投稿者「yasui」のアーカイブ

ぎっくり腰について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、ぎっくり腰についてです。

ぎっくり腰は、正式名称を「急性腰痛症」と言います。多くの場合、ある日突然腰に激痛が走り、そのまま動けなくなるといった症状があらわれます。激痛のあまり、姿勢を変える、起き上がる、寝返りをうつ、体をそらせる、おじぎをするといった動作が困難になり、日常生活に支障をきたしてしまうことがほとんどです。

ぎっくり腰の痛みは、想像をはるかに超えるものであり、欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれているそうです。

ぎっくり腰は、よく知られているように、重たい物を持った時、顔を洗おうと体を前に倒した時、急に立ち上がったり起き上がったりした時など、普段何気なく行っている動作がきっかけとなって起こります。

では、なぜ日常生活の中で行う動作によって、ある日突然ぎっくり腰になってしまうのでしょうか?それは、下記のような原因によって、体がぎっくり腰になりやすい状態になっているからだと考えられます。

  • 筋肉疲労・・・ぎっくり腰は、中腰での作業やデスクワークなど同じ姿勢が長時間続く人に多いと言われています。それは、同じ姿勢や動作が続くことで、体の重心を支える腰の筋肉に負担がかかり、筋肉が疲れてしまうからです。また、その状態が続くと血行も悪くなり、疲労がさらに蓄積しやすくなってしまいます。
  • 骨格のゆがみ・・・鞄を同じ肩にかける、足を組むなど偏った姿勢や動きを繰り返していると、負荷の大きい筋肉は硬くなります。そこへ筋肉疲労が重なると筋肉と常に連動している骨は圧迫されてきます。そうすると徐々に骨格はゆがみ、腰への負担も大きくなります。
  • 精神的ストレス・・・精神的にストレスを感じていると、全身の筋肉も緊張した状態となり、腰を支える筋肉の柔軟性が低下すると言われています。また、体にストレスがかかると血行も悪くなります。

ぎっくり腰にならないための生活習慣のポイントをお伝えします。 

  • 筋肉疲労はその日のうちにとりましょう・・・私たちの体は、疲労を回復するメカニズムを持ち合わせていますが、不規則な食生活や睡眠不足が続くと疲労回復をスムーズに行うことができず、筋肉には、疲労が残ったままになってしまいます。バランスのとれた食事と十分な睡眠時間を確保し、疲労を溜めこまないようにしましょう。
  • 正しい姿勢を心がけましょう・・・「正しい姿勢=全身の筋肉をバランスよく使う」ということです。正しい姿勢を心がけることで、腰への負担を最小限にすることができます。 
  • 背筋をピンと伸ばす
  • 頭を天井からつられているようなイメージで首を伸ばしてあごをひく
  • おしりの筋肉にキュッと力を入れる
  • おなかを引っ込める
  • 適度な運動を心がけましょう・・・ウォーキングなどの全身運動は、疲労しにくい筋肉作りに役立ちます。運動習慣のない人は、身近なことから始めましょう。例えば、エレベーターは使わず階段を使う、1駅分歩くなど、こまめに体を動かすことが大切です。また、適度な運動をすると血液循環もよくなります。血行がよくなれば、筋肉疲労も起こりにくくなり、腰への負担もやわらぎます。デスクワーク中心の仕事をしている人は、同じ姿勢での長時間の作業は避け、仕事の合間に伸びをしたりストレッチをするなど筋肉をほぐすようにしましょう。
  • ストレスをためないようにしましょう・・・自分なりのストレス発散方法を見つけ、うまくストレスを発散させましょう。お風呂にゆっくり入る、好きな音楽を聴くなど心がリラックスできる時間を作る。

ひざ裏の横じわの中央ぎっくり腰など、急な腰痛で動けなくなった時におすすめのツボ。腰や背中の血流をよくし、痛みを和らげます。

ふくらはぎの中央、左右の筋肉の分かれ目足の筋肉痛やつり、こむら返りに効果的なツボ。
また、腰から足にかけて関節や筋肉をやわらげる働きがあるので、特にぎっくり腰の痛み等によいと言われています。

【メディア掲載】「安井鍼灸整骨院」をご紹介いただきました!✨

JR大久保駅から徒歩15分。兵庫県明石市大久保町の「安井鍼灸整骨院」です。
当院の特徴である「壁一面のアイロンビーズ」に注目していただき、素敵な紹介記事を書いていただきました。
記事の中では、
「施術の確かさだけでは語り尽くせない魅力」
「緊張感をふっと緩め、安心して話せる空気を作る仕掛け」
として、当院の空間づくりについて深く掘り下げてくださっています。
私自身、これまでデイサービス、整形外科、訪問マッサージ、交通事故専門 鍼灸整骨院など様々な現場で経験を積んできましたが、一番大切にしているのは「一人ひとりに寄り添ったケアを大切に、あなたの痛み しびれ 歪み等の痛みに対して真摯に向き合う事」です。
これからも、アイロンビーズを眺めてワクワクしたり、何気ない会話を楽しんだり。
身体だけでなく、心も少し軽くなってお帰りいただける、そんな場所でありたいと思っています。
今後とも安井鍼灸整骨院をよろしくお願いいたします。
記事の詳細はプロフィール欄のリンクからぜひご覧ください

明石・大久保の「安井鍼灸整骨院」壁いっぱいのアイロンビーズが心をほどく治療院

春の紫外線について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、春の紫外線についてです。

春のやわらかな日差しと爽やかな風が心地よい今日この頃。みなさんは、お花見を楽しまれましたでしょうか?

