障害が多いことが報告されています。ある研究では、関節リウマチ患者さんの不妊の原因は原因不明48%・無排卵28%であり、いずれも一般不妊患者で報告される割合より高い値でした。

一般集団では不妊カップルの8~28%が原因不明不妊とされます。関節リウマチ患者さんで原因不明不妊が多いことは疾患そのものに起因する要因(例えば慢性炎症や自己抗体など)が妊孕性に影響している可能性が検討されていますが、まだ原因ははっきりしていないのも現実です。同様に疾患活動性が高かったり妊娠前後にプレドニゾロンなどステロイドを使用している場合も、妊娠までの期間が延びる関連が報告されています。ですが、これらのことから、関節リウマチに治療では、疾患活動性を適切にコントロールすることが妊孕性確保に重要であることを示唆しています。

また、関節リウマチ患者さんでは『早発卵巣不全(POI:40歳未満で卵巣機能が枯渇する状態)」の合併が一般より高い可能性も指摘されています。自己免疫疾患である関節リウマチは、他の自己免疫疾患(甲状腺疾患や1型糖尿病など)と同様に早発卵巣不全と関連しうる疾患の一つとも考えられています。早発卵巣不全になると月経異常や卵子数の著減によって不妊となるため、RA患者では若年~壮年期に卵巣機能低下が起こるケースに注意が必要です。

関節リウマチ患者では自然妊娠のしにくさ(妊孕性の低下)が報告されており、希望する子供の数を持てない、あるいは出産経験のない女性が健常者より多い傾向があるとされています。

具体的には、避妊せず1年以上経っても妊娠に至らない割合(不妊率)が関節リウマチ患者では36~42%と高く、一般女性の約10~17%よりも多いという統計があります。

体外受精(IVF)の胚移植1回あたり妊娠率は30–40%で一般不妊患者と同等で、関節リウマチ患者さんでは不妊治療の利用率が高いものの、治療を受けた場合の妊娠率は他の不妊症患者と比べて遜色ないか、むしろ良好な傾向すら示されています。オランダの研究(PARA研究)によれば、関節リウマチ患者さんが不妊治療を受けて妊娠に至った率は一般の不妊患者より高かったとされ、著者らは「RA患者における不妊治療の成果は良好である」と結論しています。

RA患者が体外受精(IVF)など生殖補助医療(ART)を受けた場合の成功率は、適切な条件下ではおおむね一般不妊患者と同等であると報告されています。

人工授精(IUI)についても、RA患者36人に178サイクル行った結果、周期あたり妊娠率11%であり​、一般的な人工授精成績(約5~15%/回)と同程度でした。こうしたことから、関節リウマチそのものが卵子の受精能力や胚の着床率を著しく低下させるエビデンスはなく、適切な不妊治療を行えば妊娠は十分期待できるといえます。

一方で、デンマーク全国コホートでは生児獲得率がやや低下(OR 0.78)したとの報告があります(5)。胚着床過程に影響する可能性が指摘されています。

RA患者の妊孕性や妊娠率は年齢による影響が大きく、基本的には一般女性と同様の加齢に伴う低下傾向を示します。RAは20~40代の女性に好発するため、多くの患者が妊娠を望む年齢層に属します。年代別の特徴や統計は以下のとおりです。

20代: 一般に20代は女性の妊孕性が最も高い時期ですが、関節リウマチ患者さんがこの年代で発症した場合でも多少の妊孕性低下が起こり得ます。実際、関節リウマチ患者さんで初めて不妊に直面した時の平均年齢は約29歳との報告があり、20代後半から妊娠の難しさを感じる患者がいることがわかります。ただし20代前半では関節リウマチ患者でも比較的自然妊娠しやすく、多くは適切な治療下で計画的な妊娠が可能です。そのため、国際的には若年発症関節リウマチでは、疾患が落ち着いているタイミングで早めに妊娠出産を検討することが勧められています。

