安井鍼灸整骨院 仙腸関節炎の治療
このようなことで困っていませんか?
①腰の少し下あたりがズーンと重だるく痛む
②椅子に長時間座っていると尾底骨のあたりがジンジンする
③寝返りを打つたびに腰の奥が痛む
④立ち上がる時にお尻の奥が「ギクッ」と痛む
⑤骨盤ベルトをしないと動くのが不安
⑥妊娠・出産後から仙骨周辺の痛みが気になる
⑦整形外科で「異常なし」と言われたが痛みが続いている
仙腸関節炎とは
仙腸関節炎とは、骨盤の仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節に炎症が生じ、腰やお尻の痛みを引き起こす疾患です。
仙腸関節は体重を支え、上半身と下半身をつなぐ重要な関節で、わずか3~5mmしか動きません。この微細な動きで体にかかる衝撃を吸収する役割を持っています。炎症が起こると歩行や座位、立ち上がる動作で強い痛みを感じ、日常生活に大きな支障をきたします。画像診断では異常が見つかりにくいため、見逃されることも多い疾患です。腰痛患者の約24%、つまり4人に1人が仙腸関節障害が原因とされています。仙腸関節炎は決して稀な疾患ではなく、老若男女を問わず腰痛の原因となりますが、特に比較的若い年代から中年の女性に多く発症する傾向があります。妊娠中や産後の女性は仙腸関節の痛みが生じやすく、出産後の腰痛の多くが仙腸関節障害によるものと考えられています。

仙腸関節炎の原因
①長時間のデスクワークや座り仕事
デスクワークなどで長時間座り続けると仙腸関節周辺の筋肉が硬くなり、関節への負担が増加します。
②重量物の持ち上げ動作
重い物を持ち上げる動作は仙腸関節に大きな負荷をかけ、炎症を引き起こす要因となります。
③体重の増加
体重が増加すると仙腸関節への負担が増え、炎症のリスクが高くなります。特に腹部の脂肪は腰椎を前弯させ仙腸関節への負担を増加させます。
④無理な姿勢や動作
腰を捻る動作や足を大きく前後に開く動作、中腰での作業などが仙腸関節に過度の負担をかけ、炎症を引き起こします。
⑤足を組んで座る習慣
足を組むと骨盤が歪み仙腸関節への負担が不均等になり、炎症を誘発しやすくなります。
⑥妊娠・出産による靭帯の緩み
女性ホルモンの影響により、仙腸関節周囲の靭帯が緩むことで関節の安定性が低下し炎症を起こしやすくなります。仙腸関節炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。
一般的な病院での治療法
仙腸関節炎の場合、病院では以下の治療法が一般的です。
①薬物療法
鎮痛剤や抗炎症薬、筋弛緩薬を使用して痛みや炎症を抑制し、症状の軽減を図る治療法
②装具療法
骨盤ベルトやコルセットを使用して患部を固定し、安静を保つことで関節への負担を軽減する治療法
③理学療法・運動療法
仙腸関節周辺のストレッチや筋力トレーニングを行い、関節の安定性向上と機能改善を図る治療法
④注射療法
仙腸関節に局所麻酔薬やステロイドを注射して痛みを軽減し、関節の適合性改善を目指す治療法
⑤薬物療法
痛み止めは一時的な効果に留まり、根本的な原因の解決にはならず、長期使用による胃腸障害や肝機能への副作用のリスクがあります。
⑥装具療法
コルセットに依存すると筋力が低下し、外した時に症状が悪化する可能性があります。また、長期着用による皮膚トラブルや血行不良も懸念されます。
⑦理学療法・運動療法
効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。間違った方法で行うと症状が悪化する恐れもあります。
⑧注射療法
効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることがあります。また、稀に感染や神経損傷などの合併症のリスクも伴います。
安井鍼灸整骨院の施術方針(仙腸関節炎への段階的アプローチ)
仙腸関節炎は、単に「炎症を取る」だけでなく、関節の動き・筋膜の滑走・体幹の安定を整えることが根本改善の鍵です。当院では症状の段階に合わせて、次のような流れで施術を行います。
①コンビネーション治療療法(原因特定+鎮痛)
「どこが原因で痛みが出ているのか?」を見極めながら、深部の炎症を抑える施術です。神経や筋膜にピンポイントで電流を流し、反応を確認することで筋肉由来か、関節由来か、神経性かを特定します。数回で痛みの“波”が落ち着き、動きやすくなるケースも多いです。痛みの強い時期こそ、早期に正確な原因を把握することが重要です。

