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シミについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、シミについてです。

全身をおおう、肌(皮膚)。その総面積は大人で約1.6㎡、畳1枚分もあります。外部環境から体を守る保護作用の他に、体温調節作用や呼吸作用、感覚作用(寒熱や痛みなどを感じる)、免疫作用、分泌排泄作用(汗や皮脂を出す)など様々な働きがあります。肌は、層状の構造をしていて、肌の最も外側にある部分を「表皮」といいます。さらに、表皮も表面にある「角質層」や、表皮の奥にある「基底層」など複数の層からなっています。そして、基底層では、肌の細胞がつくられています。つくられた細胞は、細胞分裂をしながら角質層まで移動していき、角質層で一定期間とどまった後、垢となって肌表面からはがれ落ちていきます。

このように肌では、絶えず新しい細胞がつくられ、古い細胞との入れかわりが起こっています。この肌細胞の入れかわりが「ターンオーバー(新陳代謝)」です。その周期は20代でおよそ28日です。年齢とともに遅くなります。では、なぜ周期的に生まれる肌に“しみ”ができるのでしょうか。

私たちの肌は、紫外線を浴びると、紫外線から体を守るために基底層のメラノサイト(色素細胞)でメラニン色素を生成します。日焼けをした肌が数ヶ月もたてば元の肌の色に戻るのは、ターンオーバーによってメラニン色素を排出しているからです。ところが、強い紫外線を浴びてメラニン色素が大量に生成されてしまうと、排出が追いつかなくなります。また、加齢によってターンオーバーが鈍ってくると、メラニン色素の排出も鈍くなります。そうすると、メラニン色素は表皮に残ったままになり、やがて“しみ”となって現れてしまうのです。

そのため、しみを予防するには、『しみを生み出すもの』と『しみを肌に残すもの』への対策が必要です。つまり、しみのもとになるメラニン色素を過剰につくらないことと、しみを肌に残さないようにターンオーバーを促し、メラニン色素を排出するということです。ターンオーバーは不健康な生活習慣でも鈍るため、生活習慣にも気をつけなければなりません。それから、肌に合わない化粧品の使用、抗生物質など薬の服用、ナイロンタオルや洗顔ブラシでのこすり過ぎ(摩擦)火傷やニキビ、けがといった傷跡などによってもしみができることが知られています。次項では、健康な肌づくりのための生活習慣などついて説明します。

◎栄養バランスの良い食事をとりましょう・・・特にミネラル・ビタミンを積極的に補いましょう。これらは健康な細胞の産生や活発なターンオーバーに不可欠です。また、野菜や果物などに多く含まれる“ファイトケミカル”の補給もおすすめです。

◎十分な睡眠をとりましょう・・・ターンオーバーは、睡眠中に活発に行なわれます。睡眠中には、成長ホルモンの分泌が盛んになります。成長ホルモンは、ターンオーバーを促し、体の機能の修復や疲労回復をサポートします。

◎ストレスを上手に解消しましょう・・・ストレスは、老化の一因となる活性酸素を発生させ、ミネラルを浪費したり、免疫機能の低下やホルモンバランスの乱れを招いて、ターンオーバーを遅らせます。自分に合ったリラックス方法を見つけ、リフレッシュを心がけましょう

◎日焼け止め・帽子・日傘などを活用して紫外線をカットしましょう・・・紫外線は活性酸素を発生させ、細胞を傷つけ、老化を早めます。

◎洗顔はやさしく丁寧に行ないましょう・・・肌の表皮はおよそ0.2mmほど。肌をキレイにしようと強くゴシゴシとこすっては、薄い肌を傷つけてしまい、逆効果です。また、ご自身の肌に合ったスキンケアを選びましょう。

脱水・熱中症について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、脱水・熱中症についてです。

夏本番を前に、じっとりした湿気とともに気温もぐんぐん上昇する6月。体が暑さに十分順応できていないこの時期から夏に向けて、特に注意したいのが「熱中症」です。

熱中症は、気温や湿度の高い環境(暑熱環境)下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなってしまったために現れるさまざまな症状の総称です。消防庁が発表した平成28年夏期(5~9月)の熱中症による救急搬送人数は実に5万人以上にのぼり、うち50人以上の人が命を落としています。

梅雨明け前後をピークとして、時間や場所を選ばず、赤ちゃんから高齢者まで誰にでも起こりうる熱中症。どんな病気かを知って対策し、この夏を元気に過ごしましょう。

気温が高くなると、私たちの体は汗をかくことによって体内の熱を逃し、体温を一定に保とうとします。ところが、汗を大量にかきすぎると、今度は体内の水分や塩分が不足して脱水状態となり、めまいや立ちくらみなどの、熱中症の初期症状が現れ始めます。

重症度主な症状

  • 軽度
    大量の発汗。めまいや立ちくらみ、生あくびなど、脱水症状が主。筋肉痛やこむら返りがみられることもある。
  • 中等度
    汗が出なくなり、体温が上昇する。頭痛や吐き気・嘔吐、だるさ、意識が遠のく(集中力や判断力の低下)
  • 重度
    さらに体温が上昇し、けいれんや呼びかけに応じない意識障害や昏睡などが起こる。さらには内臓の障害が起こり、命にかかわる状態になる。

熱中症の重症化を防ぐには、「もしかして熱中症かも…?」と疑ったときの早めの対応が大切です。周りの人に熱中症が疑われる症状があった場合には、まずは次のことを確認しましょう。

  1. 意識があるか?
  2. 水分を飲めるか?

