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春の不調について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、春の不調についてです。寒い冬が終わり、ポカポカと暖かな春がやってきています。色とりどりの花が咲き、ココロもからだも穏やかに過ごせそうですが、中には体調不良を感じる方もいるようです。あなたが感じているその不調は、実は自律神経の問題かもしれません!!自律神経を調えて、穏やかで快適な毎日を過ごしていきましょう。「だるい」「疲れやすい」「食欲がない」こんな症状を感じる方の中には、自律神経のバランスが乱れていることで起こっている症状の場合があります。

自分自身で調整できない神経。身体の状態を一定に保つために(体温を一定に保つなど)意思とは無関係に働きます。生きていくために必要な神経です。

◎交感神経:活発に活動させる時に働く神経です。

◎副交感神経:ゆったりとリラックスする時に働く神経です。

この交感神経と副交感神経の2つの神経によって毎日の身体のリズムはつくられています。

2つの神経の切り替えが、うまくいかなくなると不調を感じやすくなります。夏は副交感神経、冬は交感神経が活発に働いています。冬と春の季節の変わり目は、寒かったり暖かくなったりと、気温差が大きくなります。この気温差に身体の調節機能がうまく働かないと不調を感じるようになるのです。その他の要因として、春は新しい環境に変わることが多くあり、ストレス度が高くなりやすいことが影響することもあります。

季節の変わり目でも穏やかに、快適に過ごせるように、日々の生活の中でのポイントをご紹介します。

ポイントは、和食のイメージです。ごはん、汁物、おかず(主菜、副菜)です。ワンプレートの食事であったとしても、そのお皿の中でバランスがとれていればOKです。 例えばパスタなら、パスタだけでなくサラダをプラスしましょう。和食なら、丼ぶりより定食を選択しましょう。 忙しいと食事の内容が偏りやすくなります。ついつい手軽な物で済ませてしまうこともあると思いますが、偏った食事で必要な栄養がとれなくなると身体に不調が出やすくなります。 忙しいからこそ、単品メニューではなく、プラス1をした、偏りのない食事を意識していきましょう。

睡眠中は、副交感神経が働いて心身の疲れをとっています。睡眠時間が短いと、しっかり休まらないだけではなく副交感神経と交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。生活の中で睡眠時間を確保することを意識することが必要です。寝る前の強い光は副交感神経の妨げになるので、寝る1時間前くらいは、照明を少し暗くしておくといいでしょう。携帯電話の光も強いので、寝る直前まで携帯を操作することはさけましょう。

お風呂にゆっくりつかることも、睡眠と同じくらい副交感神経が働きます。入浴のポイントは、ややぬるい38℃~40℃のお湯につかることです。熱いお湯は交感神経を高めてしまいますので注意しましょう。入るタイミングは、食後1時間以上はあけて入りましょう。

ココロとからだをゆっくりと休ませることが大切です。リラックスできる“もの”や“こと”を見つけていきましょう。

精神的ストレスは自律神経を不安定にさせます。ストレスを解消するためにも、笑って過ごしたいですね。職場と家だけではなく、友人や趣味の仲間など、笑顔になることができる場を見つけてみましょう。

黄砂について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、黄砂についてです。

黄砂とは、中国などの砂漠や乾燥地帯の砂塵が砂嵐などによって上空に舞い上げられ、偏西風によって日本に運ばれてくる粒子状の砂、あるいはそれらの気象現象のことです。元々は砂…にも関わらず、黄砂の多い時季になると体調を崩したり、アレルギーのような症状が出るのはどうしてでしょうか。黄砂そのものは粒子状の砂なので、アレルギー物質ではありませんが、大気中の汚染物質やアレルギーを引き起こす微生物などが付着しているといわれています。そのため、アレルギー反応を敏感にさせたり、粒子が小さいため、肺や気管に入り込み、健康に様々な影響を及ぼす可能性があることもわかっています。対策としては、何よりも「持ち込まない」「吸い込まない」この2つがポイントです。では日常生活の中でどんなことに気をつければよいか、詳しく見ていきましょう。

  • 窓の開閉や換気は最小限にしましょう
  • 洗濯物は部屋干しにしましょう
  • 空気清浄機を利用しましょう
  • おそうじは掃除機でなく水ぶきしましょう
  • 飛散量が多い日や時間帯は外出を控えましょう

