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秋の冷え

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、秋の冷えです。

体調管理が難しい時期を乗り越えよう

冷え症は寒い時期の代表的な症状ですが、夏場では服装や食事が「冷え」に対して無防備になりがちで、低めの温度のエアコンや冷たい飲み物、食べ物などにより、体温の低下や血行不良を起こす人が多く見られます。

9月に入り、体には夏の疲れが溜まっているうえ、昼夜の気温変化も激しくなります。季節の変わり目には、しっかりとした体調管理をしないと「冷え」による思いがけない体調不良につながります。

「冷え」と「自律神経の乱れ」に注意

エアコンを長時間使用していると、自律神経系の交感神経が働き、体温を体の中から逃がさないように血管が収縮します。このため血流は悪化して、冷え症を起こすのです。また、自律神経の乱れは、他にも基礎代謝や新陳代謝を低下させてしまいます。

健康を取り戻すポイント

冷えから身を守るためには、体を温め、血行を改善することが大切です。次のポイントを参考にして、健康維持に努めましょう。

生活の心得

  • 首、手、足から冷えるので、その部分の保温をしっかりとしましょう。
  • いつまでも夏用の寝具・パジャマは使わないように注意しましょう。
  • エアコンの使用は暑い日だけにして、設定温度も高めにしましょう(外気との温度差は5度以内に)。
  • ウオーキングやストレッチなど軽い運動を心がけましょう。
  • 38~40度くらいのぬるめの湯でゆっくりと半身浴をして、体の芯から温めましょう。
  • 十分な睡眠をとりましょう。

食事の心得

  • 栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
  • 体を内側から温める食材をとりましょう。
    体を温める食材としては、ニンジン、カボチャ、ダイコン、カブなどの根菜類、ヤマイモ、サトイモ、サツマイモなどの芋類、シソ、ショウガ、ニンニク、ネギ、タマネギなどの薬味野菜があります。
  • 疲労回復力をアップさせるビタミンやミネラル、抗酸化物質、酵素、良質なたんぱく質が豊富な食材をとりましょう。これらは牛肉や豚肉に多く含まれています。

秋の冷えのツボ

足三里(あしさんり)

胃腸の調子をよくし、疲労回復のツボ。膝蓋骨(膝のお皿)の下縁がら指4横指下。
足首をまでると膨らんでくる筋肉上に取る。

秋の乾燥

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、秋の乾燥です。

空気が乾燥しやすい秋は「潤い」を意識して生活しよう!

暑かった夏もひと段落。朝晩は涼しく、秋の訪れを感じる季節になりました。

 秋は過ごしやすい気候で、「食欲の秋」「スポーツの秋」など楽しみが多い季節ですね。そんな秋にも、体調を崩す原因が潜んでいます。

そこで、今回は秋の過ごし方についてご紹介したいと思います。秋を健やかに過ごし、冬の寒さに備えましょう。

こんな症状はありませんか?

  • 風邪をひきやすい
  • 鼻や喉の乾燥
  • 喉の痛み
  • せき
  • 皮膚の乾燥・かゆみ
  • 便秘
  • 気分の落ち込み

 など

秋は「燥」の季節

秋は、朝晩の冷え込みが強くなり、空気が乾燥しやすい時期です。夏に盛んに行われていた皮膚呼吸による水分や老廃物の代謝が少なくなるため、気管や鼻、喉に負担がかかります。さらに、乾燥した空気が鼻や喉の粘膜を刺激することで、せきや痰、喉の痛みなどの症状が現れやすくなります。

 東洋医学の五行説でも、秋は「燥」の季節にあたり、燥邪の影響を受けやすくなると考えられています。この時期、一番影響を受けやすいのが「肺」です。「肺」は鼻や喉、気管支などとつながっているため、主に呼吸器系の不調が起こりやすくなります。また、大腸や皮膚なども燥邪の影響を受けやすくなるため、便秘や皮膚の乾燥にも注意が必要です。

また、秋から冬にかけては自律神経が副交感神経優位から交感神経優位にシフトしていきますが、この変化がスムーズに行われないと、ホルモンのリズムが崩れたり、免疫機能が低下したりして、風邪をひきやすくなるなど、さまざまな症状が現れます。

秋の過ごし方のポイント

乾燥を防ごう

乾燥が気になる時は、マスクをしたり、加湿器を使用したりするなど、適度な湿度を保ちましょう。喉に負担がかからないよう、鼻呼吸を意識することも大切です。また、口の渇きや肌の乾燥、便秘が気になる時は、白湯や温かいお茶などで水分をこまめに取りましょう。

体を潤す食材や旬の食材を取り入れよう

梨、ごま、れんこん、白きくらげ、松の実、ゆり根などは、体の潤いを補ってくれる食べ物です。肌荒れや冷え症などの症状がある人は、ひじきやあさり、いわしなどの魚介類、鶏肉などがおすすめです。また、旬の食材は栄養が豊富に含まれています。さつまいもやじゃがいも、ごぼうなどの根菜類、きのこ類、さんま、いわし、サケ、サバなどの魚も積極的に食べましょう。