お出かけには気持ちのよい季節ですが、気を付けたいのが紫外線です。紫外線は、春からどんどん増えていき、私たちの体に様々な悪い影響を及ぼします。美容や健康の為に、春からしっかり紫外線対策をしていきましょう。

紫外線は、地表に届く太陽光線のなかで、もっとも波長の短いもので、波長の違いによって、UV-A波、UV-B波、UV-C波の三種類に分類されますが、UV-C波は地上には届いていません。

UV-B波は、皮膚の表皮に届き、皮膚や眼に有害で、日焼けを起こしたり皮膚がんの原因になります。

 又メラニンを増加させて日焼けによるシミ・ソバカスの原因をつくります。

UV-A波は、皮膚の深い真皮層まで届き、肌の弾力を作るコラーゲンやエラスチンを破壊するため、しわやたるみなどの肌の老化を引き起こす原因となります。

紫外線は一年を通して、地上に届いていて、肌にダメージを与えています。

紫外線は「夏」というイメージがありますが、紫外線量は5月~9月頃までが特に多く、春から紫外線対策をしておく必要があります。

あなたは紫外線について、どのくらい知っていますか?〇×で答えてみてください。

  1. 家のなかにいれば、日焼けはしない
  2. 曇った日は、紫外線の心配はない
  3. 赤ちゃんの日光浴は健康のため必要
  4. 日焼け止めクリームは、何度か塗りなおすことで効果が持続する
  5. サングラスは紫外線防止には有効
  6. 朝と夕方の日差しは、気にする必要はない
  1. 結果 ×
    家の中にいても紫外線は窓ガラスを通して部屋に入ってきます。洗濯物を干している時など、注意が必要です。
  2. 結果 ×
    薄い雲の場合は、紫外線の80%が通過します。曇りの日でも、紫外線対策をしましょう。
  3. 結果 ×
    以前は、赤ちゃんの健康のために必要だといわれていた日光浴ですが、最近では日光浴を積極的にしなくても、カルシウムを合成するのに必要なビタミンDが食事から摂取できることができるようになり、逆に紫外線の悪影響の方が心配ということがわかってきました。
  4. 結果 ○
    日焼け止めクリームは汗をかいたりして、知らないうちに取れていることも多いため、数時間おきに塗りなおすことが必要です。
  5. 結果 ○
    目から紫外線が入ると脳が感知し、それがシミの原因 になっているのです。サングラスは、目に紫外線が入るのを防いでくれる 役割があります。色の黒いものよりも UVカット率 を参考に選びましょう。
  6. 結果 ×
    目から紫外線が入ると脳が感知し、それがシミの原因 になっているのです。サングラスは、目に紫外線が入るのを防いでくれる 役割があります。色の黒いものよりも UVカット率 を参考に選びましょう。

サウナの日

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、サウナの日についてです。

3月7日は「サウナの日」です。サウナ事業の発展・育成や、環境衛生の向上などに取り組む公益社団法人・日本サウナ・スパ協会によって制定されました。日付は、「サ(3)ウナ(7)」と読む語呂合わせから。サウナの魅力を発信し、健康な生活を送ってもらうことがおもな目的です。発汗によって交感神経・副交感神経などを整え、精神安定に効果があるといわれるサウナは、近年特に人気を高めています。また、毎年3月7日には、温泉施設やサウナ事業者をはじめ、さまざまな企業が「サウナの日」にちなんだイベント・キャンペーンを実施。興味関心を引きやすい商材のひとつでもあるため、認知拡大や利用促進を目的とした広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

サウナにも効果的な入り方があります。サウナを楽しむための正しい入浴方法のご案内いたします。

①まずは体を洗っておきます。

②次にお風呂に入って体を温めてます。

③サウナに入る前に体の水気をはらっておく。

サウナ前に体についた水分を拭いておくと、発汗効果が高まり、より汗が出やすくなります。

④いざ、サウナルームへ!

サウナ室には5分から~10分ぐらいを目安に入ります。我慢大会ではないので、くれぐれも無理はしないようにしましょう。 体調が悪くなったら場合はすぐにサウナ室から出ましょう。

⑤一旦サウナルームから出て、シャワーなどで汗を流します。

一旦サウナルームから出たら、シャワーや掛け湯などでかいた汗を流しましょう。 サウナから出てそのまま水風呂や湯船にドボンは御法度なんです。

⑥水風呂へ

汗を流したら水風呂に入って体をクールダウン。 水風呂が苦手な方もいらっしゃると思いますので、その場合は無理せず、低い温度のシャワーなどでも大丈夫です。水風呂の中では動かずにじっとしているのポイントです。

⑦デッキチェアなどに座って外気浴や休憩

水風呂の後は、少し休憩時間を取ります。露天の椅子などに座って外気浴をすることがおすすめです。水分の補給もしっかりとしてくださいね。

⑧再度サウナルームへ

⑨4~7のサウナと水風呂→外気浴・休憩のセットを繰り返す

この【サウナ】→【水風呂】→【外気浴・休憩】のセットを繰り返すことで、独特の脳の爽快なトランス状態(恍惚状態)、いわゆる「ととのう」「ととのった」状態を体感しやすくなります。サウナ室にいる時間は人によって差がありますが、10分×3セットやや15分→10分→5分とセットごとに短くするパターンになどがあります。自分に合ったととのい易いパターンを見つけてみるのおすすめです。