意識がしっかりあり、水分の摂取もできるようなら、応急手当で回復が見込めます。意識がぼんやりしていたり、動けず、水分を摂れない状況であれば、迷わず救急車を要請し、救急車を待つ間、応急手当を行います。

  • 日差しを避けて涼しい場所に運び、衣類を緩めて安静にさせる
  • エアコンをつけたり、うちわや扇風機などで体に風を送り、冷やす
  • 太い血管の通っている首やわきの下、太ももの付け根を冷やす
  • 水分(できれば経口補水液*やスポーツドリンク)を少しずつ何度も飲ませる
    *脱水時や熱中症が疑われるときの水分摂取に適した、塩分と糖分をバランスよく含む飲料。

ご自身に熱中症が疑われる症状があった場合にも、涼しい場所へ移動し、体の冷却、水分補給を行いましょう。

熱中症の始まりは体の水分不足、つまり脱水です。暑さで水分が失われやすい夏季には特に意識して、こまめな水分補給を心がけ、脱水・熱中症を予防しましょう。また、脱水は血管に負担のかかる状態です。体内の水分が不足すると、血液の濃縮度も増し、血栓がつくられやすい状態になります。特に高血圧などで動脈硬化が進行している人では、脳卒中や心筋梗塞を起こす要因になる可能性があります。こうしたことからも、日頃から水分を上手に摂取する習慣をもち、脱水を防ぐことが大切です。

  • 平常時の水分摂取に最適なのは、常温に近い温度の水
  • 1日のめやす摂取量は1.5L程度
  • ゆっくり少量(150~200mL)ずつ、7~8回にわけてこまめに飲む
  • 特に体から水分が失われやすい次のタイミングでの補給を忘れずに!
    ①起床時 ②運動の前後 ③入浴の前後 ④就寝前

(病気療養中で水分摂取制限のある方は主治医の指示に従ってください)

脱水や熱中症は屋外だけでなく屋内にいても起こります。室温が28℃を超えないようエアコンや扇風機を上手に使ったり、日頃から栄養バランスのよい食事や十分な休息をとり、暑さに負けない体をづくりをしていくことも、脱水や熱中症の予防になります。できることから実践して、元気な夏を迎えましょう!

シミについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、シミについてです。

全身をおおう、肌(皮膚)。その総面積は大人で約1.6㎡、畳1枚分もあります。外部環境から体を守る保護作用の他に、体温調節作用や呼吸作用、感覚作用(寒熱や痛みなどを感じる)、免疫作用、分泌排泄作用(汗や皮脂を出す)など様々な働きがあります。肌は、層状の構造をしていて、肌の最も外側にある部分を「表皮」といいます。さらに、表皮も表面にある「角質層」や、表皮の奥にある「基底層」など複数の層からなっています。そして、基底層では、肌の細胞がつくられています。つくられた細胞は、細胞分裂をしながら角質層まで移動していき、角質層で一定期間とどまった後、垢となって肌表面からはがれ落ちていきます。

このように肌では、絶えず新しい細胞がつくられ、古い細胞との入れかわりが起こっています。この肌細胞の入れかわりが「ターンオーバー(新陳代謝)」です。その周期は20代でおよそ28日です。年齢とともに遅くなります。では、なぜ周期的に生まれる肌に“しみ”ができるのでしょうか。

私たちの肌は、紫外線を浴びると、紫外線から体を守るために基底層のメラノサイト(色素細胞)でメラニン色素を生成します。日焼けをした肌が数ヶ月もたてば元の肌の色に戻るのは、ターンオーバーによってメラニン色素を排出しているからです。ところが、強い紫外線を浴びてメラニン色素が大量に生成されてしまうと、排出が追いつかなくなります。また、加齢によってターンオーバーが鈍ってくると、メラニン色素の排出も鈍くなります。そうすると、メラニン色素は表皮に残ったままになり、やがて“しみ”となって現れてしまうのです。