②鍼灸治療
鍼灸治療には、仙腸関節性腰痛の原因となる仙腸関節周辺の筋肉や靭帯の緊張や炎症を緩和する効果がございます仙腸関節性腰痛は、関節の不安定さや周辺筋肉の緊張が原因で起こることが多く、鍼灸はこれら根本原因に対して治療を行うことができます。鍼は痛みの原因となるトリガーポイント(圧痛点)に対して鍼を刺すことで、血行を促進させて筋肉の緊張を解消します。また、鍼の刺激によってエンドルフィンと呼ばれる体内の自然な鎮痛物質が放出されるため仙腸関節で生じる痛みを和らげる効果がございます。これにより、患部の炎症や腫れが軽減して関節の可動域が改善されます。

通院の目安
①初期(痛み・炎症が強い時期)
通院ペース:週3〜4回 炎症を鎮め、動ける状態をつくる期間。
コンビネーション治療・鍼灸治療で痛みの波を安定化。
無理に動かさず、まずは「痛みの出口を見つける」段階。
②回復期(動けるようになってきた時期)
通院ペース:週2〜3回 筋膜リリース・リフレキシブルで可動域を拡大。
骨盤がしっかり支えられる感覚をつかむ段階。日常の「立ち方・歩き方」を整えながら再発予防へ。
③安定期(再発を防ぐ・定着させる時期)
通院ペース:週1回程度 ストレッチ中心に体幹を強化。
良い状態を維持するためのメンテナンス期。「痛みが出ない日常」をキープして安定化。
症状・年齢・生活スタイルにより個人差があります。
その時の状態を確認しながら、無理のないスケジュールを提案しています。
ご自宅でできるケアのポイント
①長時間同じ姿勢を続けない(30〜45分に一度は立ち上がる)
②腰やお尻を冷やさない(腹巻き・湯船で温める)
③前かがみの動作は膝を曲げて行う(洗顔・掃除・荷物持ちなど)
④脚を組むクセを減らす(骨盤のねじれ防止)
⑤小さな意識の積み重ねが、再発防止と安定した歩行につながります。
仙腸関節炎のQ&A
①仙腸関節炎は自然に治りますか?
軽度の場合は安静にすることで自然に改善することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると慢性化するリスクが高いため、早期の治療開始が重要です。
②仙腸関節炎の人がやってはいけないことは?
腰を大きく捻る動作、片側に偏った姿勢、重いものを片手で持つこと、長時間同じ姿勢を続けることは避けるべきです。また、激しいスポーツも症状を悪化させる可能性があります。
③仙腸関節炎と普通の腰痛の違いは何ですか?
仙腸関節炎はお尻の奥にピンポイントで痛みがあり、長時間座ると悪化するのが特徴です。普通の腰痛は腰椎周辺の痛みで、画像診断で異常が見つかることが多いです。
④どのくらいの期間で改善が期待できますか?
急性期であれば1~2回の治療で改善することもありますが、慢性化している場合は3~6ヶ月程度の継続的な治療が必要になることが多いです。
⑤手術が必要になることはありますか?
仙腸関節炎で手術が必要になることは非常に稀です。多くの場合、保存療法や適切な施術により改善が期待できるため、手術を検討する前に専門的な治療を受けることをお勧めします。
⑥再発を防ぐにはどうすればいいですか?
正しい姿勢の維持、定期的な運動による筋力強化、生活習慣の改善が重要です。また、身体のバランスを整える施術を定期的に受けることで再発予防につながります。
⑦妊娠中に発症した場合はどうなりますか?
妊娠中のホルモン変化により仙腸関節が緩むため、妊娠中や産後に発症することが多いです。出産後にホルモンバランスが安定すれば改善することもありますが、適切なケアが必要です。
⑧日常生活で気をつけることはありますか?
長時間同じ姿勢を避ける、正しい座り方や立ち方を意識する、適度な運動を継続する、ストレス管理を行うなど、生活習慣全般の見直しが症状改善に重要です。