サウナに入っている時間は「10分くらい」「5分ぐらい」と最初から決めがちです。たしかに人にっよって最適なサウナ時間は異なります。よりベストな入浴時間は、脈が平常時の2倍になったら出るのが安全です。 また手や顔のほてりで温まったかどうかを判断するのではなく、背中の真ん中あたりや脊髄の温まりを意識するといいです。自分の体調と向き合いながら無理せずサウナを楽しみましょう。

サウナと言えば、サウナ後の水風呂も醍醐味の一つとなります。熱くなった体を水風呂で冷やすことで独特の爽快感が得られサウナ愛好家たちに人気です。サウナ後の水風呂はだいたい14℃前後が最適とされています。サウナで温まったカラダを水風呂で引き締めて、保温やととのいに導きましょう。

サウナの効果としては脳の爽快感や心身のリフレッシュ効果があります。 そして、「サウナー」ことサウナ愛好家たちの間では、「ととのう」という言葉がよく使用されます。この「ととのう」とは、サウナによる状態を表す言葉なのですが、サウナによる体の温めと水風呂での体のクールダウンの繰り返しにより、心身共に非常に調子がいいと感じられる体の状態のことをいいます。 脳がすっきりして体が軽くなり、感覚がリセットされたように感じる人もいるようで、サウナの醍醐味ともなっています。ちなみに11月11日は、「ととのいの日」となっています。

効果1 疲労感がとれる

サウナに入ることで強制的に思考を停止させられるため、脳がすっきりし、疲労感を防ぐことができます。また集中のスイッチが切り替わりやすくなるなどの効果がみられます。

効果2 決断力と集中力・ひらめき力が上がる

脳の働きを調べるMEGという機器を用いたとある実験では、サウナに入った後は脳波が正常化することが報告されています。 これは認知機能や集中力の向上につながるといえます。

※MEG(Magneto-Encephalo-Graphy)とは、脳内に発生する磁場の変化から脳の機能状態を解析する脳磁図記録と呼ばれる検査方法です。

効果3 感情をコントロールしやすくなる

サウナで人体を極限状態に置くことで自律神経が刺激され鍛えられていき、それにより日常生活でも交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われるようになります。 結果体調が改善し、メンタルが安定しやすくなるといわれています。

効果4 質のいい睡眠が得られる

サウナに入ると短時間で深い睡眠を得られるようになることに加え、日中の眠気も防げるという研究結果があります。

効果5 感覚が敏感になる

脳の頭頂葉の一部が活性化することで、味覚や触覚、嗅覚などの五感が敏感になります。食事も自然と薄味のものを好んで食べるようになり、自ずと健康的な食事になるので体にも良いとされます。

効果6 肩こり・腰痛・眼精疲労が和らぐ

サウナの温熱効果により凝り固まった筋肉がやわらぎ血流が増加することで、肉体を疲労させる物質を運び去りスッキリさせてくれます。 また、万病の元とされる炎症が減り、活性酸素が減少することも報告されています。

効果7 肌がきれいに・やせやすい体質に

サウナで汗をかいたり血流が促進されたりすることでお肌の保湿効果が高まったり新陳代謝が促進され、お肌の調子が整います。 また、甲状腺ホルモンが増加するので代謝が上がり、大量の汗をかくことで体の水分や不要な塩分も減らすことができるのでやせ体質になり、むくみをとることもできます。

プレコンセプションケア

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、プレコンセプションケアについてです。

3月1日~8日は女性の健康週間です プレコンセプションケアをご存知ですか?

プレ(pre)は「〜の前の」、コンセプション(conception)は「受精・懐妊(赤ちゃんをさずかること)」という意味で、『プレコンセプションケア』とは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うことです。海外では、米国疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)や世界保健機関(World Health Organization: WHO)などが『プレコンセプションケア』を提唱しています。

①若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと

②若い世代の男女が将来、より健康になること

③1の実現によってより健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること

『プレコンセプションケア』は妊娠を計画している女性だけではなく、思春期以降の妊娠可能年齢のすべて女性や、そのパートナーにとっても大切です。そして、女性の健康を支えるご家族、教育に携わっておられる方や企業の健康支援担当の方などにもぜひ知っていただきたいことです。自分を管理して健康な生活習慣を身につけることは、より良い人生を送ることにつながると考えます。

『プレコンセプションケア』によって、女性やカップルがより健康になること、元気な赤ちゃんをさずかるチャンスを増やすこと、将来の家族(次世代の子どもたち)がより健康な生活を送れることを目指します。

女性も男性も、妊娠前からバランスの良い食生活を心掛けることが重要です。

主食・主菜・副菜をそろえて3食規則正しく食べるよう心がけましょう。

栄養バランスの良い食事は、妊娠前から妊娠中、赤ちゃんが生まれて授乳・離乳期も…生涯にわたって続けていくことが重要ですが、大切な家族やパートナーが健康である事は、健やかな子育てに繋がります。

女性だけでなく、男性も一緒に栄養バランスを考えてみましょう。

バランスの良い食生活の中でも、妊娠前から妊娠中で特に摂取して欲しい栄養素は以下です。

葉酸

葉酸は、生まれてくる子どもの先天的な神経管閉鎖障害の予防、妊娠期の貧血や妊娠高血圧症候群の予防につながります。厚生労働省は妊娠の少なくとも1か月以上前から妊娠12週までの摂取を推奨しています。