そのため、しみを予防するには、『しみを生み出すもの』と『しみを肌に残すもの』への対策が必要です。つまり、しみのもとになるメラニン色素を過剰につくらないことと、しみを肌に残さないようにターンオーバーを促し、メラニン色素を排出するということです。ターンオーバーは不健康な生活習慣でも鈍るため、生活習慣にも気をつけなければなりません。それから、肌に合わない化粧品の使用、抗生物質など薬の服用、ナイロンタオルや洗顔ブラシでのこすり過ぎ(摩擦)火傷やニキビ、けがといった傷跡などによってもしみができることが知られています。次項では、健康な肌づくりのための生活習慣などついて説明します。

◎栄養バランスの良い食事をとりましょう・・・特にミネラル・ビタミンを積極的に補いましょう。これらは健康な細胞の産生や活発なターンオーバーに不可欠です。また、野菜や果物などに多く含まれる“ファイトケミカル”の補給もおすすめです。

◎十分な睡眠をとりましょう・・・ターンオーバーは、睡眠中に活発に行なわれます。睡眠中には、成長ホルモンの分泌が盛んになります。成長ホルモンは、ターンオーバーを促し、体の機能の修復や疲労回復をサポートします。

◎ストレスを上手に解消しましょう・・・ストレスは、老化の一因となる活性酸素を発生させ、ミネラルを浪費したり、免疫機能の低下やホルモンバランスの乱れを招いて、ターンオーバーを遅らせます。自分に合ったリラックス方法を見つけ、リフレッシュを心がけましょう

◎日焼け止め・帽子・日傘などを活用して紫外線をカットしましょう・・・紫外線は活性酸素を発生させ、細胞を傷つけ、老化を早めます。

◎洗顔はやさしく丁寧に行ないましょう・・・肌の表皮はおよそ0.2mmほど。肌をキレイにしようと強くゴシゴシとこすっては、薄い肌を傷つけてしまい、逆効果です。また、ご自身の肌に合ったスキンケアを選びましょう。

手足口病について

こんにちわ。安井鍼灸整骨院です。今回は、手足口病についてです。

手足口病は、その名のとおり、手や足、口内に水疱性の発疹ができるウイルス性の感染症です。主な原因となるウイルスは、コクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)です。このため、一度かかっても、また別のウイルスの手足口病にかかる可能性があります。症状はどのウイルスに感染しても同様です。感染してから3~5日後に手のひらや足、口内に2~3mmほどの小さな水疱性の発疹があらわれます。熱は出ないことも多く、出たとしてもあまり高くなりません。特効薬はありませんが、ほとんどは特別な治療をせずとも数日のうちに回復します。

手足口病は、通常は軽い症状で完治する病気ですが、重い合併症を起こすこともあります。髄膜炎や小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状があらわれるケースがあります。特にEV71に感染した場合、中枢神経系の合併症を起こす確率が高い傾向にあります。

また、通常手足口病にあらわれる症状が見られずに重症化することもあります。下記のような症状があらわれた場合は、注意が必要です。

①高熱が出る
②頭痛
③呼吸が速く、息が苦しそう
④発熱が続く
⑤視線があわない
⑥水分が摂取できず尿が出ない
⑦嘔吐
⑧呼びかけに応えない
⑨ぐったりしている、など

手足口病にかかったときは、保護者の方がお子さんの病状を注意深く観察し、おかしいと感じたらすぐに医療機関を受診しましょう。

手足口病は、飛沫感染、接触感染、糞口感染で感染します。予防対策は一般的な感染症と同様、手洗いを流水と石けんでしっかり行うこと、タオルは共用しないこと、オムツ交換時排泄物は適切に処理することなどが大切です。特に、この病気にかかりやすい年齢層である乳幼児は、幼稚園や保育施設で集団生活をしているため、一人感染者が出ると、集団感染しやすいので注意しましょう。

ただし、感染しても発病しない場合と、発病後症状があらわれなくなった後でも、便などからはウイルスが排泄されているため、感染者が出た際に対策を取るのではなく、常日頃から予防対策を心がけておくことが重要です。

手足口病が流行るのは、通常は6~8月の暑い盛り。その症状は、手のひら、足の裏、手や足の指と指の間、口の中にできる水疱性の発疹に、微熱、軽いのどの痛みとそれによる食欲低下(おなかはすくけど、痛みのため食べられない)。こうしたことから考えて、手足口病は風熱邪によるものと判断できます。

手足口病には、通常は、頭痛やかゆみはなく、風熱の中で比較的軽い部類。東洋医学で考えると、風疹も風熱証に入り、こちらはちょっと重いってことになりますね。ちなみに、インフルエンザは風寒証になります。