30代: 関節リウマチ患者さんの妊娠は30代に集中する傾向があります。関節リウマチ自体の好発年齢が30歳前後であるため、発症後寛解導入できた30代前半までに出産を希望するケースが多いからです。30代前半では妊孕性はまだ保たれますが、35歳を過ぎると急速に自然妊娠率が低下します。関節リウマチ患者でも35歳を境に不妊治療への依存度が上がり、実際に>35歳の患者ではIVFや人工授精の成功率が低下する報告が多いです。先述のとおり、35歳超のRA患者でのIVF妊娠率は約19%/回と若年層に比べ低くなります。これは年齢要因によるものが大きく、一般不妊患者と同様の傾向です。30代後半のRA患者では流産率の上昇も懸念されるため、この時期までに妊娠しておきたいと希望する患者が多いのが実情です。

40代: 40代では関節リウマチ患者さんに限らず自然妊娠の確率が低くなります。健常女性でも40歳時点で不妊のリスクは大幅に高まりますが、関節リウマチ患者さんではそれに加えて早発閉経のリスク​や長年の抗リウマチ薬使用歴といった要因が重なり、40代での自然妊娠は稀になってきます。統計的には、関節リウマチ患者さんの妊娠例の大半は20~30代で占められており、40代で初産に至った報告は少なめです

数千年前から行われていると言われる鍼灸治療。鍼灸治療のリウマチに対する治療の歴史は長く、数千年前にもリウマチを患っていた方へ鍼灸治療が行われていました。鍼灸治療でお身体全体の調整をすると

  • 老廃物を外へ出す。
  • 自律神経のバランスが安定する
  • ホルモン分泌のバランスが安定する
  • 自然治癒力が上がる
  • 心身のリラックスになる

などの効果があり、リウマチの症状を悪化させてしまう要因を取り除くことができます。

上記の効果を上げることができれば自然と免疫の暴走が起こらなくなる。

炎症体質が改善され痛みが出づらい体になる

身体全体が軽くなる

といったようなお身体の変化が期待できます。

不妊と喫煙

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊と喫煙についてです。

タバコには、血流を悪くしたり、血管の老化を早める「ニコチン」、酸素運搬を妨げる「一酸化炭素」のほか、約40種類の発ガン物質が含まれています。これらの有毒物質は、卵子や精子の質を悪くしてしまうので、喫煙している夫婦では、不妊症が増加します。また、妊娠したとしても、流産や子供の病気のリスクが高くなります。

たとえば、子どもの奇形(先天異常)がおきたり、脳の異常(知能低下、発達障害など)、その他の病気の発生(喘息、糖尿病、アトピー性皮膚炎、将来の不妊など)、さまざまな異常の発生率が高くなることがわかっています。

リスクの発生率は、タバコの本数と喫煙年数に比例して増加します。健康な赤ちゃんを産むために、すぐに、夫婦で禁煙しましょう。

  • 卵巣機能を低下させ、女性ホルモンの分泌が減少します。
  • 卵巣年齢が5~10歳老化し、閉経を5~10年早めます。
  • 卵子の質が悪くなる(卵子の老化)
    質が悪くなると → 染色体異常の卵子が増加します → 受精率・着床率が低下し、流産率の増加、異常児の増加が生じます。
  • 受精卵の着床に重要な「子宮内膜」が薄くなってしまい、妊娠しにくくなります。
  • 子宮や卵巣の血管が細く固くなり(動脈硬化)、血流がわるくなり、妊娠しにくくなります。
  • 子宮外妊娠のリスクが高まります。
  • 一般不妊治療や、体外受精を行っても、成功率が半分に低下する。流産率が高くなります。
    (質の良い卵子が採れない。受精率、着床率が悪くなります。)
  • 精子の数が減り、運動率も低下します。
  • たとえ、見た目の数が正常でも、精子の受精能力が低下してしまいます。
  • 精子の質の低下 → 精子の遺伝子に傷がたくさんついてしまう。傷ついた遺伝子は、赤ちゃんに受け継がれ、流産や死産、胎盤の異常、赤ちゃんの病気などをひき起こすリスクがあります。
  • 未熟児(低体重児)の増加
  • 先天奇形の増加 → 無脳児・小頭症・水頭症・四肢欠損・多指症・合指症・無指症
  • 病気の発生 → 糖尿病・アトピー性皮膚炎・喘息・斜視・弱視・心臓の異常
  • 知能低下
  • 性格の異常
  • 乳幼児突然死症候群(SIDS)の増加