冷えに注意しよう

薄着で体の熱や水分を逃さないよう、朝晩の冷え込みが強い時はカーディガンを一枚羽織る、タートルネックやスカーフなどで首元を温めるなどの工夫をしましょう。また、冷たい飲食物を控えたり、食材には火を通したりするなど、体を内側からも冷やさないことが大切です。

交互浴(温冷浴)で自律神経を整えよう

自律神経を整えるには、交互浴(温冷浴)がおすすめです。温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法で、温かいお湯で副交感神経、冷たい水で交感神経を交互に刺激することで、自律神経のバランスを整える作用があります。

交互浴の方法

① 36~42℃位のお湯(シャワーでも可)に1分浸かる

②15~24℃位の冷水のシャワーを1分浴びる

③ 1と2を5回程度繰り返す。最後は、冷水で終わるようにする

冷たい水が苦手な方は、足にシャワーをかけるだけでも大丈夫です。くれぐれも無理をしないようにして下さい。高血圧や心臓病の方、医師から入浴を止められている方、飲酒後などは、交互浴は控えましょう。

喘息

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、喘息です。

秋は最もぜんそくが悪化することの多い季節

ぜんそくは気候変動で影響を受けやすい疾患です。特に秋はぜんそく症状が悪化しやすいと言われており、その原因には様々な要因があります。

ダニアレルゲンの増加、気温の変化や台風の接近に伴う気圧変化、ウイルス感染などによりぜんそくが悪化しやすい秋だからこそ、規則正しい生活などを心がけ、日々のぜんそく治療を怠らずにぜんそく管理に努めましょう。またインフルエンザワクチンの接種時期でもあり、主治医と相談の上予防対策を行うことも大切です。

秋には夏に増殖したダニが死骸となり、これがハウスダストとなって多く飛散します。ダニは温度20~30℃、湿度60~80%の高音多湿を好むので、7~8月に発生のピークを迎えます。9月になると、さらにダニの糞や死骸が蓄積し、これらもアレルゲン(アレルギーの原因物質)になるので、秋はダニアレルギーのリスクが高まるのです。こまめに掃除をし、ダニを駆除しましょう。

ダニ対策チェックポイント

カーペット

湿気を好み、ホコリの栄養分をエサとするダニにとって絶好の住みかです。ウールや混紡など吸湿性の高い素材のカーペットは特に注意が必要です。

ふとん/毛布

1晩でコップ1杯分の汗をかき、そのため湿気を含んだフケやアカなどがダニのエサとなるので、ダニが繁殖しやすいので、ふとん、毛布は特に要注意です。

布製のソファー

湿気を含みやすい素材であり、人の皮脂・フケなどが栄養分となります。ソファーは布地が厚手だと、ダニが奥に潜んで、退治するのが難しくなりますので、こまめな掃除が必要です。

ぬいぐるみ

カーペットと同様に、吸水性が高いのでダニが大好きな場所です。子どもが持って遊ぶ場合は注意しましょう。

ペット

ペットの体にもダニは発生します。ただし、何よりも気をつけたいのは、ペットの食べこぼしや抜け毛、フケです。これらはダニのえさになるので、いつでもキレイにしておきましょう。

ぜんそく治療はいつまで続けるの?

残念ながら、ぜんそくは治らない病気ですので、「普段からの治療」が特に大切です。

ぜんそくの治療を受けるにあたり、2つの時期があることを知っておく必要があります。ひとつ目は咳や息苦しさなどの症状がある時期。このときには、今まさに苦しい症状を抑えるための薬を使います。ふたつ目が、咳などの症状が軽減して調子のよい時期。この時期は、症状が軽減するため「治った」と思ってしまいますが、気道では炎症が続いています。ぜんそくでは、この炎症を抑える「普段からの治療」が重要です。調子が良くても、「普段からの治療」を続けましょう。そうすることで、次に刺激に触れたときに、症状や発作が起こりにくい状態にしていくのです。気道の炎症をしっかりおさえれば、健康な人と変わらない生活を送ることができます。日常生活はもちろん、吸入ステロイド薬で治療しながら活躍しているスポーツ選手もたくさんいます。

「普段からの治療」でぜんそくの管理が適切に行われているか否かは、定期的な呼吸機能の検査や気道に炎症があると増える息の中の一酸化窒素(NO)濃度の測定により、気道の状態を評価してもらうことが必要です。わかりやすい正確な指標があると、治療効果をご自身でも確認でき、治療へのモチベーションも向上し、治療を継続しやすくなります。

症状がなくても毎日の治療をしっかりと継続し、何の制限もない日常生活を送りましょう。

秋の花粉症

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、秋の花粉症です。

秋にもかかる花粉症 その時期と症状は?