その日の黄砂の飛散量は気象庁のHPでも確認することが出来ます。

  • 帽子をかぶって、髪は束ねましょう
  • ほこりを払いやすい、つるつるした生地の服を着ましょう
  • メガネやマスクを着用しましょう
  • 服や帽子についた黄砂をブラシで払ってから家に入りましょう
  • うがい、手洗い、洗顔をしましょう

黄砂対策と花粉症対策には大きな違いはありませんが、黄砂は花粉より粒子が小さいため、花粉用のマスクでは粒子が通過してしまいます。

外に出るときに心がけたいのが、メガネやマスクの常備です。そして、黄砂による体調不良を軽減させるためには、マスクは正しく付けることが大切です。どんなマスクでも、ただ単にマスクを付けるだけでは、顔とマスクとのすき間から黄砂が入り込みやすくなり、フィルター効果が半減してしまいます。

ポイントは、顔にフィットさせてすき間を作らないこと!すき間の空きやすい部分は次の3点です。

①鼻の部分・・・鼻の部分のワイヤーは、指で押さえて鼻の形に沿わせましょう。あらかじめワイヤーを折り曲げておくと、さらにフィットしやすくなります。

②左右の側面・・・側面は一番すき間が空きやすい部分です。耳のひもが長い場合は、結ぶなど調節して顔と密着させましょう。

③あごの部分・・・プリーツ式のマスクの場合、下あごまで包むようにかぶせましょう。伸ばしすぎるとすき間が出来ることがあるので、注意が必要です。

※詳しい着用方法については、それぞれマスクに記載された内容をご確認の上、ご使用ください。

黄砂や花粉といえば、「いかに入り込ませないか」「除去するか」といった体の外からの対策に目が向きがちですが、黄砂・花粉対策には、私たちの体の中に備わっている免疫機能も関係しています。「季節の変わり目は体調を崩しやすい」といいますが、春は特に寒暖の差が大きい季節。免疫機能も低下しやすいのです。黄砂や花粉などによるアレルギー症状を少しでもやわらげるためには、日頃から体内の免疫機能を整えておくことも大切です。疲れが出やすい今の時季だからこそ、体の中からもしっかり対策しておきましょう。

春の紫外線について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、春の紫外線についてです。

春のやわらかな日差しと爽やかな風が心地よい今日この頃。みなさんは、お花見を楽しまれましたでしょうか?

お出かけには気持ちのよい季節ですが、気を付けたいのが紫外線です。紫外線は、春からどんどん増えていき、私たちの体に様々な悪い影響を及ぼします。美容や健康の為に、春からしっかり紫外線対策をしていきましょう。

紫外線は、地表に届く太陽光線のなかで、もっとも波長の短いもので、波長の違いによって、UV-A波、UV-B波、UV-C波の三種類に分類されますが、UV-C波は地上には届いていません。

UV-B波は、皮膚の表皮に届き、皮膚や眼に有害で、日焼けを起こしたり皮膚がんの原因になります。

 又メラニンを増加させて日焼けによるシミ・ソバカスの原因をつくります。

UV-A波は、皮膚の深い真皮層まで届き、肌の弾力を作るコラーゲンやエラスチンを破壊するため、しわやたるみなどの肌の老化を引き起こす原因となります。

紫外線は一年を通して、地上に届いていて、肌にダメージを与えています。

紫外線は「夏」というイメージがありますが、紫外線量は5月~9月頃までが特に多く、春から紫外線対策をしておく必要があります。

あなたは紫外線について、どのくらい知っていますか?〇×で答えてみてください。

  1. 家のなかにいれば、日焼けはしない
  2. 曇った日は、紫外線の心配はない
  3. 赤ちゃんの日光浴は健康のため必要
  4. 日焼け止めクリームは、何度か塗りなおすことで効果が持続する
  5. サングラスは紫外線防止には有効
  6. 朝と夕方の日差しは、気にする必要はない
  1. 結果 ×
    家の中にいても紫外線は窓ガラスを通して部屋に入ってきます。洗濯物を干している時など、注意が必要です。
  2. 結果 ×
    薄い雲の場合は、紫外線の80%が通過します。曇りの日でも、紫外線対策をしましょう。
  3. 結果 ×
    以前は、赤ちゃんの健康のために必要だといわれていた日光浴ですが、最近では日光浴を積極的にしなくても、カルシウムを合成するのに必要なビタミンDが食事から摂取できることができるようになり、逆に紫外線の悪影響の方が心配ということがわかってきました。
  4. 結果 ○
    日焼け止めクリームは汗をかいたりして、知らないうちに取れていることも多いため、数時間おきに塗りなおすことが必要です。
  5. 結果 ○
    目から紫外線が入ると脳が感知し、それがシミの原因 になっているのです。サングラスは、目に紫外線が入るのを防いでくれる 役割があります。色の黒いものよりも UVカット率 を参考に選びましょう。
  6. 結果 ×
    目から紫外線が入ると脳が感知し、それがシミの原因 になっているのです。サングラスは、目に紫外線が入るのを防いでくれる 役割があります。色の黒いものよりも UVカット率 を参考に選びましょう。