※喫煙本数が多く、喫煙期間が長いほど影響は大きくなります。

禁煙は、健康面や美容面でのメリットが数多く語られていますが、特に妊娠を望むカップルにとっては、その効果が顕著に現れることがあります。タバコをやめることで、女性と男性双方の生殖機能が改善され、妊娠の確率が向上することが研究で示されています。この章では、タバコをやめることが不妊に与える具体的なメリットについて解説します。禁煙の意義を理解し、健康な妊娠を目指すために、今すぐ行動に移すことが大切です。

  • 妊娠しやすくなる
  • 禁煙によって卵子の質が改善され、妊娠率が上昇することが報告されています。また、子宮内膜の発達や排卵障害のリスクも減少します。
  • 妊娠後の合併症のリスクが減る
  • 禁煙により、妊娠中の喫煙が引き起こす子宮内膜の発達不全や子宮血流の低下が改善されるため、妊娠後の合併症のリスクが減少します。
  • 精子の質が改善される
  • 禁煙によって精子の数、運動性、形態が改善されることが報告されています。また、酸化ストレスが減少し、精子のDNA損傷のリスクも低下します。
  • 生殖機能の回復
  • 禁煙により、生殖機能が回復し、妊娠率が上昇する可能性があります。

不妊治療中はできる限り喫煙を控えた方が良いことに変わりはありません。

喫煙者の方にとって、禁煙することは大変お辛いことであると思いますが、どちらか一方が喫煙者であれば、その隣にいる大切なパートナーもまた受動喫煙者として体内に影響を及ぼしてしまう可能性があります。不妊治療は、不妊の原因がはっきりしないことも少なくない中で、1%でも確率を高めようと、患者さまはもちろんですが、私たち医療関係者も全力で取り組んでいます。〔禁煙〕も立派な不妊治療の1つと言えるのではないでしょうか。

意識していくことが第一歩だと思いますので、未来のお子様のために、禁煙にむけてまずは徐々に本数を減らすところからスタートしてみませんか?

不妊と睡眠

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊と睡眠についてです。

睡眠不足でメラトニンの分泌が減少すると不妊になる場合があります

メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれる、脳の松果体から分泌されているホルモンです。

メラトニンには夜に副交感神経の働きを促し眠気を生じさせる働きがあるといわれます。

そのメラトニンの抗酸化作用によって、加齢や日常生活での酸化により質が下がるといわれる卵子の質を高めることが期待できるのです。

大切な働きをしているメラトニンですが、睡眠不足のときには分泌量が減少してしまうため、それが不妊の原因になるともいわれています。

女性は生まれたときにすでに一生分の卵子の細胞を身体に備えているといわれています。女性の身体に準備されていた細胞をもとに、初潮が来てからは排卵の度に卵子を作り出して妊娠に備えるのです。

毎回排卵の度に新しい卵子が作られるということはなく、生まれたときからある細胞で排卵時に卵子が作られます。

そのため、加齢とともに卵子の数の減少と質の低下が生じると考えられているのです。

卵子の数の減少や質の低下には、日常生活中の睡眠不足や喫煙、飲酒や食事などの環境因子による酸化も関係しているため、メラトニンの持つ高い抗酸化作用が酸化を防いで卵子の質をよい状態に保つことにつながります。

一方、男性の精子は卵子とは異なり毎日新しく作られるといわれているのです。

精子は80~90日かけて成熟していくのですが、その質は新しく作られるときの生活環境に大きく左右されると考えられています。

食生活や喫煙などのほかに、睡眠不足によるメラトニンの減少も精子の質の低下につながるため注意が必要です。

妊娠を望んでいるときには夫婦ともに日常生活に気をつけて十分な睡眠時間をとるようにするとよいでしょう。

女性では女性ホルモンのプロゲステロン、男性では男性ホルモンのテストステロンなどさまざまなホルモンの働きが妊娠に大きく関係しています。

睡眠には浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠の2種類があり、寝ている間にこの2種類の眠りが交互に繰り返されています。