花粉症は春だけのものではありません。花粉症と聞くとスギ花粉症をイメージしがちですが、じつは日本だけでも現在60種類以上の花粉症が報告されており、一年を通して花粉症になる可能性があります。しかし、花粉症の症状に悩まされる人が多くなるのは、やはり春、そして秋です。花粉症の人のうち、約15%が秋に症状を訴えています。秋の花粉症は秋特有の植物によるもので、夏の終わり頃から10月にかけて目や鼻の症状が出ます。

その症状も、原因となる植物によって若干変わることがあります。また、スギ花粉症がある人では、秋の花粉症も発症しやすくなるといわれています。

秋花粉の種類

秋の花粉症の主な原因は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ

秋の花粉症の原因として多いのは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど草の花粉です。

ブタクサとヨモギはキク科、カナムグラはアサ科の植物。

どれもありふれた植物で、住宅地やオフィス街にも自生しています。

これら草の花粉は、スギやヒノキのような樹木の花粉と違って遠くまで飛ぶことはなく、 飛距離はせいぜい数メートルですが、ごくごく身近なところにあるため、うっかり近づいてしまうと花粉を浴びてしまうのです。

ブタクサは秋の花粉症の代表的な植物です。

1961年に日本で最初に報告された花粉症はスギではなく、ブタクサだったというのですから、花粉症としての歴史はあるわけです。ブタクサの花粉は午前中に飛散します。花粉の粒子が小さく、身体の奥深くまで侵入することがあり、気管支にまで入ってくると喘息のような症状を起こすこともあるので注意が必要です。

秋の花粉症、いつからいつまで

ブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉が飛散する期間は、8月から10月です。

飛散量のピークは9月ですが、いずれも東北や関東で多く飛びます。

関東でブタクサの花粉が飛ぶ期間は長く、12月頃まで飛散することもあります。

秋はハウスダストも増える季節

家の中で症状が強くなるような場合は、花粉症ではなくハウスダストの可能性もあります。

ハウスダストには、室内のホコリやダニ(死骸も)、ペットの毛、人の髪の毛、フケ、カビなどが含まれます。

夏の暑い時期に繁殖するダニは、秋になると死んでしまいますが、その死骸は小さく非常に軽いので、人の動きや空気の流れによって舞いあがります。それがアレルギー症状を引き起こす原因になるのです。ダニアレルギーの場合は、鼻炎症状にとどまらず喘息に発展することもあるので、注意が必要です。花粉症対策をしても症状が軽減しない人、外出していないのに症状がある人は、部屋の掃除を徹底的に行うなどハウスダスト対策を強化してみましょう。

秋は風邪と間違えやすい季節です

秋になると気温が下がり、乾燥してくるため風邪の原因となるウイルスの活動が活発になって風邪が流行り始めます。くしゃみや鼻みずが出ると、多くの人は「風邪かな?」と思うかもしれませんが、 花粉症の可能性があることも忘れてはいけません。ブタクサの花粉症では、気管支に花粉が入り込んで喘息のような症状が出ることもあります。熱もないのに咳が続くときは花粉症かもしれません。風邪と花粉症では、治療がまったく異なります。くしゃみや鼻みず、咳などの症状から風邪と自己判断せず、風邪薬を買う前に薬局の薬剤師に相談したり、病院で診察を受けるようにしましょう。

日常生活でできる対策法

秋の花粉症に対しては、スギやヒノキのように花粉の飛散情報が出ることはありません。

自宅や会社や学校の近く、通勤・通学や散歩、ジョギングで利用する道などに、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラといった秋の花粉症の原因になる植物がないかをチェックし、できるだけ近づかないようにしましょう。

秋の花粉症対策も、できるだけ花粉を浴びないようにすることが基本です。秋の花粉症に対しても、マスクや花粉症用メガネの着用、花粉の付着しにくい素材の服を着る、帰宅時には玄関前で花粉をはらう、帰宅後の洗顔やうがい、掃除の徹底、空気清浄機の利用などの花粉症対策は有効です。この点は春の花粉症と変わりません。

そして、症状がつらいときには、内服薬、点眼薬、点鼻薬を使用して症状を緩和させ、しっかり睡眠が取れるようにしましょう。

秋バテについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、秋バテについてです

夏も終わりに近づいてきました。秋になると気温も真夏より涼しくなってくるのに、夏バテのようなだるさや食欲不振、疲れがとれないなどの体調不良を感じることはありませんか?原因は現代病ともいわれている、「秋バテ」かもしれません。まだまだ暑い日は続いていますが、これから食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など、秋を楽しむために、一足早く「秋バテ」の予防を今回はご紹介したいと思います。

秋バテの症状とは

  • だるい、疲れやすい
  • 食欲不振
  • 胃腸の不調
  • 立ちくらみ、めまい
  • 肩こり、頭痛など、様々な症状が現れます。

秋バテの原因と予防方法

秋バテの主な原因と予防方法をご紹介いたします。

原因①:温度差による自律神経の乱れ

私たちの体は体温を一定に保つように調節する機能が備わっています。汗をかいたり血管を広げたり縮めたりして体温を調整するのは、自律神経の働きです。しかし、夏の疲れがたまっていたり、秋は季節の変わり目で気温差や気圧の変化があるため、体は温度差に対応しきれず自律神経が乱れがちになったりします。自律神経は体温以外に血液循環・代謝などの機能もコントロールしているため、全身に様々な症状が現れるのです。

👉 予防方法

秋は日中と夜の温度差に備えて上着を1枚持ち歩くことなどで体温調節がしやすくなります。入浴もぬるま湯にゆっくりとつかり、体を中から温めましょう。リラックスすることで自律神経の乱れを整えるとともに、血液の巡りもよくなるのでお勧めです。ついついシャワーで済ませがちですが、湯船につかることが大切です!