1日の葉酸の推奨摂取量は成人男性・女性どちらも230~250μgとなっています。胎児に関わる重要な栄養素のため、 栄養補助食品(サプリメント等)も適宜活用し、普段の食事での摂取以外に1日あたり400μgの葉酸を摂取することが望まれます。取り入れやすい食材と調理法の例は下の表のとおりです。

他にも葉酸が含まれる食材は沢山あります。日頃の食事を振り返ってみませんか。

食品/1食あたりの可食部重量(g)/1食あたりの葉酸量(μg)

  • とうもろこし(電子レンジ)/100(1本分)/97
  • ブロッコリー(電子レンジ)/100g(1月3日個)/160
  • 枝豆(ゆで)/30/78
  • いちご/80(4~5個)/72
  • 納豆/50(1パック)/60

鉄分

女性の身体は月経や妊娠で多くの鉄分を必要とします。鉄分不足は貧血や疲れやすい体になるだけでなく、赤ちゃんに十分な酸素や栄養を届けられなくなってしまいます。積極的に鉄分を摂取しましょう。

カルシウム

カルシウムは身体の機能維持や調節、赤ちゃんの骨や歯をつくるなどの重要な役割があります。女性だけでなく男性も若いうちからしっかり摂取することで、将来の骨粗しょう症予防にもつながります。

適正体重を意識しましょう

やせ(BMI18.5未満)は、貧血や骨粗しょう症といった病気の原因になるだけでなく、切迫早産や早産、低出生体重児分娩のリスクが高くなります。

肥満(BMI25以上)は、妊娠糖尿病や妊娠高血圧などのリスクを高めます。

健康を保つためには、やせすぎも太りすぎも良くありません。適正体重となるよう、心がけましょう。

お酒の飲みすぎやタバコには注意

たばこは女性ホルモンの分泌が抑えられ、月経不順や不妊の原因になったり、胎児の発育にも悪影響を及ぼします。パートナーからの副流煙も同様です。

妊娠している女性の飲酒は、流産、早産、胎児性アルコール症候群などの危険性が高まります。全妊娠期間を通して、飲酒は控えましょう。アルコールは母乳に移行することから、授乳中もお酒は控えましょう。

まだ妊娠を考えていない人も、飲み過ぎは心身共に悪影響を及ぼします。適度な飲酒を心がけましょう。

適度な運動

プレコンセプションケアでは、1週間に「2時間30分」の運動を目安にしています。普段運動をする習慣がない方は、今より毎日10分長く歩く・身体を動かすなど、できることから始めてみましょう。

健康診断

血圧や糖尿病、がんのチェックなど年に1度は定期的に健康チェックをおこないましょう。

今からできるプレコン② 感染症を予防しましょう

性感染症

今、若い方の間で性感染症が増えています。性感染症の原因となる病原体には男女問わず、不妊の原因になったり、将来の子どもの健康へ影響を及ぼす可能性があります。

検査を受けて早期に発見し、治療を行うことが重要です。パートナーがいる場合は、お互いに感染し合うことがないよう、パートナー間でも予防・治療に取り組むことが大切です。

梅毒・性器クラミジア感染症・HIV

ヒトパピローマウイルス(HPV)

HPVワクチンで防げないHPV感染もあります。ワクチンを接種していても、していなくても20歳になったら2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう。

風しん抗体検査・予防接種

多くの若い方は風しんの予防接種は受けられていますが、抗体値は人によって異なり、その数値は減少していきます。妊娠を意識したタイミングで、ご自身の風しん抗体値を確認してみましょう。

風しん抗体検査では生まれてくる赤ちゃんを、先天性風しん症候群から守るため、風しんに対する抗体を保有しているかどうかを調べます。妊娠を希望する女性だけでなく同居の方も一部助成の対象となりますので、不安な方は是非ご確認ください。

ひざ関節の日

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、ひざ関節の日についてです。

2月25日は「ひざ関節の日」です。機能性表示食品を開発・販売するキューサイ株式会社によって制定されました。日付は、英語でひざを意味する「Knee(ニー)」にちなんだ「2」と、「ニ(2)ッコ(5)リ」を組み合わせた語呂合わせから。自分の足で100歳まで歩けるような身体づくりを促し、健康寿命を延ばす「100歳まで楽しく歩こうプロジェクト」を認知してもらうことがおもな目的です。

膝への負担冬は関節痛を感じやすい季節ですが、以前の生活との変化で最も大きい点は「コロナ禍で体重が増えちゃって」という方もいらっしゃいます。少しだけ増えた程度であれば…と思ってしまいがちですが、膝が痛いと感じている人にとっては、体重増加は膝の痛みが強くなる原因のひとつです。例えば、平らな道を歩くときには体重の約2.6倍の負担がかかり、階段を下りるときは約3.5倍の負荷がかかります。

60kgの体重で、平な道を歩くときには156kgの負担、階段を下るときには210kgもの負担が膝にかかっています。性別に関係なく、膝への負担を軽減するために、適正な体重を保つことが大切です。

体重増加と同じように、意外と知られていない原因に運動があります。膝が痛いと運動やウォーキングを控えてしまう人もいますが、動かないことで「さらに痛みが増している」という場合もあります。これは、膝を動かすための「太ももの筋肉」や「ふくらはぎの筋肉」が低下し、膝を支える筋力のバランスが崩れて膝への負担が増した可能性が考えられます。床や椅子を使って膝の負担を減らしたストレッチや30分ほどゆっくりと散歩のようにウォーキングをすることで筋力低下を防いで膝の痛みを改善する方法もあります。