そして深い眠りのノンレム睡眠が訪れているときには身体と脳が休んで、さまざまなホルモンの分泌が促進されます。

また眠ってから3、4時間目位には女性ホルモンなどの分泌を促す成長ホルモンが多く分泌されるといわれているのです。

ノンレム睡眠が訪れるような質の良い睡眠を日常的にとっていると、ホルモンバランスが整い、身体の疲れやストレスが解消されるため妊娠しやすい体作りに役立ちます。

メラトニンを補給することで妊娠しやすい体質に整えましょう

規則的な生活を送り、睡眠をしっかりとると妊娠するために必要なさまざまなホルモンの分泌が促されるといわれています。

またホルモンを生成するときにはその材料として必要になるタンパク質やビタミン、鉄や亜鉛などのミネラルを摂取することも大切です。

栄養のある食事をして良質な睡眠をとる規則正しい生活を送ることで妊娠しやすい体質になることが期待できます。

メラトニンは抗酸化作用によって日常生活で酸化して質が下がってしまう卵子の質を上げるといわれています。

睡眠不足の時にはメラトニンの分泌が減少するため、それが不妊の原因になる可能性もあるのです。

女性の卵子は生まれた時から体内に存在しているので加齢とともに数とその質が低下するといわれます。

また男性の精子は新しく作られるのですが、その質は生活環境に左右されるため、卵子や精子の酸化を防ぐといわれるメラトニンの働きが重要になるでしょう。

女性ではプロゲステロン、男性ではテストステロンなどのホルモンの働きが妊娠に大きく関係しているといえます。

これらのホルモンの分泌を促す成長ホルモンは睡眠時に分泌されるため、質の良い睡眠をちゃんととることで妊娠しやすい体作りにつながるでしょう。

規則正しい生活を送って睡眠をしっかりとっていると妊娠に必要なホルモンが分泌されるといわれています。

ホルモンの分泌を促すには必要な栄養を摂ることも大切になるため、栄養やホルモンの不足が心配なときには早めに医師に相談するといいでしょう。

就寝時間が22時45分より遅くなると、不妊症のリスクが有意に高くなることがアメリカの国民健康・栄養調査(NHANES)から明らかになりました。この研究は、2015~2020年のアメリカの国民健康栄養調査(NHANES*)から女性3,903人のデータを抽出し、就寝時間と不妊症との関連を分析したものです。

分析の結果、不妊症リスクに影響を及ぼす因子(年齢、人種、睡眠時間、ウエスト周囲長、婚姻状況、教育、BMI、喫煙状況、飲酒状況、身体活動総時間)を調整した後、就寝時間と不妊症との間には相関関係が認められ、その分岐点は22時45分でした。

22時45分までは就寝時間と不妊症リスクとの間に関連は認められませんでしたが、それ以降では、就寝時間が遅くなるに伴って不妊症リスクも上昇することがわかりました。

また、年齢、BMI、ウエスト周囲長、身体活動総時間、婚姻状況、喫煙状況、飲酒状況、睡眠時間といった要素との関連について調査したところ、BMIが高く、就寝時間が遅い人は、BMIが低い人よりも不妊になりやすいことがわかりました。

不妊とストレス

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊とストレスについてです。

妊活中に感じるストレスは、心身の健康に大きな影響を与えることがあります。特に、ストレスによってホルモンバランスの乱れや自律神経の不調を起こし、妊娠の可能性を下げることも。

妊活が長引くと、妊娠できないことへの焦りが日に日に増し、大きなストレスとなります。絶対に妊娠できる不妊治療は存在しないため、「この不安がいつまで続くのか……」と見通しが立たず、精神的に不安定になるケースもあるでしょう。努力と結果が結びつかないことで焦る場合も多くあります。

食事管理や体調管理、不妊治療などさまざまな努力を重ねても、思うような結果が出ないことが続くと、やる気が出なかったり、しんどい気持ち、やるせない気持ちになったりすることもあるでしょう。

妊活と仕事の両立も、大きなストレスの原因になり得ます。

不妊治療を行う場合、治療法によっては月に何度も通院しなければなりません。採卵のタイミングによっては急に休暇を取らなければならず、その度に気を遣ってストレスが溜まることもあるでしょう。