食物アレルギーについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、大人でも起こりうる食物アレルギーについてです。

「食物アレルギー」と言えば、小さな子どもが引き起こすものを思い浮かべる方が多いかもしれません。

大人になって、急に発症する食物アレルギーのことをご存じでしょうか?今まで普通に食べていたものでも、免疫が過剰に働いてしまい、様々なアレルギー症状が起こります。

軽い症状だと、蕁麻疹、咳、喉のイガイガ感。

重い症状だと、呼吸困難、意識障害、下痢、アナフィラキシーショック(意識障害など緊急性が高い症状のこと)など。症状によっては、命に係わる場合もあります。原因となる食品は年代によって異なり、18歳以上の場合は「甲殻類、小麦、魚類、果物類、大豆」が多いと言われています。

新鮮な果物や野菜を食べた時、口の中がイガイガしたり、かゆくなったりすることがあります。こちらは、「口腔アレルギー症候群」と呼ばれ、花粉症との関連が非常に強いことがわかっています。花粉症の方は、花粉に含まれるたんぱく質(アレルゲン)に対して、過剰な免疫反応を起こします。花粉のたんぱく質と、果物や野菜に含まれるたんぱく質が似ていることから、新たなアレルギー物質と認識してしまうのです。

例:シラカバ花粉―リンゴ、モモ、さくらんぼなどのバラ科の果物

:イネ科花粉―メロン、スイカなどウリ科の果物

※加熱された加工品や市販のジュースではほとんど起こりません。

食べただけでは症状は起きなくても、食後に運動が加わることによってアナフィラキシーショックが起こる場合があります。こちらは<食物依存性運動誘発アナフィラキシー>と呼ばれます。

運動によって腸での消化や吸収に変化が起き、アレルゲンが吸収されて起こると言われています。

<予防法>

①原因になりやすい食品を食べた後2時間は運動を避ける(可能なら4時間)

②皮膚などに違和感があった時点で運動を中止して休憩する

大人の食物アレルギーは治療方法が確立していないため、いったん発症すると原因食品を避けるほかありません。

体調不良がきっかけになることも多いため、疲労やストレスが溜まっているときに無理をしないことも、予防のひとつと言えるでしょう。

花粉症について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は花粉症についてです。

花粉症とは、花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応の総称です。一般的に花粉症の四大症状とされる、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみに加え、皮膚や喉に不調をきたすこともあります。「アレルギー性鼻炎」、「アレルギー性結膜炎」、「アレルギー性皮膚炎」、「アレルギー性咽喉頭炎」など、そのアレルギーの原因が花粉であるものは花粉症ということになります。

まだまだ寒いこの3月の花粉症は、風邪と間違われることがあります。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状は風邪の症状と共通しているからです。花粉症か風邪かを判別するための一つの指標として「鼻水」を観察しましょう。風邪の鼻水は、最初は透明でサラっとしていても、数日で黄色くドロっとしたもの(細菌やウイルスと戦った白血球の死骸を含んだもの)に変化します。

数日経っても透明でサラッとした鼻水だとしたら花粉症の可能性が高いでしょう。

風邪にしても花粉症にしても、私たちは免疫システムにより外敵から体を守っています。花粉は自然のものなので、普通なら、鼻の粘膜にある腺毛の働きによって排出されて終わりなのですが、花粉症は、花粉が異物(アレルギーの原因となる抗原)として認識され、花粉に対する抗体(IgE抗体)が過剰生産されることで起こる免疫の過剰反応です。IgE抗体は、花粉症以外のアレルギー疾患とも関係していて、IgE 抗体が作られやすい体質はアレルギー体質とされています。