外邪によるものは、初期の手当てがよければ、すぐに治ります。ところが、正気(元気)が弱く、抵抗力がないと、症状は急に悪化して重症化します。そして、外邪が体内深くに入り込むため、痙攣を起こしたり、意識をなくしたり、ときには死に至ることもあるのです。外邪が入ってきたときに、熱や発疹のような症状がぱっと出るのは、正気が外邪と闘う力を持っている証拠。言いかえれば、微熱が出たとき、正気がしっかりしていて、邪気がさほど強くないために、微熱ですんでいるのか、それとも正気が弱くて熱も出せないのか。これは大きな違いです。東洋医学で考えても、日ごろから免疫抵抗力を保つためには、養生が大切。やっぱり食事のバランスと、十分な睡眠、適度な運動、そしてストレス解消かな。風熱証の手当てに使うツボは、合谷、曲池、大椎、風池を使用します。

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)です。

おたふく風邪は正式には流行性耳下腺炎といい、感染力が強い疾患として知られている。唾液を分泌する耳下腺(耳の前から下に位置する)と顎下腺(顎の下に位置する)が腫れて痛み、熱が出る。原因となるのはムンプスウイルスで、特に幼児~小学校低学年くらいまでの小児に多く発症する。「子どもの時に発症すると軽症で済む」などといわれることがあるがこれは正確ではなく、小児でも合併症を引き起こし後遺症が残る可能性がある。発生し得る合併症は無菌性髄膜炎・膵炎・感音性難聴(ムンプス難聴)など。また思春期以降の男性は精巣炎、思春期以降の女性は卵巣炎などが挙げられる。

原因となるのはムンプスウイルスで、ウイルスを持つ人との接触やくしゃみによる飛沫を浴びることなどで感染する。年間を通して感染する可能性があるが、春夏は保育園や幼稚園での集団感染によって流行しやすいといわれている。幼児~小学校低学年くらいまでの小児に多く発症するが、特に4歳以下は感染しやすい。症状が似ている疾患として、耳下腺の腫れを何度も繰り返す「反復性耳下腺炎」があるが、おたふく風邪とは原因となるウイルスが異なる。また、反復性耳下腺炎は熱が出ない、痛みが2~3日と比較的短期間で治まる、人にはうつりにくい、何度も繰り返すなどその症状にも差がある。

原因となるムンプスウイルスが体内に侵入すると、鼻・喉などの粘膜、首などのリンパ節で増殖し、血液によって全身に運ばれて広がる。そして2~3週間の潜伏期間を経て、耳下腺・顎下腺の腫れ、押したときの痛み、飲み込むときの痛み、発熱が起こる。通常こうした症状は、現れ始めから48時間以内にピークに達する。その他に、頭痛・食欲の低下・倦怠感など、風邪と似た症状が見られることもある。なお、おたふく風邪の大きな特徴でもある顔の腫れは、ムンプスウイルスが唾液を分泌する唾液腺に感染することによるものである。ムンプスウイルスが唾液腺に感染すると、唾液腺ではウイルスを排除するために免疫機能が働く。そして結果的に炎症が起こり、唾液腺のある顔周りの腫れが生じる。

基本的には症状から診断され、検査は必須ではない。1度おたふく風邪を発症していると、ほとんどの場合は体内に抗体ができて感染の可能性が低くなるため、過去の病歴が診断の基準の一つになる。ただし過去におたふく風邪の原因となるムンプスウイルスに感染していても、再度発症する可能性はゼロではない。また、過去にムンプスウイルスに感染していても症状が出ない不顕性感染である可能性が3割ほどあり、自覚している病歴だけでは感染の有無が判断できないことも。そのため診断が疑わしい場合や、ムンプスウイルス感染の有無を調べる目的で血液検査を行うことがある。

現時点ではおたふく風邪に効果的な特効薬・治療法はないが、ほとんどの場合1~2週間で自然に完治する。発熱や痛みには、解熱鎮痛剤などを用いて症状を和らげる対症療法を行う。口を大きく開けたり、食べ物を咀嚼したりする際に頬や顎が痛む可能性もあるため、食事はのどごしが良く刺激が少ないものを選ぶ。例えば、少ない咀嚼で摂取できるゼリー飲料、ポタージュスープ、ヨーグルトなどのメニューが適している。高熱時は経口補水液や牛乳などの飲みやすい飲料でこまめに水分補給をして、脱水症状を予防することも大切だ。脱水症状の心配がある場合は、医療機関で点滴を行い予防することもある。顔の腫れや痛みが気になる場合は、保冷剤、冷却シートなどで冷やすことで緩和できる可能性も。また、酸っぱい食べ物は唾液の分泌量を増加させ、顔の痛みが強くなるため避けたほうが良いらしいです。

関節リウマチについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、関節リウマチについてです。

高齢者や女性がなる病気と思われがちな関節リウマチですが、実際にはどの年代でも、男性にも発症する可能性があります。日本での患者数は70~80万人にのぼり、男女比は1:4で30歳~50歳の女性にとても多い病気です。女性ホルモンが直接病気を引き起こす原因にはなりませんが、女性ホルモンは自己抗体の働きや、免疫反応を促すサイトカイン(免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質)を活性化しやすいと考えられています。