原因②:冷たいものの食べ過ぎ、飲みすぎによる内臓の冷え

夏の間、暑い暑いと言って冷たいものや冷たいものばかりを飲むと「内臓冷え」が起こります。夏の間に内臓を冷やしていると、秋になっても下痢、便秘、食欲不振、全身の血液の流れが悪くなるなど様々な症状が現れます。

👉 予防方法

内臓が冷えることで免疫力も下がり風邪もひきやすくなります。常温や温かいもの、体を温める食材(ネギ、ニラ、ショウガ、ニンニクなど)を取り入れて、体を冷やさないようにしましょう 

原因③:水分不足

暑い夏が過ぎると水分補給の意識も薄れがちです。水分が不足すると血液がドロドロになり、全身に酸素が届きにくくなることで、体調不良を起こしてしまいます。

👉 予防方法

日中はまだまだ暑い日も続きますので、こまめに水分を補給しましょう。冷たい飲み物は内臓を冷やしてしまうので常温~温かい飲み物がオススメです。

秋バテにはこのツボを押してみましょう!

  • 中脘・・・・消化不良・胃痛・胃炎・胃下垂・疲れ
    ★みずおち上端と臍と結んだ中央
  • 気海・・・・下腹の冷え・月経不順・頻尿
    ★臍の真下指2横指分下がったところ
  • 足三里・・・疲れ・だるさ・食欲不振
    ★拇指と中指を開き膝の上縁に直角に当て、膝下の中指の尖端

夏の食中毒

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、夏の食中毒です。食中毒の原因には細菌やウイルスがありますが、梅雨時から9月頃までは高温多湿な状態が続き、細菌がもたらす食中毒が多く発生します。 細菌による食中毒の代表格は、近年、発生件数や重症例が多いことで知られる「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157など)」によるものです。 食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。そのため、食事の準備をするときには、細菌を「つけない」「増やさない」、加熱等で「やっつける」を心がけ、食中毒を防ぎましょう。

原因となる細菌と症状

主な原因菌 (カッコ内は潜伏期間)

  • カンピロバクター(1~7日)
  • サルモネラ(6~72時間)
  • 黄色ブドウ球菌(1~3時間)
  • 腸炎ビブリオ(8~24時間)
  • 腸管出血性大腸菌<O157など>(3~8日)

症状

  • 腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱など。

食中毒から身を守る予防のポイント

自宅で…

  1. 食材の購入・保存 ◦消費期限などを確認する
    ◦肉や魚は汁が漏れないよう注意して一つひとつをビニール袋に入れ、できれば氷や保冷剤と一緒に持ち帰る
    ◦帰宅後すぐに生鮮食品は冷蔵庫(庫内10度以下)、冷凍食品は冷凍庫(庫内マイナス15度以下)へ入れる
    ◦冷蔵庫や冷凍庫は詰め込みすぎないなど
  2. 下準備・調理 ◦作業の前に石けんで丁寧に手を洗う
    ◦台所は清潔に保つよう心がける。特にふきん・タオル類は、頻繁に清潔なモノと交換する
    ◦野菜は流水できれいに洗う。また、生の肉や魚、卵をさわった後は丁寧に手を洗う
    ◦肉や魚は中まで十分に火を通す(中心部の温度75度で1分以上加熱)
  3. 食事 ◦食べる前に石けんで手を洗う
    ◦清潔な食器に料理をもりつける
    ◦温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べる
    ◦料理は長時間室温で放置しない消費期限などを確認する
  4. 残った食品の扱い・後片づけ ◦残った食品は小分けにし、清潔な容器に保存する。食べる際は十分に加熱する
    ◦ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てる。消費期限などを確認する
    ◦調理に使ったまな板・包丁は必ず洗って熱湯消毒する
    ◦スポンジは洗ってからよく水切りする

外食時、調理済み食品を購入した場合やバーベキューでは…

  1. 生食または生焼け状態のメニューは控える
  2. 焼き肉や鉄板焼きの場合、生の肉や魚介類を扱う箸と食べる用の箸を使い分けるか、トングを使用する
  3. 焼き肉や鉄板焼きは中心部まで火を通す
    ※つけ合わせの野菜も、肉などに触れているので十分に加熱すること
  4. 食べきれなかった料理は持ち帰らない
  5. 惣菜や弁当などの調理済み食品はできるだけ早めに食べる
    ※室温で2時間以上放置しない、「ちょっと怪しい」と思ったら捨てる

賢く、おいしく予防するコツ

食中毒を防ぐには、抗菌、防腐作用に優れた梅干や薬味野菜のシソ、ニンニク、ネギ、香菜、ショウガ、ワサビなどの食品が効果的です。料理にたっぷり添えましょう。

また、免疫力を高めるビタミンB1が含まれる豚肉も、食中毒予防におすすめの食品です。

「食中毒のツボ」で、予防、そして症状改善しましょう。名前は「裏内庭」といいます。特効ツボです。

足の第2指を折り曲げて、第2指の腹が足裏についたところです。

エアコンの使い方

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、エアコンの使い方です。

エアコン・クーラーの節電効果を高める正しい使い方とは

夏場、エアコンを複数台運転させるときは特に電気代が気になりますよね。そこで、エアコンやクーラーの電気代を節約するための効果的な方法をご紹介します。

1. エアコン・クーラーは室温28度を目安に設定

環境庁が2005年から推進している「クールビズ」では、冷房時の室温を28度に設定することが推奨されています。冷房時の設定温度を1度上げるだけでも、消費電力を約13%削減することができます。ただし、お部屋の日当たり具合や建物の構造などによって、エアコンを28度に設定しても室温が28度になるとは限りませんので注意しましょう。