また、不妊治療と仕事を両立させるのは、妊活に理解のある会社でないとなかなか難しいといえます。妊活に理解のない会社の場合、働きづらくなって最終的に退職しなければならないケースもあるでしょう。

しかし、不妊治療には多額の費用がかかるため、そう簡単に仕事を辞められるわけでもありません。そのため、不妊治療と仕事の板挟みになり、大きなストレスを抱える可能性があるでしょう。

妊活中には、周囲からの何気ない言葉がストレスとなることもあるでしょう。

例えば、「まだ妊娠しないの?」といった言葉は、周りからすれば何気ない質問かもしれませんが、本人は責められたように感じる場合もあります。また、SNS等で他の人の妊娠報告を見て、意図せず傷つくこともあるでしょう。

このような発言や状況に直面すると、妊娠できない自分に対して罪悪感を覚えたり、自己嫌悪に陥ったりする可能性があります。

不妊治療にかかる費用も、妊活中にストレスを感じる原因の一つです。不妊治療にかかる費用は、治療の種類によっては高額になることがあります。

特に、体外受精や顕微授精などの高度不妊治療を行う場合、1回の治療費が数万円から数十万円に及ぶことも。妊活が長引くにつれて経済的な負担が増すため、「このまま治療を続けていいのだろうか…」と焦りや不安を感じやすくなるでしょう。

また、不妊治療には保険適応が受けられるものもありますが、年齢や治療回数に制限がある場合があります。そのため、期間や回数の間に結果を出さなければならないプレッシャーから、ストレスが溜まりやすくなるのです。

妊活中にストレスを感じると、妊娠に次のような影響を与える可能性があります。

妊活中にストレスを感じると、「コルチゾール」や「プロラクチン」といったストレスに関連するホルモンが増加し、ホルモンバランスが乱れやすくなります。

これらのホルモンは、女性ホルモンの分泌を抑制する作用があるため、排卵のタイミングがずれたり、月経不順が起こったりする可能性があるのです。

排卵のリズムが乱れたり、月経不順になったりすると、妊娠に適したタイミングがわかりにくくなり、結果的に妊娠確率が下がる可能性もあるでしょう。

自律神経が乱れるのも、妊活中のストレスによって起こりうる影響の一つです。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、これらのバランスが悪くなると心身のさまざまな不調を引き起こし、妊娠のしやすさに影響する可能性があります。

そのため、妊活を成功させるためには、自律神経がきちんと整っている方が望ましいです。

しかし、ストレスのある状態が続いていると交感神経と副交感神経が正常に働かず、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると、以下のような不調を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

手足が冷える

便秘気味になる など

自律神経が乱れると血流が悪くなり、子宮や卵巣の働きを悪くします。そのため、ストレスによって自律神経が乱れると、受精や着床がスムーズに進まなくなる可能性が考えられるのです。

また、自律神経の乱れは体全体の健康状態にも影響を及ぼすため、妊活中の女性にとって自律神経のバランスを保つことは非常に重要といえるでしょう。

ストレスをケアして妊娠を助けるためには、定期的な運動をおすすめしています。特に筋トレに取り組むとよいでしょう。筋トレをすると成長ホルモンが出て、卵子の成長にもつながります。糖代謝が改善して卵子の質がよくなった方もいます。また、体の血流がよくなるので血流に乗ってホルモンの流れもよくなります。

自律神経を整えるヨガもおすすめです。心と体、両方のバランスを整えることができるでしょう。また、体幹や太ももを鍛えるスクワットも効果的だと思います。ゆっくりとスクワットをすると、少ない回数で筋トレになるのでおすすめしています。

排卵日の後に“着床しやすいように”と動かずにじっとしているという方もいらっしゃいますが、「むしろどんどん運動したほうがいいですよ」とお伝えしています。

食事は、バランスよく取ることをおすすめしています。特に月経量が多い方は鉄分不足になりやすいので、鉄分をしっかり取ることができる食事が大切です。鉄分が少ないとうつ状態になりやすくなり、さらに強いストレスを感じるようになるという悪循環に陥ってしまうこともあります。