私たち日本人は特に「正座」や「しゃがみ込む体勢」を行う機会が多いですが、体重をかけた状態で膝を深く曲げる姿勢は、多くの場合ダメージを受けた半月板や軟骨に負荷がかかります。「膝が曲がらなくなることが怖い」という方は、お風呂の中で膝を曲げる練習をする程度でも十分です。また、膝に痛みが出たときや痛みがあるときに、急にランニングを始めたり、過度な負荷をかけると逆効果になります。膝に痛みや炎症がある場合は、膝周囲の可動性(動く範囲)を戻し、筋力を適切に発揮し、下肢全体として膝周囲の負荷を緩和できる状態にした後から、徐々に運動を始めた方が良いと考えられます。

以下の項目に2つ以上当てはまるものがあれば、一度お近くの整形外科やかかりつけの医師に相談しましょう。

①   歩き始めると痛い(起き上がったり立ち上がるとき、車から降りたあと など)

②   階段がつらい…

③   ひねる動作をすると痛い(寝返り動作や方向転換など)

④   膝を触ると腫れていたり熱を持っている

⑤   正座など床に座ることが難しい

冷え込む2月は食事から栄養を摂取しよう

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、冷え込む2月は食事から栄養を摂取しようです。

2月の初旬は1年で一番寒くなる時期です。また、2月下旬ごろになると冬と春を行き来するように気温が変化するため、寒暖差や気圧の変動で体調を崩しやすくなります。体調管理には、毎日の食事がとても大切です。栄養価が高い旬の食材を食べて、おいしく栄養補給をしてはいかがでしょうか。

以下に2月の旬の食材をご紹介します。

サバにもさまざまな種類がありますが、一般的に食べられているのがマサバという種類のサバです。12月から2月に獲れるマサバは「寒サバ」と呼ばれ、もっとも脂がのっていておいしい時期です。サバに含まれる必須脂肪酸(EPA・DHA)は、血液をさらさらにする効果や、脳の活性化をサポートする効果があるといわれています。また、丈夫な骨を作るために欠かせない、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれています。旬のサバは、サバのみそ煮や塩焼きで食べるのがおすすめです。他にもオーブン焼きやトマト煮など、洋食とも合いますよ。

ひらめは、寒くなる晩秋から初春に旬を迎えます。なかでも冬が最も脂がのりつつ身が締まっておいしい時期です。低脂肪で高たんぱくのため、比較的ヘルシーな魚です。他にも、老化防止に期待できる抗酸化作用のあるセレンやビタミンE、骨を形成するために必要となるビタミンDが多く含まれています。旬のひらめは、刺し身はもちろん、煮付けにしてもおいしいですよ。ひらめは淡泊なので、和食だけではなくソテーやムニエルなどの洋食にも適している魚です。

シラウオの旬の時期は、2月ごろから4月の春先までです。シラウオは骨を含めて食べられるため、カルシウムやマグネシウムなど、骨を丈夫にするために欠かせない栄養を摂取することができます。シラウオは傷みやすいため、基本的に市場に出回っているのは釜揚げされたものがほとんどです。釜揚げされたものをそのまま食べても良いですし、天ぷらやかき揚げ、卵とじにして食べるのもおすすめです。

出荷時期によって種類が分類されるキャベツ。よく知られているのが春キャベツと冬キャベツです。2月に旬を迎える冬キャベツは、しっかりと葉が巻かれていて煮崩れしにくいのが特徴です。葉がしっかりしていて甘みもあるため、鍋の具材としてはもちろん、ポトフやロールキャベツといった煮込み料理にするのもおすすめです。

キャベツには、ビタミンに似たキャベジン(別名:ビタミンU)という、キャベツから発見された成分が含まれています。このキャベジンは、胃腸の粘膜を丈夫にしてくれるなど、胃腸障害の予防に役立つといわれています。

高菜の旬は、12月から3月ごろといわれています。基本的には漬物用として使われるため大きく成長させてから収穫されますが、若くて柔らかい葉は一般的な青菜のようにそのまま料理に使うこともできます。栄養面では、免疫力を高めるβ-カロテンやビタミンC、貧血防止に役立つ鉄などが含まれています。青菜のように使うなら、味噌汁の具材やおひたしなどにするのがおすすめです。浅漬けにしてもおいしいですよ。

菜の花は春をイメージするかもしれませんが、2月から3月が旬です。これは、花のつぼみと若葉、茎を食べるため、寒い時期が旬となるのです。旬の菜の花は、鮮やかな緑色でみずみずしいのが特徴。苦味もあり、旬をすぎるとその苦味が強くなるといわれています。菜の花には、カロテンやビタミンC、B1、B2、葉酸、カルシウムなどのビタミン・ミネラル類が豊富に含まれています。免疫力のアップが期待でき、風邪予防にも役立つとされています。天ぷらや白和え、おひたしなどの和食だけでなく、スパゲティなどの洋食もおすすめです。