関節リウマチは、自己免疫疾患で膠原病の一種です。免疫の異常により関節を包む滑膜に炎症が起こり、それが増殖すると軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれます。放っておくと、やがて関節が変形してしまいます。

免疫は本来細菌やウイルスなどの外敵を排除するシステムですが、異常が起こると自分の身体の一部を外敵と錯覚して排除しようとしてしまいます。関節リウマチを患った関節は、炎症を起こした滑膜からサイトカインが異常分泌するのです。

この病気の原因はいまだに不明ですが、遺伝的な要因や女性ホルモンなどの遺伝的要因のほか、環境的な要因としてタバコがあげられます。喫煙歴がある、または現在喫煙している人では、男性で2~3倍、女性で1.2~1.3倍の発症率となることが報告されています。

あなたは大丈夫? 早期リウマチチェックをしてみましょう。

①朝起きた時、指などがこわばる

②指の関節が腫れる

③お箸が上手に使えない

④はさみが使いづらい

⑤靴ひもが結びにくい

⑥ペットボトルを開けづらい

⑦パジャマのボタンが外しにくい

一つでも項目があてはまれば、早期リウマチかもしれません。早めにリウマチ専門医へ相談しましょう。

関節リウマチは治療の前段階で、普段の生活の中で行う基礎療法がとても大切です。日常生活の注意は、その後の治療にも影響するといわれています。

以下にポイントを紹介しましょう。

1) 日常生活は無理をせず身体と心を安静に保ちます。

2) 疲労は症状悪化のきっかけになることがあるので、休養をとって身体と心のストレスを減らすようにしましょう。

3) 身体の冷えに気をつけ、部屋の湿度が高くならないようにします。

4) 感染予防のためにインフルエンザなどの予防接種を受け、外出にはマスクを使用して、帰宅後は手洗いとうがいを徹底しましょう。また、清潔を保ち、傷ができたら消毒と絆創膏で手当をしてください。

そのほかの注意点は以下になります。

タバコは関節リウマチの発症リスクを高めるので、予防のためにも禁煙がおすすめです。それだけでなく、喫煙は薬の効きを悪くして、治療に影響します。節煙では効果がないので、きっぱりとやめるようにしましょう。

アルコールは1~2杯程度であれば、まず問題ないことが多いといわれています。飲みすぎには注意しましょう。

3食規則正しく食べ、炭水化物、タンパク質、脂質、ミネラル、食物繊維をしっかり食べることが大切です。糖尿病を合併している場合は炭水化物、脂質異常症を合併している場合は脂質、高血圧症を合併している場合は塩分などそれぞれ気をつけます。リウマチは貧血や骨粗しょう症などを合併しやすいので、鉄分やカルシウム、良質のタンパク質を積極的に摂るようにしましょう。

炎症や痛みが強い時は安静が第一ですが、病状が落ち着いてきたら自分でできる範囲で、毎日少しずつでもリハビリテーションや運動を続けましょう。身体を動かすことで関節や筋肉の機能を守ることができます。自宅で簡単にできる全身の関節を動かすリウマチ体操や、炎症が強い時は関節を動かさずにできる体操がありますので、体調と相談しながら無理せず行うことが大切です。たとえば、手を握ったり開いたり、指をそろえたり離したりするだけでも、手の指の関節の可動域を維持できます。

リウマチによる関節の腫れや痛みに対する鍼灸の効果はWHO(世界保健機構)でも認められており、 実はリウマチの症状を改善するために鍼灸治療を受けているという人は結構多いのです。
鍼には「鎮痛(痛みをおさえる)」「消炎(炎症をしずめる)」効果があるため、リウマチによる関節の腫れや痛みを楽にし、日常生活におけるストレスを軽くすることができます。

ストレスについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、ストレスについてです。

5月病の原因の一つに「ストレス」が挙げられます。日常に広く浸透し、頻繁に使われる「ストレス」という言葉。改めて意味を問われると、適切に答えるのが案外むずかしくありませんか?

「ストレス」は、もともと物理学の分野などで“外部からの力によって生じた歪み”を意味する言葉として使われていました。医学の分野で「ストレス」という言葉が使われるようになったのは、今から75年前の1936年。カナダ人の生理学者ハンス・セリエ博士は、体外から加えられた有害な要因(刺激)によって体に生じた歪みとそれに対する体の防衛(適応)反応を「ストレス」、そして、歪みの原因となる刺激を「ストレッサー」と定義付けました。そのような「ストレス」。簡単にいうと「心身の歪み」です。スポンジに例えると、スポンジを指で押すと、凹みます。この凹みや凹みを起こす力が、「ストレス」です。私たちの心身も、人間関係や仕事のトラブル、悩み、不安といった刺激によって歪むのです。時間がたてば凹んだスポンジが元に戻るように、私たちは「ストレス」によってダメージを受けても休息をとれば、ホメオスタシス(生体恒常性)という正常な状態に戻ろうとする体の働きによって、たいていは回復します。

