坐骨神経痛とは?

坐骨神経は臀部、大腿部の後ろを通り膝から下腿(ふくらはぎやスネ)を通り足先までつながる、末梢神経の中では「最大の神経」です。
その神経の走行に沿って出る痛みを坐骨神経痛と言います。坐骨神経痛は「病気」の名前ではなく、「症状」の総称のことを指します。
痛みの出る場所は人によってさまざまで、一番多いのは腰から臀部にかけてですが、大腿部の後ろや指先だけに症状が出る方も少なくありません。

主な症状

  • 腰の痛み
  • 臀部の痛みしびれ
  • 臀部から大腿部の後ろ、足にかけてのしびれや痛み
  • 足に力が入らない、入りにくい
  • 足にしびれ、触ると感覚の鈍い
  • 体を動かした際に痛みや痺れが強くなる
  • 座り姿勢など同じ姿勢でも腰やお尻、足にかけて痛みやしびれが出る
  • 安静にしていても痛みやしびれが出る

などの症状でお困りの方は坐骨神経痛の可能性があります
若年者の場合には腰椎椎間板ヘルニアで症状を伴うことが多く、高齢の場合には腰部脊柱管狭窄症で伴うことが多い様です。
その他に、梨状筋症候群、脊椎、脊髄腫瘍、骨盤内腫瘍、内臓器疾患などを伴って坐骨神経痛が症状として出ることもあります。

原因

原因は様々ですが、80%は腰椎椎間板ヘルニアによるものされています。
椎間板ヘルニアからの場合、変形した椎間板から髄核や線維輪が脱出し、その部位が坐骨神経に当たることにより、痛みが出現します。
また、脊柱管近傍への転移性腫瘍による神経痛の場合には、持続的な激しい腰痛・下肢痛が特徴的に出ます。

好発年齢

30~40代の発症が最も多いとされています。
しかし、上記の病状以外にも、長時間のデスクワークや肉体労働で過度に体を使う職業の方など、体に負担がかかりやすい体の使い方をしている方は、年齢に関わらず症状が出る方も少なくありません。

一般的治療法

腫瘍以外の場合…保存的療法①安静②薬物療法③理学的療法④ブロック療法
※上記が無効の場合には、外科的治療法

安井鍼灸整骨院の施術

筋力や腹圧の低下は、体幹を支える力を弱めてしまいます。それが原因で骨盤が歪み、坐骨神経が刺激されることにつながります。
そこで当院では、あなたの姿勢や体の癖をチェックし、現状を把握した上で、問題を解決するような施術を行っていきます。さらに骨盤の歪みを調整し、体幹を鍛えるためにインナーマッスルや腹圧も整えることで、あなたの症状を改善だけでなく、再発防止まで導きます。また、痛みの緩和に鍼治療も有効的です。