2. エアコンと扇風機を併用する

28度の設定温度では暑いと感じる場合は、扇風機を併用して体感温度を下げましょう。たとえば14畳用エアコンの冷房時の消費電力は1000W前後ありますが、一般的なリビング用の扇風機なら「強」で使っても消費電力は30~40W程度とエアコンの1/25以下。エアコンの温度は高めに設定し、扇風機の風を直接体に当てるようにすれば、涼しさを感じつつ節電効果も得られます。

3. エアコンの風量設定は「自動」にする

エアコンは室温を設定温度にするまでが一番多くの電力を消費します。電気代を安くしたいからと「弱風」や「微風」で使い続けると冷えるまで時間がかかり、多くの電力を消費してしまいます。エアコンの風量設定を「自動」にしておけば、部屋が涼しくなるまでは強風、そのあとは微風などエアコンが一番無駄のない運転をしてくれるので、結果的には消費電力を節約してくれます。

4. フィルターやダストボックスを掃除する

ちょっと大変ですが、エアコンフィルターは2週間に一度を目安に掃除をしましょう。エアコンフィルターにホコリが溜まっていると、お部屋の空気を吸い込む際に多くのエネルギーが必要となり、その分電気代がかかります。また自動でフィルター掃除をする機能がついたエアコンは、ダストボックスにホコリが溜まっていないかチェックして、溜まっている場合は取り除いておきます。

5. 窓からの熱の出入りをカットする

部屋の中で一番熱の出入りが激しい場所は「窓」です。窓に直射日光が当たる場合は、すだれや遮光性の高いカーテンなどを利用して直射日光をカットしましょう。窓に遮熱シートを貼ったり、二重窓やテラス屋根を取り付けたりするのもおすすめです。

6. サーキュレーターを使って温度ムラをなくす

冷たい空気は下の方に、暖かい空気は上の方に溜まりやすい性質があり、部屋全体が同じ温度になるまでエネルギーをたくさん消費します。温度ムラをなくすためにはサーキュレーターで室内の空気を混ぜてあげると効果的。また、家具の配置などでエアコンの風が届きにくい場所があるときも、サーキュレーターを使って冷気を送ってあげると良いでしょう。

つけっぱなしの方が安い?電気代がかかるエアコンの間違った使い方

エアコン・クーラーは家電の中でもっとも消費電力が大きいため、使うときは節電を心がけている方も多いと思います。しかし、なかには間違った節電方法によって、かえって電気代が高くついてしまうケースも。具体的にどのような節電方法が間違っているのでしょうか。

1. エアコン・クーラーをこまめに付けたり消したりする

「こまめに電源を消す」というのは節電の基本ですが、エアコンの場合はこれが逆効果になってしまうことがあります。エアコンは運転開始直後にもっとも多く電力を消費し、部屋が設定温度になればそれほど電力を消費しません。特に夏の日中は外の気温が高いため、エアコンを消すとまた暑い部屋に戻ってしまい、再度運転を開始したときに多くの電力を消費することになります。ダイキンが行った調査では、日中(9:00~18:00)は30分程度の外出であればエアコンをつけっぱなしにした方が消費電力量を安く抑えられることがわかりました。換気を行う際も、エアコンはつけっぱなしにしておく方が節電になります。ただし、どんなケースでもつけっぱなしにする方がお得かといえばそうではなく、外気温が下がる夜間(18:00~23:00)や30分を超える外出の場合は、エアコンをオフにした方が電気代を安く抑えられるようです。エアコンの電源を切るかどうかは、外の気温や外出時間の長さなどで判断すると良いでしょう。

2.「弱風」で使い続ける

エアコンの消費電力を抑えたいからと、ずっと風量を「弱風」に設定していませんか?節電する方法でも解説したとおり、弱風のままだと部屋がなかなか涼しくならないため、結果的に余計な電力を消費してしまいます。エアコンの風量設定は「自動」がおすすめです。

3. 常にドライ(除湿)モードで使う

冷房より除湿の方が、電気代がかからないと思っている方は多いのですが、実は除湿の種類によっては冷房よりも多く電気代がかかる場合があります。除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があり、弱冷房除湿は空気を冷やしながら除湿を行うため少し肌寒く感じます。再熱除湿は除湿するために冷やした温度を暖め直してからお部屋に戻すので、寒くならないのが特徴です。ただし、空気を暖めるときにエネルギーを使うため、冷房よりも消費電力が多くなります。お使いのエアコンがどちらの除湿タイプなのかを確認してみましょう。

夏バテについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、夏バテについてです。毎年夏になると、暑い日が続きますよね。この暑さのせいでだるさだけではなく、食欲がない、眠れない、疲れが取れないなどの症状を感じていませんか?その症状、夏バテかもしれません。夏だから仕方ないとあきらめず、原因を知ることでできる対策があります。

「夏バテ」とは、どういう状態を指すの?