花粉症で問題になるのはQOL(生活の質)の低下。たとえば、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの花粉症の症状は、集中力や判断力、作業能率を低下させます。なかでも、鼻づまりは、睡眠障害の原因にもなり、日中の疲労や眠気にもつながります。そこで、まずはセルフケア。花粉症を「防ぐ」、花粉症から「逃げる」、花粉症に対して「強くなる」ことを意識して、QOLを保ちつつ花粉症と上手に付き合いましょう。

花粉症の原因は花粉なので、花粉症の症状を和らげるには、花粉を防ぐことが重要です。

花粉症の原因とされる植物はたくさんありますが、日本で発症する花粉症の多くが2~4月頃に飛散するスギ花粉によるものです。ただ、北海道や沖縄にはスギがほとんど存在しないため、スギ花粉症はありません。

スギ花粉が多く飛ぶ時期だけ、北海道や沖縄へ逃げることができたら良いのですが、なかなかそうもいきません。

せめて、花粉が多い時間帯や気象条件から逃げましょう。スギ花粉は、一般的に昼前後と日没後に多くなります。気温が上がって、スギ花粉がスギ林から都市部へ飛んでくるのが昼前後。また、上空に飛んだ花粉が地上に落ちてくるのが日没後です。 花粉が多くなる気象条件としては、①晴れて気温が高い日、②空気が乾燥して風が強い日、③雨上がりの翌日。花粉が多い時間帯や気象条件では、なるべく外に出ないようにしましょう。

免疫力が低下すると花粉症にかかりやすくなります。免疫力を高めるには、睡眠と栄養バランスのとれた食事、適度な運動、そして、ストレスコントロールが有効です。

サウナの日について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、サウナの日についてです。

3月7日は「サウナの日」です。サウナ事業の発展・育成や、環境衛生の向上などに取り組む公益社団法人・日本サウナ・スパ協会によって制定されました。日付は、「サ(3)ウナ(7)」と読む語呂合わせから。サウナの魅力を発信し、健康な生活を送ってもらうことがおもな目的です。発汗によって交感神経・副交感神経などを整え、精神安定に効果があるといわれるサウナは、近年特に人気を高めています。また、毎年3月7日には、温泉施設やサウナ事業者をはじめ、さまざまな企業が「サウナの日」にちなんだイベント・キャンペーンを実施。興味関心を引きやすい商材のひとつでもあるため、認知拡大や利用促進を目的とした広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

サウナにも効果的な入り方があります。サウナを楽しむための正しい入浴方法のご案内いたします。

①まずは体を洗っておきます。

②次にお風呂に入って体を温めてます。

③サウナに入る前に体の水気をはらっておく。

サウナ前に体についた水分を拭いておくと、発汗効果が高まり、より汗が出やすくなります。

④いざ、サウナルームへ!

サウナ室には5分から~10分ぐらいを目安に入ります。我慢大会ではないので、くれぐれも無理はしないようにしましょう。 体調が悪くなったら場合はすぐにサウナ室から出ましょう。

⑤一旦サウナルームから出て、シャワーなどで汗を流します。

一旦サウナルームから出たら、シャワーや掛け湯などでかいた汗を流しましょう。 サウナから出てそのまま水風呂や湯船にドボンは御法度なんです。

⑥水風呂へ

汗を流したら水風呂に入って体をクールダウン。 水風呂が苦手な方もいらっしゃると思いますので、その場合は無理せず、低い温度のシャワーなどでも大丈夫です。水風呂の中では動かずにじっとしているのポイントです。

⑦デッキチェアなどに座って外気浴や休憩

水風呂の後は、少し休憩時間を取ります。露天の椅子などに座って外気浴をすることがおすすめです。水分の補給もしっかりとしてくださいね。

⑧再度サウナルームへ

⑨4~7のサウナと水風呂→外気浴・休憩のセットを繰り返す

この【サウナ】→【水風呂】→【外気浴・休憩】のセットを繰り返すことで、独特の脳の爽快なトランス状態(恍惚状態)、いわゆる「ととのう」「ととのった」状態を体感しやすくなります。サウナ室にいる時間は人によって差がありますが、10分×3セットやや15分→10分→5分とセットごとに短くするパターンになどがあります。自分に合ったととのい易いパターンを見つけてみるのおすすめです。

サウナに入っている時間は「10分くらい」「5分ぐらい」と最初から決めがちです。たしかに人にっよって最適なサウナ時間は異なります。よりベストな入浴時間は、脈が平常時の2倍になったら出るのが安全です。 また手や顔のほてりで温まったかどうかを判断するのではなく、背中の真ん中あたりや脊髄の温まりを意識するといいです。自分の体調と向き合いながら無理せずサウナを楽しみましょう。