また、妊娠を目指すためには、鉄分、葉酸、ビタミンDなどが豊富に含まれている食事が大切です。これらの栄養素は不妊治療中だけでなく妊娠してからも必要になりますので、どうしても不足してしまうという場合はサプリメントなどを上手に活用して補うよう心がけましょう。

ほかにも、鍼灸やマッサージを受ける方法もあります。心と体を癒やすことで、ストレスが和らぐと思います。また、ストレスで気分が落ち込んでいる方にアロマの香りを少し嗅いでいただくと、表情が急にパッと明るくなることもあります。

このように、ストレスをケアするためにさまざまな選択肢があるので、自分に合う方法を見つけていただきたいと思います。

5月病と不妊

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、5月病と不妊についてです。

休み明けの不調は、休みの間に食事や睡眠など、普段と異なる生活リズムで過ごしたことにより、体内時計が乱れて「時差ボケ」のような状態にあるために起きると考えられています。少しぐらいの体内時計の乱れは比較的簡単に取り戻せますが、長い間そのリズムを続けてしまうと、戻すのが大変です。休み明けのよくある症状をまとめました。

  • 朝起きられない
  • 胃腸の調子がすぐれない
  • 気分が憂鬱
  • 体がだるい
  • 頭がぼ~っとする
  • ちょっとしたミスが多くなる
  • いつもより肩がこる

普段、休み明けの調子はいかがですか?チェックした項目が多い人ほど注意が必要です。連休明けにも、是非もう一度ご自身の調子をチェックしてみてくださいね。

では、こうした症状を減らすためにどうすればよいでしょうか。休み中と休み明けに分けて、ポイントをご紹介します。

◎就寝時間にかかわらず平日と同じ時間に起きよう 

体内時計を整えるためには規則正しい生活をするのが一番! でも、休日は少しくらい夜更かししたり、朝はゆっくりしたいですよね。ゆっくり寝ていたい時はいつもの起床時間+2時間以内に抑えましょう。

◎疲れ気味の胃腸をいたわろう

外食やお付き合いでの飲酒など、胃腸に負担をかけていたなと思う方は、脂質の多いメニューやアルコール類を控え、消化の良いものを選ぶようにしましょう。

◎休み明けに楽しみを用意しておく

楽しみがあると、休み明けの憂鬱も少しは軽くなりますよね。 「休み明け初日に新しい靴や服を身に着ける」 「自分へのご褒美のスイーツを買っておく」 「友人や家族との約束を入れておく」もいいアイデアです。

◎入浴はぬるめのお湯につかろう 

連休中に夜更かしが続くとなかなか寝付けないもの。お風呂に入ると体温が下がるタイミングで、スムーズに入眠することができます。また、ぬるめのお湯での入浴は気分もリラックスさせます。

◎テレビやスマートフォンなどを見るのは就寝1時間前まで

テレビやスマートフォンなどの明るい光を浴びると、脳が朝だと勘違いして、睡眠ホルモンの“メラトニン”の分泌を止めてしまいます。眠りが浅くなり、睡眠の質が悪くなるので注意しましょう。 

◎いつもより15分早く起きよう

15分早めに起きることで、準備にゆっくりと時間をかけたり、気持ちを平日モードに切り替える余裕が生まれます。たまっている仕事なども「朝早く来てやろう」と思えるので、前日の夜にもんもんとするのを防ぐことができます。

◎朝ご飯を食べよう

朝ご飯を食べることは、1日の活動エネルギーとして働くだけでなく、体内時計をリセットするためにも効果的です。食べる時間帯もなるべく決まった時間に摂るとなおいいです。

◎太陽の光を浴びよう

普段、起き抜けに太陽の光を浴びると「目が覚める!」という方も多いのでは?実は体内時計のリセットにも太陽光は一役買っているんです。また、曇りの日でも外に出て散歩するだけで効果があるそうですよ。

◎眠い時、集中力が切れそうな時はガムでリフレッシュ

それでも日中眠くなる、集中力が続かない…という時の、お助けアイテムが“ガム”です。顔の筋肉、歯の付け根からの刺激、味覚、触覚など多くの刺激が脳へ持続的に働きかけるので、長い時間集中力をキープできます。 