ところが、心身の適応能力をはるかに越えるような刺激を受け続けると、体調不良やストレス関連疾患の発症につながってくるのです。私たちは、日常生活の中で様々なストレスを受けています。ストレスには、小さなものから大きなものまで色々あります。隣人の犬が吠えてうるさい、いつもの電車に乗り遅れた、飲食店の従業員の愛想が悪かった等の些細な事から就職や退職、結婚や離婚、出産や死別など、人生の転機となるような大きな出来事まで。私たちの意志とは関係なく、自然環境、社会環境は常に変化していきます。自分ではどうにもならないこともあるでしょう。生きている限りストレスは続きますし、残念ながらストレスをなくすことはできません。だからこそ、ストレスを取り除くことよりも、ストレスの影響が強くなりすぎないように、自分をコントロールして、いかにストレスと上手く付き合っていくかが大切になってきます。

ストレスの感じ方には個人差があります。例えば、スポーツ。好きな人には楽しくてプラスのものですが、嫌いな人にとってはマイナスもの、ストレスです。同じ事柄でも受け止める人によって、大きく異なってきます。一般的に、真面目で神経質、完璧主義、内向的で感情を抑制してしまいがちな人ほどストレスの影響を受けやすいと言われています。しかし、そのような人でもストレスを自覚してペースダウンしたり、意識的に休息をとるように心掛けていれば、大事に至らずに済みます。では、ストレスと上手く付き合うにはどうしたら良いか、まずは、ストレスへの考え方について。行動傾向と同じように、考え方にも癖があるものです。「どうして自分だけが・・・」と、怒りや挫折感を感じたことはありませんか?実際は大したことでもないのに重く考え過ぎていたり、勝手な思い込みがストレスになっている場合も多いのです。

ストレスは、気付かない間にも蓄積していきます。物事への集中力も限られおり、さほど長くはありません。がむしゃらに頑張るよりも、適度に休みをとり、気持ちに余裕を持って取り組む方が、結局は大きな成果を得ることも多いのです。

①Rest(レスト・休息):適度な休憩と睡眠 

仕事のオンとオフの区切りをはっきりつけて、心身を休ませる日をつくりましょう。また、毎日の十分な睡眠時間の確保が難しくても、就寝前の食事を避けたり、適度に体を動かすことで眠りの質を高めることができます。

②Refresh(リフレッシュ・気晴らし):適度な息抜き、自分の時間を持つ

勉強や仕事の合い間なら、気分転換にコーヒーを飲んだり、週末であれば、何か好きなことに打ち込むこともおすすめです。人それぞれですが、ドライブするとか、好きな音楽を聴くとか、ショッピングに出かけたり、あるいは映画を見に行くのも良いでしょう。非日常的な環境に身を置き、日々の生活から意識をそらすことで、ストレスからの解放感を得られやすくなります。

③Relax(リラックス・くつろぎ):ゆったりとした時間を持つ

家族との団らんや気心の知れた友人との語らいなどで、緊張を解きほぐす時間を持ちましょう。ペットと遊ぶ、ガーデニングを楽しむなど、動物や植物と触れあうことも良いでしょう。仕事の休憩中であれば、静かな場所でゆっくり深呼吸を行うと気持ちが穏やかになるでしょう。

睡眠について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、睡眠についてです。

私たちは、毎日、覚醒(起きている状態)と睡眠(眠っている状態)を繰り返しています。では、なぜ、夜になると眠くなるのでしょうか。これには、2つのしくみが関係しています。まず、「ホメオスタシス(生体恒常性)」です。「ホメオスタシス」とは、私たちの体に備わっている体内環境を一定の状態に保とうとする働きのことです。忙しかった日や、寝不足続きの日は、眠気が一段と強まります。“疲れると眠くなる”のは、体(脳)が疲労や睡眠不足を感じると、睡眠によって体や脳を休め、回復をはかろうするしくみが働くためです。一方、前日の睡眠が十分で、それほど疲れていなくても、ある一定の時刻になれば、私たちは自然と眠くなります。これには「体内時計」が関わっています。睡眠や覚醒、体温、血圧、代謝、ホルモンの分泌、免疫機能など体内の様々な機能は、「体内時計」によって約1日の決まったリズムで調節されています。特に「体内時計」の睡眠と覚醒の調節には、睡眠を誘発する作用を持つ「メラトニン」と呼ばれるホルモンが密接に関係しています。本来は25時間周期の「体内時計」ですが、朝日を浴びることで24時間にリセットされます。また、朝日を浴びて約14時間後から再び「メラトニン」の分泌がはじまり、「体内時計」は、徐々に眠くなるように設定されています。私たちが意識していなくても、“夜になると眠くなる”のは、「メラトニン」が「体内時計」に働きかけ、夜には休息状態に切りかわるしくみがあるからです。このように、私たちの体は「ホメオスタシス」と「体内時計」の2つのしくみによって、眠くなるようになっているのです。ところが、平成23年(2011年)の国民健康・栄養調査によると、ここ1ヶ月間で、寝床に入っても寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝早く目が覚める、熟睡できないなど、眠れないことが「頻繁にあった」人の割合は、男性が13.2%、女性で13.6%。眠れないことが「ときどきあった」人と合わせると、男女ともに約半数以上を占め、快適な睡眠を得られていないことが伺えます。

なかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めるなど、不眠をはじめとする睡眠に何らかの問題がある状態を総称して「睡眠障害」といいます。睡眠障害には様々なものがあり、その症状や原因も人によって異なり、多岐にわたります。一般的に、心理的原因(ストレスなど)、身体的原因(外傷、湿疹、頻尿、花粉症といった病気や症状など)、生活習慣・環境の問題(時差ボケや夜勤など)、精神面の疾患(神経症やうつ病など)、薬の服用などがいわれ、メラトニンの分泌不足もその一因として指摘されています。メラトニンの分泌量は、光によって左右され、明るいと少なくなり、暗いと多くなります。また、年齢を重ねるほど減少してくることも知られています。メラトニンの分泌を良くするには、朝日を浴び、規則正しい生活を送ること、就寝前には明るい光を浴びないこと、メラトニンの材料となる栄養素を含む食事(食品)を摂ることなどが挙げられます。食事では、アミノ酸のトリプトファンを含む良質のたんぱく質(魚・肉・卵・大豆・大豆製品など)や、ビタミンB6(まぐろの赤身・かつお・さんま・大豆・納豆・バナナなど)、ナイアシン(まぐろの赤身・鶏ささみ・落花生・玄米ごはん・干しいたけなど)、マグネシウム(ナッツ類・ひじき・大豆・納豆・生カキなど)を積極的に取り入れることがポイントです。メラトニンそのものを含む食品には、白菜やキャベツ、ケールなどの葉野菜があります。そこでおすすめは、昔ながらの和食です。例えば、朝食。典型的な日本の朝食といえば、玄米ごはん、味噌汁、焼き魚、ぬか漬けなどです。特に昔ながらの日本の朝食には、上記の栄養素がバランス良く含まれています。

玄米ごはんには、ビタミンB6、ナイアシン、トリプトファンが、味噌汁の味噌は大豆からできているため、トリプトファンが、焼き魚には、トリプトファンやマグネシウム、ビタミンB6が、ぬか漬けには、ビタミンB6やナイアシンがそれぞれ含まれています。睡眠に良いからといって、穀類だけ、豆類だけ、野菜だけを食べるのではなく、色々な食品を組み合わせてバランス良く摂ることが大切です。また、生活上のちょっとした工夫がメラトニンの分泌を高め、快適な睡眠を助けてくれます。

5月病について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、5月病についてです。

休み明けの不調は、休みの間に食事や睡眠など、普段と異なる生活リズムで過ごしたことにより、体内時計が乱れて「時差ボケ」のような状態にあるために

起きると考えられています。少しぐらいの体内時計の乱れは比較的簡単に取り戻せますが、長い間そのリズムを続けてしまうと、戻すのが大変です。休み明けのよくある症状をまとめました。

  • 朝起きられない
  • 胃腸の調子がすぐれない
  • 気分が憂鬱
  • 体がだるい
  • 頭がぼ~っとする
  • ちょっとしたミスが多くなる
  • いつもより肩がこる

普段、休み明けの調子はいかがですか?チェックした項目が多い人ほど注意が必要です。連休明けにも、是非もう一度ご自身の調子をチェックしてみてくださいね。

では、こうした症状を減らすためにどうすればよいでしょうか。休み中と休み明けに分けて、ポイントをご紹介します。

◎就寝時間にかかわらず平日と同じ時間に起きよう 

体内時計を整えるためには規則正しい生活をするのが一番! でも、休日は少しくらい夜更かししたり、朝はゆっくりしたいですよね。ゆっくり寝ていたい時はいつもの起床時間+2時間以内に抑えましょう。

◎疲れ気味の胃腸をいたわろう

外食やお付き合いでの飲酒など、胃腸に負担をかけていたなと思う方は、脂質の多いメニューやアルコール類を控え、消化の良いものを選ぶようにしましょう。

◎休み明けに楽しみを用意しておく

楽しみがあると、休み明けの憂鬱も少しは軽くなりますよね。 「休み明け初日に新しい靴や服を身に着ける」 「自分へのご褒美のスイーツを買っておく」 「友人や家族との約束を入れておく」もいいアイデアです。