ユキナは、寒さが厳しくなってくると寒さに耐えるために葉を縮めて栄養を蓄えます。その葉が縮んだものがチヂミユキナです。もともとはターサイといった中国野菜が原種とされていて、仙台で栽培されているうちに今の形になったといわれています。収穫時期は11月から3月で、霜が降りる12月から2月が特においしくなる時期です。寒い時期に収穫されるチヂミユキナは、甘みが強くなり、苦味が調和されます。チヂミユキナには、免疫力を上げ丈夫な体作りを助けてくれるβ-カロテンやビタミンCが多く含まれています。おひたしや炒めものにして、食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

爽やかな香りと強い酸味が特徴のレモン。レモンの栄養成分というとビタミンCを思い浮かべる方が多いでしょう。ビタミンCは、免疫力を高める効果があり風邪予防に役立ちます。さらに、レモンは酸っぱさのもととなるクエン酸の含有量が果物の中でトップクラスです。クエン酸は、代謝を向上させるためダイエットに役立つほか、疲労回復にも効果を発揮します。また、クエン酸を一緒に摂ることでカルシウムなどの栄養素を体内に吸収しやすくするため、料理にレモンを添えるのは栄養面でも効果的です。レモンは、冬に旬を迎えます。酸味が強いため、お菓子や料理のアクセントに使うのが一般的ですが、レモンをはちみつに漬けた「はちみつレモン」を食べて、風邪を予防するのもおすすめです。

はっさくは、広島県で生まれたかんきつ類です。パリッとした歯ごたえがあり、少し苦味があります。皮は厚めで、中の袋の部分も硬いため、皮を剥いて果肉だけを食べます。免疫力アップなどに役立つビタミンCや、疲労回復に効果があるとされるクエン酸が豊富です。

2月もいちごがおいしい時期です。ビタミンCを多く含むいちごは、旬を迎えると甘みがアップ。いちご狩りも盛んな時期に入ります。品種の多いいちごですが、特に人気なのが栃木県で生産されている「とちおとめ」、福岡県で生産されている「あまおう」です。他にもさまざまな種類があるため、旬の時期に食べ比べしてみるのも良いでしょう。

針供養

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、針供養についてです。

2月8日または12月8日は「事八日(ことようか)」といって、この日のどちらかまたは両方の日に、使えなくなった古い針や折れた針を、豆腐やこんにゃく、お餅などに刺して、供養します。この針供養、一般的に東北地方や関東地方などでは2月8日に、関西地方や九州地方などでは12月8日に行われることが多いようですが、例えば九州でもば鹿児島などでは2月8日に行われるなど、地域によって違いがあります。

針供養がいつごろ、どのようにはじまったのかは定かではありませんが、一説には江戸時代後期から明治期にかけて裁縫学校などで行われたものが定着したと考えられています。もともとは各家庭での行事として、お赤飯を用意したり、お餅をついて針にお供えし、そして供養の後にはその針を豆腐などに刺したまま、土に埋めたり、川に流したりしていました。昔は裁縫の技術は女性に求められる基本的な要素として重視されていました。裁縫箱は女性にとって大切な嫁入り道具のひとつでしたし、神聖なものでもありました。そのため、「裁縫箱をさかさまにすると貧乏になる」「他の人の針箱をいじると指が腐る」といった迷信もあったそうです。こうした背景から、針も神聖なものと見なされ、針供養という行事につながったのかもしれません。一方、各地では神社や寺院で行われる針供養もあります。こうした針供養の行事には、裁縫の針だけでなく、鍼灸師や彫師、畳屋など針を扱うさまざまな人が訪れるというところもあるそうです。

全国生活習慣病予防月間について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、毎年2月にある全国生活習慣病予防月間についてです。

生活習慣病は長い時間をかけて進み、病気として自覚しにくいという問題があります。それを防ぐには、日頃の体調、身体の些細な変化など、つねに自分自身の健康に目を向ける必要があります。そして、中高年になってからではなく、若い頃から、適正な生活習慣を獲得し、維持することが大切です。

「一無、二少、三多」は、日常心がけたい生活習慣をわかりやすく表現した健康標語です。

たばこは万病のもと~喫煙は単独で最大の予防可能な死因!たばこの煙には7,000種類の化学物質、250種類の有害成分が含まれており、その内の70種類以上には発がん性が確認されています。代表的な有害成分としては、ニコチン、活性酸素、一酸化炭素、タールなどがあります。新型たばこ(加熱式たばこや電子たばこ)は、紙巻たばこと比較して有害成分が90%削減されたとされていますが、90%削減されたのは一部の有害成分のみであることが確認されています。また、削減された有害成分でも、十分発がんする量であり、喫煙および受動喫煙による生活習慣病や関連疾患の発症や症状の悪化をきたす可能性があります。さらに、新型コロナウイルス感染症との関係では、喫煙者は重症化しやすく、また、ワクチンを接種しても抗体価が上昇しにくいこともわかっています。

ニコチン

依存性があり、血管収縮作用が強く血圧を上昇させ、また糖代謝や脂質代謝にも異常をきたし、様々な生活習慣病を引き起こします。

活性酸素

全身の細胞に結合し、細胞を酸化・老化させたり、傷つけたりします。

一酸化炭素

酸素と結合する赤血球のヘモグロビンは、一酸化炭素が存在すると容易に結合し、酸素結合を妨げるため、赤血球数を増やすことで代償しなくてはなりません。その結果、多血症(ドロドロ血)となり、血栓ができやすくなります。