◎休み気分が抜けていなくても焦らない

休み明け早々はいつもの調子が出なくて当たり前。 「まずは今日1日」と少しずつ調子を取り戻していきましょう。ご自身でスケジュールを調節できる場合は、初日にあまり大事な予定や仕事は入れず、無理はしないことも大切です。

脳のストレスで頭に血が行くと書きましたが、そうすると本来子宮卵巣に行くはずだった血液が行かなったり、子宮卵巣にいっている毛細血管も収縮してしまいますそうすることで、さらに血流が行かず冷えてしまったり、せっかくとった栄養が届きづらくなってしまいます。五月病の原因である頭に血が行ってしまっている状態が続くと、低温期に体温が高くなりすぎてしまい卵がうまく育てられないなど、卵の質にかかわってきてしますのです。このように、妊娠していくうえで不利に働いてしまうのでしっかり頭のストレスをとりましょう。

別名「百の数、数多くの気(血液)が出会う処」と書きます。すなわち、体中の血液がこの「百会」を通過するという意味になります。 全身の血流を促進し、頭痛や重だるさを、不眠症、たちくらみ、を解消してくれます。 探し方→頭のてっぺんと左右の耳を繋いだ線の延長上 に交わる部分に位置します。

東洋医学で言う心包("心"=精神状態、自律神経系を守っているもの)とつながっていて、胸から胃にかけての痛みや不快感を治す効果があります。緊張感を和らげ、乗り物酔い、二日酔い等にも効果的です。 探し方→内側手首を曲げたときにできるシワから指3本分です。縦2本のすじの間にあります。

東洋医学では"心系のツボで、心の役割は血液を全身に送り出すだけでなく、精神面をコントロールする中心的な役割を担っているとされます。 精神的にリラックスさせ、上半身のほてり、動悸、むくみなどに効果的です。 探し方→小指側で手首の内側、折れ曲がるシワの線上にあります。

中国語で、不眠を表したツボの名前です。深い眠りにつけ、むくみにも効果があります。足裏を刺激すると血液や水の循環に効果的で、熱く感じるまでお灸をするのがおすすめです。 探し方→かかとの真ん中。かかとエリアがわかりにくい人は、親指と人差し指で輪を作り、かかとを丸く囲んだその中央です。 腰や、背中でなく自分でも触れる頭や手、足裏なのでぜひ、体の癒しツボをゆっくり押してリラックスしてみてください。

妊活 ビタミンⅮ

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、妊活 ビタミンⅮです。

ビタミンDに関するさまざまな論文をもとに、ビタミンDが「十分にある人」と「不十分または不足している人」の対比表をまとめました。

十分にある人↔︎不足・欠乏している人

  • 着床率:高い↔︎低い
  • 流産率:低い↔︎高い
  • 出生率:高い↔︎低い
  • 不妊症のリスク:低い↔︎高い

ここからはビタミンDが妊娠率にどのように影響を与えているのか、時期別に詳しく解説しますね。

体内にビタミンDが十分にあると、妊娠にいたるまでの期間が短いという報告があります。

血液中のビタミンD濃度と妊娠率を比較したアメリカの調査では、血中ビタミンD濃度が10ng/ml増加するごとに、妊娠率が10%増加すると報告されています。

血液中のビタミンDの濃度と妊娠するまでに6か月以上かかる確率についての報告は次のとおりです。

血液中のビタミンD濃度( ng/ml ) 妊娠までに6か月以上かかる確率( % )

  • 20ng/ml未満     51%
  • 30-40ng/ml        28%
  • 50ng/ml以上     15%

ビタミンD不足である20ng/ml未満の人は、半年で半分の人しか妊娠にいたっていません。一方で、ビタミンDが十分に摂取できている50ng/ml以上の人は、半年を待たずに妊娠にいたっていることがわかります。

実は、日本人の平均的な血中ビタミンD濃度は11.4 ng/mLと報告されていて、多くの日本人がビタミンD不足です。ビタミンDは、不妊治療の際にも確認される重要な項目なんですよ。