サウナと言えば、サウナ後の水風呂も醍醐味の一つとなります。熱くなった体を水風呂で冷やすことで独特の爽快感が得られサウナ愛好家たちに人気です。サウナ後の水風呂はだいたい14℃前後が最適とされています。サウナで温まったカラダを水風呂で引き締めて、保温やととのいに導きましょう。

サウナの効果としては脳の爽快感や心身のリフレッシュ効果があります。 そして、「サウナー」ことサウナ愛好家たちの間では、「ととのう」という言葉がよく使用されます。この「ととのう」とは、サウナによる状態を表す言葉なのですが、サウナによる体の温めと水風呂での体のクールダウンの繰り返しにより、心身共に非常に調子がいいと感じられる体の状態のことをいいます。 脳がすっきりして体が軽くなり、感覚がリセットされたように感じる人もいるようで、サウナの醍醐味ともなっています。ちなみに11月11日は、「ととのいの日」となっています。

効果1 疲労感がとれる

サウナに入ることで強制的に思考を停止させられるため、脳がすっきりし、疲労感を防ぐことができます。また集中のスイッチが切り替わりやすくなるなどの効果がみられます。

効果2 決断力と集中力・ひらめき力が上がる

脳の働きを調べるMEGという機器を用いたとある実験では、サウナに入った後は脳波が正常化することが報告されています。 これは認知機能や集中力の向上につながるといえます。

※MEG(Magneto-Encephalo-Graphy)とは、脳内に発生する磁場の変化から脳の機能状態を解析する脳磁図記録と呼ばれる検査方法です。

効果3 感情をコントロールしやすくなる

サウナで人体を極限状態に置くことで自律神経が刺激され鍛えられていき、それにより日常生活でも交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われるようになります。 結果体調が改善し、メンタルが安定しやすくなるといわれています。

効果4 質のいい睡眠が得られる

サウナに入ると短時間で深い睡眠を得られるようになることに加え、日中の眠気も防げるという研究結果があります。

効果5 感覚が敏感になる

脳の頭頂葉の一部が活性化することで、味覚や触覚、嗅覚などの五感が敏感になります。食事も自然と薄味のものを好んで食べるようになり、自ずと健康的な食事になるので体にも良いとされます。

効果6 肩こり・腰痛・眼精疲労が和らぐ

サウナの温熱効果により凝り固まった筋肉がやわらぎ血流が増加することで、肉体を疲労させる物質を運び去りスッキリさせてくれます。 また、万病の元とされる炎症が減り、活性酸素が減少することも報告されています。

効果7 肌がきれいに・やせやすい体質に

サウナで汗をかいたり血流が促進されたりすることでお肌の保湿効果が高まったり新陳代謝が促進され、お肌の調子が整います。 また、甲状腺ホルモンが増加するので代謝が上がり、大量の汗をかくことで体の水分や不要な塩分も減らすことができるのでやせ体質になり、むくみをとることもできます。

メンタルヘルスの不調

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、メンタルヘルスの不調についてです。

柔らかい日差しに春の訪れを感じる3月は、人事異動や昇進など、社会生活の面で大きな変化を迎える季節です。新たに始まる日々に期待が膨らむ一方、変化には不安や心配ごとがつきもの。年度末ならではの忙しさ等も加わって、普段よりストレスをため込みやすい時期であるとも言えます。

そんなときにこそ気をつけたいのが、心の健康(メンタルヘルス)。忙しさや不安は目には見えないストレスとなって、あなたの身体にも悪影響を与えることがあります。

ストレスというと心労や過労など、嫌なことや辛いことをイメージする人が多いかもしれませんが、嬉しいことや楽しいことも含めて、日常のさまざまな出来事がストレスの要因になります。たとえば、職場では「人事異動」「昇進」「長時間労働」「人間関係のトラブル」、プライベートでは「住環境や生活の変化」「結婚や出産」「家族の病気」などです。適度なストレスは人間的な成長を促すものですが、ストレスが過剰になると、メンタルヘルスの不調をまねくだけでなく、身体疾患のきっかけになることもあります。

たとえば強いストレスが長く続くと、身体を安定した状態に保つように働く自律神経や内分泌系に異常が生じて血管に負担がかかり、血管病のリスクが高まることが知られています。