日本の場合、夏特有の環境、つまり「高温多湿」の環境が原因で、体の働きが正常に機能しなくなって起こる体調不良のことを、総じて「夏バテ」と呼びます。 では、夏バテにどうしてなってしまうのでしょうか?私たちは暑さを感じると体温が上昇しますが、汗をかくことで体温を下げるよう、体温を調節しています。しかし、大量の汗をかく夏は水分だけでなく、ナトリウムやミネラルなど、体にとって必要な栄養素も、多く排出してしまいます。汗をかくのは自律神経の働きによるもので、分かりやすくいえば、汗をかくように働くのが交感神経、汗をかかないように働くのが副交感神経です。また、胃腸の動きを止める方向に働くのが交感神経、胃腸の動きをスムーズに整えるのが副交感神経です。 しかし、真夏の屋外の気温や湿度と、空調のきいた屋内との気温や湿度の差を繰り返し感じることなどによって、自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。すると、体温調節が上手くできなくなるだけではなく、胃腸障害や睡眠障害などを起こすことが、夏バテの原因だといわれています。

健康に夏を乗り切るには

暑い夏を元気に乗り切るためには、主に次の3つのことを意識すると良いでしょう。

食事

暑いからといって冷たいものばかりを食べたり飲んだりしていると、胃腸に負担をかけてしまい、胃腸不良の原因となります。また自律神経の乱れも、胃や腸などの消化器機能の不調を招きます。これにより食欲不振が引き起こされ、必要なエネルギーやビタミンなどが不足してしまいます。食欲がわかなくなるので、のどごしの良さやさっぱりした味覚に偏りがちになり、栄養バランスはさらに崩れてしまいます。バランスの良い食事を意識し、十分な栄養を摂ることで疲労回復を図りましょう。特にビタミン類を多く含む食品を取り入れることを、意識しましょう。

睡眠

睡眠には心身の疲労を回復させる働きがあります。適切な時間で質の良い睡眠を確保することで、健康な生活を目指しましょう。夜間に十分確保できない場合は20分程度の昼寝で補うようにしてみましょう。

運動

夏に限らず、普段から「自分は体力がない」と感じている人こそ、夏バテ予防として軽い運動を生活の中に取り入れることをオススメします。ここでいう体力とは、「冷えた環境への対応力」や「健康を維持していく力」のことです。軽い運動を習慣にすることで、夏バテに負けない体力をつけておくことができます。 また毎日の運動習慣は、エネルギーを消費し、食欲を増進するため、体力アップにもつながりますし、軽い疲労感により睡眠も取りやすくなりそうですね。

おすすめのお手軽運動は?

夏バテは、交感神経が必要以上に優位になった状態といえます。自律神経のバランスを整え、副交感神経の働きを助けるためには、有酸素運動がオススメです。激しい運動ではありませんので、手軽に安全に行えますが、休養を取り入れながら、無理なく続けることが大切です。例えば、ウォーキングやジョギングが有酸素運動の代表例ですが、この場合もゆっくりで大丈夫。無理に早足になる必要はありません。「人と話ができて軽く汗ばむくらい」を意識すると良いでしょう。ラジオ体操や全身のストレッチなども、自宅でも気軽にできる運動です。「運動するぞ!」と意気込まず、日常生活での活動にちょっと変化をつけるだけでも、効果が期待できます。エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を利用する、比較的涼しい時間に1駅分歩く、いつもよりすこしだけ早歩きしてみるものよいでしょう。普段の生活の中で、できる運動を続けてやってみることで、暑い夏をより快適に過ごすことができたら、いつもより楽しい夏の生活になるかもしれません。 ただし運動には熱中症に注意が必要です。気温や湿度、服装に気を付け、スポーツドリンクなど水分や塩分補給をこまめに行いましょう。また、体調が優れないときには無理をせず、その日の運動は中止し、体調が復活したら再び始めるようにしましょう。夏バテの状態は、熱中症になりやすい状態でもあります。十分注意しながら運動を行いましょう。

夏の睡眠について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、夏の睡眠についてです。

エアコンがほぼ完備された現代でも、夏になると寝苦しさを感じるという人は多いのではないでしょうか。暑さや湿気で寝つきにくい、エアコンをつけて寝てもタイマーが切れると起きてしまうなど、夏の睡眠はなかなか厄介。その解決には、こうした暑さにまつわるトラブルに対処するのはもちろん、そもそも多くの人が抱えている睡眠の質の低下に、きちんと向き合うことが大切です。睡眠のメカニズムを知り、暑い夏でも快適に入眠できるようにしましょう。

ぐっすり眠る」とは?