タール

さまざまな発がん物質、発がん促進物質、その他の有害物質が含まれています。

「腹八分目に医者いらず」という格言があります。暴飲暴食を控えることは、身体の機能を健康な状態に維持していく上でたいへん重要です。食事療法という言葉がよく生活習慣病で用いられることからも、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの予防・治療の基本は常に食生活にあります。

お腹いっぱい(満腹)まで食べる習慣をやめ、腹七~八分目でやめるよう心がけ、偏食をせず、よく噛んで、三食を規則正しく食べましょう。とくに、「3つの白(白米・白パン、食塩、砂糖)」の摂り過ぎに注意することと、食物繊維を豊富に摂ることも重要です。もっとも望ましい組み合わせは、主食と一汁三菜5、それに果物、乳製品といわれています。

また、食後の血糖値の急激な上昇(食後高血糖)が、肥満や生活習慣病の誘因であることが明らかになっています。食後の血糖値の変動を穏やかにするには、「少食のすすめ」を守りましょう。

白米・白パン:玄米、全粒粉は、食物繊維やたんぱく質などの栄養素を多く含んでいますが、これらの栄養素を取り除いたものが白米や白い小麦粉です。からだへの吸収も早くなるため、食後高血糖を起こしやすくなります。

食塩:塩分の摂り過ぎは高血圧、胃がん、腎臓病などの原因となります。「健康日本21」では、1日の塩分摂取量の目標値を男性7.5g未満、女性6.5g未満としています(12歳以上)。なお、高血圧や慢性腎臓病の方は重症化予防のために、1日の塩分は男女とも6.0g未満としています。

砂糖:糖分の摂り過ぎは肥満の原因となり、糖尿病、心臓病、脳梗塞などの生活習慣病のリスクを高めます。

一汁三菜は、ごはんと汁物に、肉や魚等がメインの主菜1品、野菜やきのこ、海藻などの副菜を1~2品合わせた食事。栄養バランスの取れた和食の基本的な考え方です。

少酒 アルコールは少量をたしなみ、ほどほどに! 

さまざまな生活習慣病がアルコールと密接に関わっていて、過度の飲酒を長く続けると、多くの病気が誘発される可能性が高まります。もっとも怖い病気がアルコール健康障害(依存症)です。アルコール健康障害による精神的・身体的な影響のために、日常生活に支障が出てきます。

「健康日本21」では、飲酒に関して、純アルコールに換算して1日約20gまでが望ましいとしています。「百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそ起れ」という格言もあるとおり、アルコールをたくさん飲める人でも、1日の飲酒量はその程度が望ましいということです。

主な種類のアルコール量の目安

お酒の種類         アルコール濃度  純アルコール量

ビール(大瓶 633mL)     5%       26g

ビール(中瓶/缶 500mL) 5%       20g

ビール(缶 350mL)         5%       14g

日本酒(1合180mL)       15%     22g

ウイスキー・ブランデー(ダブル60mL)    43%     20g

焼酎(1合180mL)        35%     50g

酎ハイ・ハイボール(缶 350mL) 7%        20g

ワイン(グラス1杯120mL)       12%     17g

多動 今より10分多くからだを動かそう!

日常生活の中で身体活動量を増やしましょう。座りっぱなしは避け、身体活動をできるだけ多くして、しっかり毎日の生活の中で維持しましょう。「2本の足は2人の医者」という格言があります。まずは、無理な目標はたてずに、良く歩くことから始めましょう。 

多休 しっかり休養~こころとからだのリフレッシュ!

理想的な睡眠時間は標準的には6~8時間といわれますが、「快適」には個人差があります。あなたの活動量に応じた適正な睡眠時間をとるように心がけましょう。「睡眠」に限らず、仕事の合間の「休憩」や仕事をしない「休日」、夏休みや年末などの「休暇」も含めて、毎日の生活やライフステージに合わせて、心身ともにリフレッシュする機会をもつことにより、バランスの取れた健康的な生活を維持することが大切です。

多接 多くの人、事、物に接してイキイキした生活を!

多くの人と交流し、さまざまな事、物に好奇心をもって接することで創造性豊かなイキイキした生活を送ることが大切です。社会や人とのつながりが途絶えると身体的・精神的な健康障害が起こりやすことが科学的に検証されています。ボランティアに参加した人は健康観や幸福感が高いこともよく言われています。社会や誰かのために貢献するといった心持ちは、いくつになっても若さを維持させてくれます。趣味でも仕事でも何かしら目的や生きがいをもっている人は、イキイキしています。

冬の睡眠について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。冬の睡眠についてです。

「冬はなかなか起きられない」という方も少なくないのではないでしょうか。季節による睡眠の変化については、最近になってさまざまな研究が行われており、冬は夏に比べて睡眠時間が長くなることが分かってきています。

例えば、日本人約7万人を対象とした調査では、冬は夏に比べると睡眠時間が40分ほど長くなっていました。就寝時間は季節に関係なくほぼ同じであるにもかかわらず、起床時間が冬に遅くなっているという結果を踏まえると、冬は日の出の時間が遅くなり、日照時間が短くなることが影響しているのではないか、と考えられています。光の刺激があると目覚めやすくなりますが、日の出が遅くなる分だけ、その刺激が入ってくる時間帯が遅くなり、目覚めも遅くなる、というわけです。