1.自律神経・内分泌系の異常が代謝機能を乱す

→血圧や血糖値が上昇する
→コレステロールなどの血中脂質の異常が起こりやすくなる

2.血液中の赤血球が増加する

→心筋梗塞や脳卒中の原因となる「血栓」ができやすくなる

恐ろしいのは、強いストレスは、時に心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気の引き金になることがある点です。

たとえば何かの試験を受ける際などには、脈が速くなったり、血圧が上がったりしますが、これは「失敗しないように」という心理的な刺激が脳から心臓に伝わるために起こるものです。軽いストレスでもこうした身体変化が起こるのですから、特に動脈硬化症や心臓病といった持病のある人が強いストレスを受けたときに、脈拍が増加し、血圧が急上昇して、狭心症発作(胸痛)や心筋梗塞を起こすケースもあります。また、脳卒中の最大の要因は高血圧なので、やはり強いストレスが発症の引き金になることがあります。

自分の「ストレス反応」に気づいたら、休養や気分転換をするなど早めのセルフケアでストレス解消を促すことが、メンタルヘルス不調の予防、さらには血管病をはじめとした身体の不調を防ぐことにもつながります。

体温について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、体温についてです。

寒い毎日が続く中、身体がなかなか温まらず、冷えきっていませんか。冬の冷たく乾いた空気の中では、風邪や感染症などのウイルスも活発になっています。体温を上げて免疫力を高めることが、健康を守ることにつながります。

 健康的な人の平熱は、36.5度~37.度程度と考えられています。思っていたよりも高いと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。近年、大人だけではなく、子どもにも36度以下という低体温の方が増えています。また、高齢になると体温は低くなりがちで、風邪をひいても熱があまり高くならないことがあるので注意が必要です。ご自分の平熱は、朝・昼・夜の体温を測って、平均を出すとよいでしょう。

 低体温になると、血流が悪くなり、免疫力も低下。身体に入り込んだウイルスや細菌に対応できず、発病しやすくなってしまいます。逆に体温が上がると、血流が良くなり、約60兆個もの細胞に栄養と酸素がいきわたり、老廃物の排出もスムーズになります。体温を1度上げると、免疫力は5~6倍アップするといわれています。血流が良くなると、免疫を司る白血球の動きが活発になり、病気から身体を守ります。

 年齢とともに、平熱は低下する傾向にありますが、それでも運動や食事、服装などに気を配ることで、体温アップが図れます。実際に、どんな風に「温活生活(体温アップ対策)」をしたら良いのか、まとめてみました。

 体温を上げるには、筋肉をしっかりと鍛えること。中でも、大きな筋肉がつきやすい太ももを鍛えることは、体温アップを後押ししてくれます。1日10回のスクワット、1日30分のウォーキング(できれば坂や階段のあるところ)など、毎日少しでも身体を動かすことが筋肉量を増やします。

 飲み物は、なるべく常温や温かいものを摂るようにし、身体を温めるショウガやネギ、ニラ、カボチャ、卵、レバー、チーズなどを食事に摂り入れましょう。食事後は体温も上がるので、朝ご飯を抜いたりせず、3食きちんと食べることが大切です。

 肌着を厚手のものにしたり、タイツや靴下、ネックウォーマー(マフラーのようなもの)をプラスしたりして、寒さが入り込むのを防ぎましょう。また、いつもの靴下の中に、シルクの5本指靴下(冷えとり靴下)を合わせて、重ねばきするのもおすすめ。末端から冷えるのを防いでくれます。

 じっとしていると冷えやすいこの時期は、なるべく温かいものを食べて動くようにし、身体の中から温める努力を! 少しずつでも体温を上げることで、体調や肌つやにもうれしい変化があるはずです。

ヒートショックについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、ヒートショックについてです。

暦の上では立春を迎える2月。とはいえまだまだ真冬日を記録することもある、寒さ厳しい季節です。このような時季に気をつけたいのが「ヒートショック」。ヒートショックとは、気温の低い屋外から暖かい屋内への移動や、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な環境温度の変化によって、血圧が上下に大きく変動することをきっかけとして起こる、健康被害の総称です。

ヒートショックは、特に冬季の入浴時に起こりやすいことが知られています。暖房をしていない脱衣場や浴室では室温が極端に低くなりがちで、こうしたなかで衣服を脱ぐと、急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、血圧が急激に上がります。温かい湯船に入れば、今度は血管が拡張して、血圧が急激に下がります。このような入浴に伴う温度差が血圧を大きく上下させるために、失神や心筋梗塞、脳梗塞が起こったり、その結果として湯船で溺れ、命を落としてしまうこともあるのです。