人の睡眠には、大きく分けて浅い「レム睡眠」と深い「ノンレム睡眠」の2つがあります。体は休んでいるものの脳は活発に動いているのがレム睡眠、脳も体も深い休息状態にあるのがノンレム睡眠です。ノンレム睡眠はさらに3段階に分かれ、このうちの3段階目が「深睡眠」と呼ばれる、最も深い眠りです。睡眠時間は、30代以上であれば6時間半から7時間半程度あると理想的ですが、そのなかでも最も大事なのが最初の4時間で、この4時間の間に2回以上深睡眠が訪れると、大半の疲れが取れるといわれています。深睡眠をとるためには、自律神経の状態やホルモンバランスが大切であり、入眠に向けてその条件を整えていく必要があります。

朝日を浴びないと眠れない!?

快適な入眠には、自然な眠りを誘う働きがある「メラトニン」というホルモンがしっかり分泌されることが不可欠です。メラトニンは強い光によって分泌が抑制されるため、昼間は少なく、日没以降に増えます。

このメラトニンは「セロトニン」という別のホルモンが原料になって作られます。そして、セロトニンは、朝日を浴びることで分泌されるという性質があります。

つまり、よい眠りのためには、きちんと朝日を浴びることが大切なのです。朝日を浴びると、セロトニンが分泌され、そこからメラトニンが作られ、メラトニンの働きで日没以降徐々に眠くなり、すんなり入眠できるという、良い睡眠サイクルになります。朝起きたらすぐにカーテンを開けて、しっかり朝日を浴びましょう。

また、休日に昼過ぎまで寝てしまうと、この睡眠サイクルが乱れて夜寝つけなくなり、月曜の朝からグッタリということに。休日でも、寝坊するのはいつもの起床時間より1時間プラスくらいまでにし、睡眠ホルモンがリズミカルに分泌されるようにしましょう。

ストレスが自律神経に悪影響

快適に入眠するには「自律神経」のバランスを整えることも大切です。自律神経には2つあり、「交感神経」は仕事時や緊張時、ストレスを受けたときなどに働きます。もうひとつが「副交感神経」で、リラックス時や睡眠中に働きます。この2つがシーソーのように優位になったり、働かなくなったりして、バランスをとっています。快適な入眠が訪れるのは、副交感神経が優位になったときです。ところが、ハードワークや満員電車など、現代は常にストレスフル。スマホの普及で発達した情報社会も、便利さの裏で大きなストレスをもたらしました。寝る直前まで、PCやスマホを眺めているという人も多いことでしょう。こうした状況では常に交感神経が優位になり、なかなか入眠できないため、睡眠の質が落ちている人が増えているのです。

あなたの「睡眠充実度」は?

あなたは健康的なよい睡眠がとれているでしょうか。次の項目の中で、その状況になったら「うとうとする」と思うものにチェックを入れましょう。

①   座って新聞や本などを読んでいるとき

②   座ってテレビを見ているとき

③   会議、映画館、劇場などで静かに座っているとき

④   乗客として、1時間以上続けて自動車に乗っているとき

⑤   座って人と話しているとき

⑥   座って書類や手紙などを書いているとき

チェックがついた項目が多ければ多いほど、いい眠りが取れていない可能性が。次のような点に注意して快適な入眠を心がけ、良質な睡眠を取るようにしましょう。

夜は浴びる光を調節する

夕方以降、強い光を浴び続けることは、快適な入眠の妨げになります。特に、蛍光灯などの青白い光はメラトニンを抑制する作用が強いため、夜は室内の照明を白熱灯など、温かい色の光に変えるとよいでしょう。間接照明や足下照明などを利用するのもオススメです。また、PCやスマホから出るブルーライトにもメラトニンを抑制する働きがあるので、寝る1時間前には見るのをやめて。また、ブルーライトを抑えたり、カットする機能を使い、できるだけその光を浴びないようにしましょう。

朝食で「トリプトファン」をとる

心地よい眠りをもたらしてくれるメラトニンの原料はセロトニンですが、そのセロトニンの原料となるのが「トリプトファン」というアミノ酸です。トリプトファンは大豆製品や、肉、魚、卵、乳製品などに含まれ、これを朝食時にしっかりとることで、14~16時間後、つまり眠る頃のタイミングに、たくさんのメラトニンが生成されるようになるのです。食事は三食規則正しく食べ、リズムをつけることがよい睡眠につながります。そしてメラトニン生成の面からは、特に朝ごはんでトリプトファンを含む食材を中心に、バランスのとれた食事をすることが大切だといえます。

夏でも湯船に浸かる

夏は、「暑いから」とシャワーだけで済ませる人も多いようですが、快適な入眠のためには、湯船に浸かることが大切です。というのも、快適な入眠には、「深部体温」のリズムを整えることも重要だからです。

深部体温とは内臓など体の深部の温度のこと。通常、起床から11時間後くらいに最も高くなって、その後下がり、下がるときに眠気が訪れるようになっています。ところが、現代はストレスなどにより、深部体温が「上がって下がる」リズムを刻めていない人がたくさんいます。そこで、しっかり湯船に浸かることで深部体温を上げようというわけです。一度上げることでリズムがつくりやすくなり、快適に入眠できるようになります。

ただし、熱すぎる湯に浸かると交感神経が優位になり、寝つきづらくなってしまうので、40℃程度までのぬるめのお湯に10~15分程度を目安にしましょう。また、寝るときにタイミングよく体温が下がるようにするために、入浴は寝る1時間半から2時間前くらいまでに済ませるとよいでしょう。

