石灰沈着性腱板炎とは
正確な原因はまだ解明されていませんが、以下の過程で肩関節に激しい痛みと可動域の制限を引き起こす疾患です。
1.腱の変性
まず、肩の腱板が一定の負荷や過度の使用によって損傷を受けることがあります。
これは、肩関節の動作や姿勢の不良、筋力不足などが原因となります。
2.炎症の発生
腱板に損傷が生じると免疫反応が活性化され、肩関節周囲に炎症が発生します。
この炎症反応によって、周囲の組織に炎症性物質が放出されて血管が拡張し、血流が増加します。
3.石灰の沈着
肩関節の炎症反応が続くと、血管からのカルシウムイオンが腱板の組織内に浸透し、石灰の沈着が生じます。
この石灰沈着は、腱板の組織の変性や修復反応の一部として起こる可能性があります。
4.石灰塊の形成
石灰が沈着すると、石灰塊が形成され、これは、腱板の組織内でのカルシウムの凝集によって生じます。
石灰塊は通常、腱板の軟部組織内に存在し、炎症や痛みを引き起こす可能性があります。
このようなプロセスが腱板に石灰沈着性腱板炎を引き起こすと考えられていますが、個々の症例によってそのメカニズムは異なる場合があります。
石灰沈着性腱板炎の主な症状
①肩の痛み
肩の上部や側面に激しい痛みを感じることがあります。
特に肩を動かしたり、負荷をかけたりすると痛みが増します。
②肩の可動域の制限
肩の動きが制限され、肩を上げたり後ろに引いたりするのが難しくなります。
特に上腕を横に上げる動作が困難になることがあります。
③石灰沈着の感触
一部の症例では、肩を圧迫すると石灰の塊のような突起物を感じることがあります。
④夜間に痛みの増悪
特に夜間や安静時に痛みが増すことがあります。
眠るときの体位の変更や、肩を支えるクッションの使用などが症状の軽減に役立つ場合があります。
石灰沈着性腱板炎は、長時間のPC作業やスマホ閲覧による肩の負担や急激な動作、肩関節の過度な使用などが原因で発症することがあります。
石灰沈着性腱板炎が疑われる場合
石灰沈着性腱板炎はリン酸カルシウムの結晶が腱板内に沈着することによって生じ、結晶が硬化するに連れて痛みが強くなってきます。患部には炎症による熱感があります。
整形外科の単純レントゲン撮影で石灰の存在を確認できますが、超音波エコーを使って石灰の有る場所を画像で確認しながらステロイド注射を行うと注射針が石灰の在る場所にバッチリが当たるので、確実に石灰を溶かすことが出来ます。要するに超音波エコーを上手に使いこなせる整形外科医を受診することが大切です。
急性の激しい痛みが治まり次第、安井鍼灸整骨院でも施術可能となりますのでご相談ください。
石灰性腱炎の解消法
①痛いときは無理して動かさない
痛みが出て間もない時期は肩を無理に動かさないことをお勧めします。
炎症が起きているため、炎症を悪化させてしまう可能性があります。
②痛みが落ち着いてきたら徐々に肩を動かす
石灰性腱炎は安静にしていたら徐々に痛みが落ち着いてきます。痛みが落ち着いたら徐々に肩の可動域をひろげるために動かしていきましょう。肩をグルグル回したり、肩周りのストレッチをしましょう。
※肩を動かした結果、肩に痛みが強く出る場合はまだ安静にしておきましょう。
③肩をホットタオルであたためる ※炎症がおさまっている場合に限る
肩を温めることで肩の血流が促進されて石灰性腱炎の軽減・予防になります。お風呂でゆっくり温めるのも良いですが、オススメは、「ホットタオル」です。少し水で濡らしたタオルをレンジでチンしましょう。
血流促進により、筋肉の早期回復を狙います。
安井鍼灸整骨院の治療
①はりで肩の自然治癒力を促進
肩こりのピンポイントに鍼を刺すことで、筋肉に微かに傷をつけます。(この傷は、健康的な傷と呼ばれます)傷つけられた筋肉を再生するために身体の細胞が働きだします。このように自然治癒力を促進して、筋肉を本来通りの柔らかい組織で回復させていきます。
②きゅうで血流の改善
きゅうを患部に施すことにより五十肩で硬くなってしまった筋肉に血流促進していきます。血流促進することにより肩の筋肉の自然治癒力を高めていきます。
③整体で猫背を改善
猫背とは、背中が丸くなり、頭が前に突っ込んでいるような姿勢のことをいいます。猫背を改善するは、胸椎や頚椎の矯正を整体手技にて行います。猫背が改善することにより、石灰性腱炎の軽減・改善、そして予防となります。