「冬は寒くて眠りにくい」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、眠りが浅くなりやすいのはむしろ夏のほうです。夏は、エアコンをつけて就寝しても、室温が十分下がるとエアコンが弱まり、室温が上がってくるとまた冷気を出す、といった変動がどうしても起きがちです。こうした変動に合わせて眠りが不安定になりやすいのです。ただ、「冬だから睡眠が深くなる」というデータもありませんので、眠りにつきやすい生活習慣や寝室の環境整備は大切です。

寝る1~2時間前に、38~40℃のぬるめのお風呂に入るのがおすすめです。冬に限ったことではありませんが、深部体温(体の内部の体温)が下がり出したときに眠気が訪れます。そこで、入浴によっていったん深部体温を上げ、下がったときとの落差を作り出すことで、眠りにつきやすくなります。

寝室の室温は、冬であれば16℃前後が好ましいと考えられます。厚めの敷き布団と、肩まで覆う掛け布団を使用するとよいでしょう。足が冷えるようであれば、靴下で足先まで覆ってしまうよりも、レッグウォーマーのほうが望ましいと考えられす。深部体温が下がっていく際には手足から放熱するため、靴下を履くと放熱の妨げになります。

ただ、体感や好みには個人差があるものです。例えば、どうしても足先の冷えがひどくて寝付けないようであれば、靴下を履いたほうが眠れるかもしれません。上記の内容を目安としつつ、自分が「心地良い」と感じられることを大切にしてください。あまり神経質に考えるよりも、リラックスできることのほうが大切です。

朝すっきりと目覚めるためには、光の力を借りましょう。太陽の光が最も強くて効果的ですが、日の出の遅い冬は、室内の照明を上手に活用してください。タイマー付きの照明などを使い、起床の30分前から寝室の照度を少しずつ上げていくと、目覚めやすくなります。また、午前中のうちに太陽の光を浴びるようにしましょう。

「朝起きられない」「日中も眠い」といったことは、季節だけが原因とは限りません。眠気には主に3つの要因が考えられます。

最も多いのが、睡眠不足による眠気です。全米睡眠財団によると、就労世代に推奨される睡眠時間は7~9時間です。必要な睡眠時間に個人差はありますが、日々の睡眠時間がこれより短い人も多いのではないでしょうか。睡眠不足による眠気には数日で慣れてしまうため、眠い状態が当たり前になり、睡眠不足を自覚していない人もいます。しかし、1日6時間しか眠らない日々が2週間続くと、眠気が強くないと感じていても、注意力が明らかに落ちていくことが研究で分かっています。睡眠時間が6時間程度だと「十分だ」と思うかもしれませんが、これでは不十分なのです。自覚以上に、睡眠不足によって脳は疲弊します。

慢性的な睡眠不足を借金に例えて「睡眠負債」と呼びますが、睡眠負債の解消には、十分な睡眠を取るしかありません。平日でも休日でも、できるだけ同じ時間に起床、就寝するのが理想ですが、平日に睡眠不足を感じたら、休日に2~3時間多く眠って、翌週に睡眠負債を持ち越さないようにするのも一つの方法です。睡眠負債は溜まれば溜まるほど、数日長く寝たぐらいでは解消できなくなるからです。この場合、「ミッドポイント」(就寝時刻と起床時刻の真ん中の時刻)を2時間以上ずらさないことがポイントです。ミッドポイントが2時間以上ずれると、体内時計がずれてしまい、平日の生活リズムにも影響するためです。

例えば、普段深夜0時に寝て朝7時に起きている場合、ミッドポイントは午前3時半です。週末、深夜0時に寝て午前9時まで寝た場合、ミッドポイントは午前4時半で、1時間のずれでおさまりますが、午前2時まで夜更かしして午前11時に起きると、ミッドポイントが午前6時半となり、普段よりも3時間遅くなってしまいます。週末だからと夜更かしをしてしまうと、体内時計が後ろにずれやすくなり、平日の生活リズムに戻すことが難しくなります。

規則正しい生活を送り、十分な睡眠時間を確保できているにもかかわらず眠い場合は、病気の影響で睡眠が妨げられている可能性が考えられます。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に何度も呼吸が止まったり弱まったりするため、脳が酸欠状態に陥り、眠りが浅くなります。睡眠時間は足りているはずなのに、「寝起きが悪くなった」「寝た感じがしなくて日中眠い」といった場合は、この病気の可能性も考えられます。同居の家族に、いびきをかいた後に息が止まっている様子を指摘されて気づく場合が多いものです。肥満のある人に多いですが、顎が小さい人や、閉経後の女性にもみられます。

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

寝ようとすると脚がむずむずするなどの不快感が生じる、この不快感を抑えるために脚を動かしたくなり、眠れなくなる、という症状がみられる病気です。一般的に夕方から夜に症状が出るため、寝付けなかったり、寝付いてもすぐに目覚めてしまったりすることで、日中の眠気につながります。原因はさまざまですが、鉄不足による貧血など、他の病状に関連するものもあり、そちらを治療することで改善する場合があります。

過眠症とは、規則正しく、十分な睡眠時間を連続して確保しているにもかかわらず、3カ月以上ほとんど毎日、強い眠気がある状態を指します。代表的な過眠症に「ナルコレプシー」という病気があります。日本人の発症率は600人に1人程度とされ、10~20代で発症することが多くなっています※6。脳の中の睡眠や覚醒を司る神経細胞の障害が原因とされており、日中に強い眠気を感じます。また、金縛り、寝てすぐに夢を見る、笑ったときなどに突然体の力が抜けてしまう(情動脱力発作)といった特徴的な症状もみられます。