ビタミンDは骨をつくるはたらきの他に、免疫系に作用して受精卵の着床率を高めるはたらきをしています。

受精卵はママの体にとっては異物です。正常に免疫機能が働いてしまうと、受精卵は異物として排除され、子宮内膜に着床できません。そこで、受精卵が着床する部分には、ママの免疫を抑える物質がつくられます。この免疫を抑える物質を作り出すのに、ビタミンDが関係していると考えられています。免疫と妊娠に関する研究において、不妊症患者が3か月間毎日1000IUのビタミンDを摂取したところ、血液中のビタミンD濃度が30ng/mL以上まで上昇しました。すると、体内の免疫をつかさどる物質のバランス(Th1/Th2細胞比)が改善されて、妊娠にいたるケースが報告されたのです。ビタミンDは受精卵がママの体から異物として排除されるのを防ぎます。ビタミンDにより大切な赤ちゃんを受け入れる体がつくられ、妊娠力がサポートされるのです。

30代・40代の妊娠確率が低下する要因として、卵子の数の減少や質の低下・婦人科疾患にかかりやすい年代が挙げられます。実際の妊娠データからも、女性の妊娠年齢が妊娠に影響する結果がうかがえます。そこでこの記事では30・40代の妊娠確率と、40代でも妊娠しやすい人の特徴、妊娠確率を高める生活習慣について解説します。

不妊治療を受けている女性の着床率、妊娠率、出生率、化学流産率、自然流産率とビタミンD血中濃度の関係を調査した研究結果を見てみましょう。イギリスで行われた調査です。

着床率・妊娠率・出生率においては、ビタミンD血中濃度が高いほど、よい結果が得られています。

逆に、血中濃度の低い群においては流産率が高くなる傾向も確認できました。

ビタミンDは、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの早産リスクを高める病気の予防効果も見込めます。妊娠力と妊娠の継続をサポートし、妊娠中に起こる病気の予防にも役立つ重要な栄養素といえるでしょう。

「令和元年国民健康・栄養調査報告」によると、30〜39歳のビタミンDの平均摂取量は5.2μg/日。目安量である8.5μg/日にはまったく足りていません。同じ資料で日本人の平均摂取量は6.9μgと報告されていて、実は日本人全体でビタミンD不足が問題視されているんです。日本人は欧米人のようにサプリメントを摂取する習慣が少ないことも原因として挙げられています妊活・妊娠中はとくに、ビタミンDの適正な摂取を意識したいですね。

①まずは食生活を振り返り、積極的に摂りましょう

ビタミンDには2種類あり、ビタミンD2は植物由来、ビタミンD3は動物由来のものです。ビタミンD2はキノコ類に多く含まれており、干しシイタケとまいたけに特に多く含まれています。ビタミンD3を多く含む食べ物は、しらす干し、いくら、サケ、マグロ、鯖などの脂肪の多い魚やきのこ類に多く含まれ、卵や豚レバーなどにも少量含まれています。

②日光を浴びる

紫外線を長時間浴びると皮膚や目にダメージを与えてしまうため危険ですが、10~20分程度、週に2、3回日光浴を行うことでも確保されると言われています。

③ビタミンDサプリを摂る

ビタミンDが欠乏している方はサプリメントをお勧めします。

1日の摂取目安量として8.5μg/日、上限量100μg/日となっています。血中25(OH)D濃度は30〜50ng/mLを維持するためのビタミンDの投与量はそれぞれ異なりますので、微調整が必要です。飲んでいるから大丈夫と思わず、必ず採血により確認を行ってください。尚、ビタミンDは分けずに一度にまとめて摂取した方が吸収が良いです。

ビタミンDは脂溶性ビタミンであり、多量の摂取を続けると高カルシウム血症など人体に悪影響を及ぼすこともありますので、サプリメントの過剰摂取には気をつけましょう。

ビタミンD濃度が高いほど、自然妊娠率も体外受精成績も高まると報告されています。また、妊娠した場合にも、ビタミンD欠乏と流産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病との関連性が示されており、免疫力維持のためにもビタミンDは重要です。日光浴や食生活だけでビタミンDを充足状態まで到達させるのは容易ではないので、不妊治療中の方も妊娠中の方も、ビタミンDサプリメントを是非取り入れてみて下さい。