夕方以降はうたた寝しない

帰りの電車内や、帰宅後にテレビの前などでうたた寝してしまうと、夜の睡眠の質は落ちてしまいます。というのも、眠気というのはコップにたまった水をぶちまけるように、一気にこぼしたときが一番ぐっすり眠れるからです。一方で、昼過ぎまでのうたた寝は、夜の睡眠にさほど影響しません。夕方以降のうたた寝を防止するためにも、昼寝はオススメ。ただし、昼寝をするのは遅くても午後3時までとし、20分未満にとどめるようにしましょう。

エアコンを上手に使う

就寝中のエアコンはタイマーを使っている人も多いようですが、タイマーが切れた瞬間に暑くて起きてしまうという声もよく聞きます。すると、当然睡眠の質は落ち、疲れも取れません。あまりに暑い時期は、一晩中エアコンを使っても。ただし、夜間は基本的に深部体温が下がるので、冷やしすぎるのはNG。設定温度は27~28℃程度を目安にし、風が直接当たらないようにしましょう。扇風機で、エアコンの冷風を室内全体に巡らせるなどの工夫を取り入れてください。

入眠&睡眠の質に効くツボ

不眠で困った! そんなとき、悩み解消のためにもっとも手軽に取り組めるのが「ツボ押し」です。今回ご紹介するツボは、ベッドに横たわった状態で押すことができるので、眠る直前に刺激するといいでしょう。

①失眠(しつみん)

失眠のツボは快眠の効果があり、質の良い睡眠をとりたい人におすすめのツボです。

失眠は足の裏にあるツボであり、踵の中央部分にあります。

かかとは硬い部分でもあるため、親指で力をこめて指圧するようにしましょう。

夏バテについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、夏バテについてです。かつて、夏バテといえば暑さで体力を消耗し、食欲が落ちてグッタリする状態をいいました。でも、いまどきの夏バテは同じグッタリでも、その原因は昔のものとは違うことが。しかも、人によって原因は様々。自分がどうして夏バテしているかを知らないと、まちがった対策でさらに体調を崩してしまうこともあります。現代ならではの夏バテについて知り、しっかり対応しましょう。

自律神経が乱れる「冷房バテ」

人の体は「暑熱順化」といって、徐々に暑さに慣れていくようにできています。かつては3月~7月頃にかけて、少しずつ体が暑さに慣れ、夏を迎えていました。ところが最近は気候の変動もあり、まだ暑さに体が慣れない5月くらいで猛暑日になることも。しかも猛暑ゆえに、電車やお店、オフィスでは、かなり冷房の設定温度が低めに。屋内は寒いほどなのに、外に出れば激烈な暑さ。気温差の大きい屋内と屋外を一日に何度も行き来することで、自律神経が乱れ、内臓の働きが鈍り、疲れがたまりやすくなってしまうのです。また、屋内と屋外の行き来はなくても、冷房の効いた屋内に一日中いるという人も問題。体が冷えきって血行が悪くなり、やはり内臓の働きが落ちたり、肩こりなどを引き起こしがちです。屋内にいるときは、羽織り物や膝掛けなどで冷えすぎないようにすることが大切です。

冷たい食べ物で「食冷えバテ」

キンキンに冷えたビールや、氷たっぷりのジュースにアイス、かき氷など、夏になるとつい手が伸びてしまう冷たい食べ物や飲み物。炎天下では涼が取れ、ホッとするかもしれません。でも、現代のように冷房漬けの人たちがこうした食べ物ばかり食べていると、胃腸が冷えすぎて機能が低下し、胃もたれや下痢を起こすことにも。暑い夏でも体のためには、冷えた飲食物は避けたほうがベターです。常温の食べ物や温かい汁物などを取り、内臓を冷やさないようにしてください。

それ「いまどき夏バテ」かも

夏場、どんな過ごし方をしていますか? また、夏にこんな症状が増えることはありませんか? チェックがつく項目が多いほど「いまどき夏バテ」にかかっている可能性が。また、チェックがついた項目で、どのタイプの夏バテかがわかります。

  1. 屋外と屋内の出入りが日中に3回以上ある
  2. エアコンの設定は25℃以下である
  3. 夜、なかなか眠れない
  4. 一日の大半を、冷房が効いた場所にいる
  5. イライラしがち
  6. 生理痛がひどくなる
  7. 頭痛や肩こり、むくみがひどくなる
  8. お腹を下しがち
  9. 温かい食べ物より、そうめんなどの冷たいものを食べることが多い
  10. 飲み物は、ほとんど冷たいものを飲む

1〜5 → 冷房バテ

6〜8 → 冷房バテ、食冷えバテ

9〜10 → 食冷えバテ

暑い屋外と寒い屋内の出入りが多いと、自律神経が乱れます。その結果、夜なかなか寝つけなかったり、ホルモンバランスが崩れて生理痛やイライラがひどくなることも。また、ずっと寒い屋内にいると血行が悪くなり、肩がこったりむくんだりします。以下のような点に注意し、くれぐれも体や内臓を冷やしすぎないよう心がけてください。