厚生労働省によると、家庭の浴槽で溺れて亡くなる人の数は、2004年には2,870人であったのに対し、2015年には4,804人となり、およそ10年で約1.7倍に増加しています。そして、このうちの約9割を65歳以上の高齢者が占めています。高齢になると血圧の変動が生じやすくなり、体温を維持する機能も低下するため、ヒートショックの影響を受けやすいと考えられることから、65歳以上の人は特に注意が必要です。また、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの動脈硬化リスクがある人、肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある人も、ヒートショックの影響を受けやすいため、ぜひ意識して対策を心がけましょう。

ヒートショックを防ぐためにできる工夫を表1にまとめました。できることから取り入れて、ヒートショック対策を行っていきましょう。

(1)入浴前に脱衣場と浴室を暖かくしておく

脱衣場に小型のヒーターを設置したり、浴室内の壁に温水シャワーをかけるなどして温度と湿度を上げましょう。湯船のお湯張りをシャワーで高めの位置から行うのも、浴室全体を暖めるのに役立ちます。

(2)湯船につかる前に、シャワーやかけ湯で体を温める

寒いからと急に湯船につかるのは危険です。シャワーやかけ湯で徐々に体を温めましょう。また、入浴後は、浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。

(3)湯船の温度はぬるめ(41℃以下)とし、長湯を避ける

湯船につかっている時間は10分以内を目安に、入浴全体の時間も長すぎないようにしましょう。

(4)入浴前後には、コップ一杯の水分補給を

脱水を避けるために、水分補給も忘れないようにしましょう。

(5)入浴前のアルコール・食後すぐの入浴は控える

アルコールや食事は一時的に血圧を下げるため、直後の入浴は控えたほうがよいでしょう。

(6)血圧が高いときには、入浴を控える

収縮期血圧が180mmHg以上または拡張期血圧が110mmHg以上の場合は入浴を控えたほうがよいでしょう。

(7)家庭内で「見守り体制」をつくる

高齢者や持病のある方は特に、入浴前に同居者に一声かけましょう。また同居者は、いつもより入浴時間が長いときには入浴者に声をかけましょう。

国土交通省はヒートショックを防ぐための住宅環境として、次のような温度条件を紹介しています。住まいのなかで寒さや温度差が気になる場所があれば、この値を参考に改善をはかるのもよい対策です。

部屋の温度:15℃以上、28℃以下に保たれている。洗面所、浴室、トイレの温度:冬季で20℃以上

暖房器具の適所への配置や市販の断熱・防寒対策グッズの活用、家屋の断熱改修など、屋内の温度差を緩和するための方法は様々あります。ご自身の住まいに合った方法を上手に取り入れて、まだまだ寒さの厳しい2月を元気に乗り切りたいですね。

冷え込む2月は食事から栄養を摂取しよう

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、冷え込む2月は食事から栄養を摂取しようです。

2月の初旬は1年で一番寒くなる時期です。また、2月下旬ごろになると冬と春を行き来するように気温が変化するため、寒暖差や気圧の変動で体調を崩しやすくなります。体調管理には、毎日の食事がとても大切です。栄養価が高い旬の食材を食べて、おいしく栄養補給をしてはいかがでしょうか。

以下に2月の旬の食材をご紹介します。

サバにもさまざまな種類がありますが、一般的に食べられているのがマサバという種類のサバです。12月から2月に獲れるマサバは「寒サバ」と呼ばれ、もっとも脂がのっていておいしい時期です。サバに含まれる必須脂肪酸(EPA・DHA)は、血液をさらさらにする効果や、脳の活性化をサポートする効果があるといわれています。また、丈夫な骨を作るために欠かせない、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれています。旬のサバは、サバのみそ煮や塩焼きで食べるのがおすすめです。他にもオーブン焼きやトマト煮など、洋食とも合いますよ。

ひらめは、寒くなる晩秋から初春に旬を迎えます。なかでも冬が最も脂がのりつつ身が締まっておいしい時期です。低脂肪で高たんぱくのため、比較的ヘルシーな魚です。他にも、老化防止に期待できる抗酸化作用のあるセレンやビタミンE、骨を形成するために必要となるビタミンDが多く含まれています。旬のひらめは、刺し身はもちろん、煮付けにしてもおいしいですよ。ひらめは淡泊なので、和食だけではなくソテーやムニエルなどの洋食にも適している魚です。