◎入浴はぬるめのお湯につかろう 

連休中に夜更かしが続くとなかなか寝付けないもの。お風呂に入ると体温が下がるタイミングで、スムーズに入眠することができます。また、ぬるめのお湯での入浴は気分もリラックスさせます。

◎テレビやスマートフォンなどを見るのは就寝1時間前まで

テレビやスマートフォンなどの明るい光を浴びると、脳が朝だと勘違いして、睡眠ホルモンの“メラトニン”の分泌を止めてしまいます。眠りが浅くなり、睡眠の質が悪くなるので注意しましょう。 

◎いつもより15分早く起きよう

15分早めに起きることで、準備にゆっくりと時間をかけたり、気持ちを平日モードに切り替える余裕が生まれます。たまっている仕事なども「朝早く来てやろう」と思えるので、前日の夜にもんもんとするのを防ぐことができます。

◎朝ご飯を食べよう

朝ご飯を食べることは、1日の活動エネルギーとして働くだけでなく、体内時計をリセットするためにも効果的です。食べる時間帯もなるべく決まった時間に摂るとgood!

◎太陽の光を浴びよう

普段、起き抜けに太陽の光を浴びると「目が覚める!」という方も多いのでは?実は体内時計のリセットにも太陽光は一役買っているんです。また、曇りの日でも外に出て散歩するだけで効果があるそうですよ。

◎眠い時、集中力が切れそうな時はガムでリフレッシュ

それでも日中眠くなる、集中力が続かない…という時の、お助けアイテムが“ガム”です。顔の筋肉、歯の付け根からの刺激、味覚、触覚など多くの刺激が脳へ持続的に働きかけるので、長い時間集中力をキープできます。 

◎休み気分が抜けていなくても焦らない

休み明け早々はいつもの調子が出なくて当たり前。 「まずは今日1日」と少しずつ調子を取り戻していきましょう。ご自身でスケジュールを調節できる場合は、

初日にあまり大事な予定や仕事は入れず、無理はしないことも大切です。

休み明けの不調は誰にでも起こるもの。ただ、気をつけたいのは、休み明けからしばらく経った後も心や体の不調が続く場合です。春は寒暖の差が激しい時季、それだけでも体には大きな負担ですが、環境の変化も起こりやすいので、それに上手く適応できないと「五月病」になる人もいます。

「五月病」は入学や進学、就職など、新しい環境や人間関係についていけないストレスから起こる不調の総称です。正式な病名ではありませんが、新生活が落ち着いてきた5月頃、新入生や新社会人に多くみられるため、そう呼ばれています。進学や就職の際に限らず、新しい環境に飛び込む機会は誰にでもあるもの。普段の生活で自分では気づかないうちに疲れがたまっていると、休み明けに心身の不調としてあらわれることがあります。

ほとんどの場合は一時的なものですが、気になる症状や、不調が長引く場合には早めのケアが大切です。一度、かかりつけの医師にご相談されることもおすすめします。また、周囲に「最近よく休むようになった」「いつもと様子が違う」そんな方がいらっしゃったら、声をかけてあげてくださいね。

睡眠について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。こんかいは、睡眠についてです。

いくらでも眠れそうなくらい、暖かな気候になって参りました。皆さんはリッチな眠りを得られていますか。実は、現代人、成人の4~5人に1人、高齢者のおよそ3人に1人が睡眠に関する問題を抱えていると言われています。不眠の原因は様々ですが、社会の24時間化による夜型生活へのシフト、ストレスも多く、うつ病など不眠を伴う心の問題などが大きな要因となっています。

睡眠は日中の活動で疲れた体を休め、健康を維持していくために不可欠なものですが、その役割は大きく4つあります。

①脳の疲労回復

大脳が疲れてくると自然と眠くなります。眠ることにより脳の疲労を回復します。

②細胞の新陳代謝

成長ホルモンが分泌され、昼間に消耗した細胞の修復・再生を行い、疲労を回復させます。

③免疫力の強化

病気をもたらすウイルスなどの体内侵入を防ぐ免疫力を高めます。

④記憶情報の保存

眠っている間に、昼間に得た情報の中で重要なものを記憶して保存します。

睡眠時間は人それぞれ異なります。日中の眠気で困らなければ、十分だそうです。

「今夜こそ早く眠らなくては」「また眠れないかも・・・・」といった眠れないことに対する過度のとらわれが、昼間の不安や緊張を高めます。これを「予期不安」といい、予期不安がますます入眠を妨げることが言われています。そこで、快適な快眠のためのポイントをご紹介します。

①昼寝をするなら、15時までに、30分以内で

②同じ時刻に毎日起床

③光の利用で、よい睡眠を

④規則正しい3度の食事、規則的な運動を

⑤コーヒーやタバコなどの刺激物は避けましょう

⑥就寝前にストレッチなど自分なりのリラックス法を

⑦寝酒は不眠のもと

⑧眠たくなってから床につく、就床時刻へのこだわりすぎに注意