シラウオの旬の時期は、2月ごろから4月の春先までです。シラウオは骨を含めて食べられるため、カルシウムやマグネシウムなど、骨を丈夫にするために欠かせない栄養を摂取することができます。シラウオは傷みやすいため、基本的に市場に出回っているのは釜揚げされたものがほとんどです。釜揚げされたものをそのまま食べても良いですし、天ぷらやかき揚げ、卵とじにして食べるのもおすすめです。

出荷時期によって種類が分類されるキャベツ。よく知られているのが春キャベツと冬キャベツです。2月に旬を迎える冬キャベツは、しっかりと葉が巻かれていて煮崩れしにくいのが特徴です。葉がしっかりしていて甘みもあるため、鍋の具材としてはもちろん、ポトフやロールキャベツといった煮込み料理にするのもおすすめです。

キャベツには、ビタミンに似たキャベジン(別名:ビタミンU)という、キャベツから発見された成分が含まれています。このキャベジンは、胃腸の粘膜を丈夫にしてくれるなど、胃腸障害の予防に役立つといわれています。

高菜の旬は、12月から3月ごろといわれています。基本的には漬物用として使われるため大きく成長させてから収穫されますが、若くて柔らかい葉は一般的な青菜のようにそのまま料理に使うこともできます。栄養面では、免疫力を高めるβ-カロテンやビタミンC、貧血防止に役立つ鉄などが含まれています。青菜のように使うなら、味噌汁の具材やおひたしなどにするのがおすすめです。浅漬けにしてもおいしいですよ。

菜の花は春をイメージするかもしれませんが、2月から3月が旬です。これは、花のつぼみと若葉、茎を食べるため、寒い時期が旬となるのです。旬の菜の花は、鮮やかな緑色でみずみずしいのが特徴。苦味もあり、旬をすぎるとその苦味が強くなるといわれています。菜の花には、カロテンやビタミンC、B1、B2、葉酸、カルシウムなどのビタミン・ミネラル類が豊富に含まれています。免疫力のアップが期待でき、風邪予防にも役立つとされています。天ぷらや白和え、おひたしなどの和食だけでなく、スパゲティなどの洋食もおすすめです。

ユキナは、寒さが厳しくなってくると寒さに耐えるために葉を縮めて栄養を蓄えます。その葉が縮んだものがチヂミユキナです。もともとはターサイといった中国野菜が原種とされていて、仙台で栽培されているうちに今の形になったといわれています。収穫時期は11月から3月で、霜が降りる12月から2月が特においしくなる時期です。寒い時期に収穫されるチヂミユキナは、甘みが強くなり、苦味が調和されます。チヂミユキナには、免疫力を上げ丈夫な体作りを助けてくれるβ-カロテンやビタミンCが多く含まれています。おひたしや炒めものにして、食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

爽やかな香りと強い酸味が特徴のレモン。レモンの栄養成分というとビタミンCを思い浮かべる方が多いでしょう。ビタミンCは、免疫力を高める効果があり風邪予防に役立ちます。さらに、レモンは酸っぱさのもととなるクエン酸の含有量が果物の中でトップクラスです。クエン酸は、代謝を向上させるためダイエットに役立つほか、疲労回復にも効果を発揮します。また、クエン酸を一緒に摂ることでカルシウムなどの栄養素を体内に吸収しやすくするため、料理にレモンを添えるのは栄養面でも効果的です。レモンは、冬に旬を迎えます。酸味が強いため、お菓子や料理のアクセントに使うのが一般的ですが、レモンをはちみつに漬けた「はちみつレモン」を食べて、風邪を予防するのもおすすめです。

はっさくは、広島県で生まれたかんきつ類です。パリッとした歯ごたえがあり、少し苦味があります。皮は厚めで、中の袋の部分も硬いため、皮を剥いて果肉だけを食べます。免疫力アップなどに役立つビタミンCや、疲労回復に効果があるとされるクエン酸が豊富です。

「1月が旬の食材9選」でもご紹介しましたが、2月もいちごがおいしい時期です。ビタミンCを多く含むいちごは、旬を迎えると甘みがアップ。いちご狩りも盛んな時期に入ります。品種の多いいちごですが、特に人気なのが栃木県で生産されている「とちおとめ」、福岡県で生産されている「あまおう」です。他にもさまざまな種類があるため、旬の時期に食べ比べしてみるのも良いでしょう。