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妊活とチョコレート

こんにちは安井鍼灸整骨院です。今回は、妊活とチョコレートです。

チョコレートはお菓子であるため、妊活中にはあまり食べない方がよいのでは?と思っている方もいらっしゃるかもしれません。確かに食べすぎはよくないですが、適度に取り入れることは妊活へ非常に効果的です。

ここでは、具体的にどのような効果が得られるのかご紹介します。

ポリフェノールは、抗酸化作用が非常に強く、ポリフェノールを摂取することで卵子の老化を防ぐことができます。卵子の老化とは、体内の活性酸素という物質によって卵子の細胞が酸化され、卵子の質が低下していく状態のことです。卵子の質が低下すればするほど、当然妊娠しづらくなります。卵子は年齢とともに老化していくため、ある程度の質の低下は避けられないのです。

そこで、少しでも卵子の質をよい状態で保つために、ポリフェノールが含まれるチョコレートを食べるのがおすすめ!ポリフェノールの抗酸化作用は、活性酸素を除去する働きがあります。

活性酸素が除去されることで、卵子の質の低下、すなわち卵子の老化を防ぐことができるのです。

チョコレートを食べることで、ストレスの緩和にも繋がります。

チョコレートのカカオに含まれる苦み成分であるテオブロミンには、精神的ストレスを軽減させる働きが。

また、チョコレートの甘みもストレスの緩和に役立つため、妊活中にストレスを溜めないためにも、ストレスを感じたときにはチョコレートを1口食べてみてください。

チョコレートは、生理前の時期に食べるのがおすすめ!

生理前にイライラしたり、不安な気持ちになったりしたことはありませんか?これは、明確には解明されていませんが、高温期のホルモンバランスの変動による影響だと言われています。

生理前の時期は高温期の時期にあたり、高温期には黄体ホルモンというホルモンの分泌量が増加します。

妊娠が成立しなかった場合は、黄体の退縮で黄体ホルモンの分泌が低下。

この急激な変化が、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことで、イライラしたり不安な気持ちになったり、心が落ち着かなくなったりすると考えられています。

生理前に落ち着きがなくなったときには、ぜひチョコレートを食べてみてください。

チョコレートの香りには、神経を鎮静させたり、リラックスさせたりする効果があります。

食べすぎには注意しなければなりませんが、適度に食べることで心が落ち着いて前向きに妊活に取り組むことができますよ。

妊娠中期・後期には、妊娠前や妊娠初期よりも非常に多くのエネルギーが必要です。

チョコレートは高カロリーな食品であり、少量食べるだけで多くのカロリーが摂取ができます。

そのため、カロリー摂取量が足りない場合や、チョコレートが好きな人は妊娠中期・後期にチョコレートを食べるのがおすすめなんです。

ただし、生理前の時期に食べるのと同様に、食べすぎに注意して適度に摂取するようにしましょう。

妊活中にチョコレートを食べるにあたって、より妊活に効果的なチョコレートの選び方と食べ方についてお伝えします。

チョコレートと一口に言っても、ホワイトチョコレート、ミルクチョコレート、ブラックチョコレートなどさまざまな種類がありますよね。

妊活でチョコレートを食べる際では、ホワイトチョコレートはあまりおすすめできません。

それは、ホワイトチョコレートにはカカオポリフェノールがほとんど含まれてないからです。

チョコレートはできる限り、カカオポリフェノールが高濃度なブラックチョコレートを選ぶようにしてください。

とくにおすすめなのは、カカオ濃度が70%以上のチョコレートです!

チョコレートはカカオ濃度の高い方が、ポリフェノールが豊富に含まれるため、ポリフェノールの働きに期待ができます。

高カカオチョコレートを食べ慣れていない方は、少し苦くて抵抗があるかもしれませんが、慣れてくるとクセになるおいしさが感じられるようになりますよ。

チョコレートは、一度にたくさん食べるのではなく、少量を何回かに分けて食べるようにしましょう。

ポリフェノールは、体内で速やかに吸収され1~2時間で最大血中濃度をむかえた後、徐々に排出されてしまいます。

そのため、食べる回数を増やした方がポリフェノールの働きを継続的に得ることができます。

ただ、食べる回数を増やしたほうがよいからといって、食べる量が増えてしまっては太ってしまいます。

そのため、1日に食べる量は多くとも板チョコ半分(25g)までとしましょう。

チョコレートと組み合わせると、より効果的にチョコレートが持つ栄養を摂取できる2つの食品をご紹介します。

甘いものを口にしたくなったときには、チョコレートをそのまま食べてもらっても構いませんが、ホットミルクを用意してチョコレートを溶かして飲んでみてください。

ホットミルクに溶かすことで、少量のチョコレートでチョコレートの味をより長い時間楽しむことができます。

また、チョコレートの甘さの元である砂糖は体を冷やす性質があります。

体の冷えは妊活にとって大敵ですので、甘いものを食べるときには体を温める工夫が必要です。

チョコレートホットミルクにして飲むことで、体温を上げて冷えから体を守ることができます。

そして、牛乳に豊富に含まれるカルシウムには、脳の興奮を鎮める働きがありますし、ホットミルクはストレスの緩和に働くと言われています。

神経を安定させる牛乳に、集中力や記憶力を高めるチョコレートの香りが加わることで、さらにメンタルを安定させる働きが強まるのです。

ナッツ類とチョコレートは非常に相性が良い組み合わせです。

ナッツと組み合わせてチョコレートを食べることで、チョコレートのみで食べるより満足感が高まり、チョコレートの食べすぎることを防ぐことができます。

ナッツ類のなかでも、アーモンドやヘーゼルナッツ、ピーナッツには「妊娠のビタミン」とも呼ばれるビタミンEが豊富。

ビタミンEにはチョコレートに含まれるポリフェノールと同様、強い抗酸化作用があります。

ナッツとチョコレートを組み合わせて摂取することで、より抗酸化作用が強まり、卵子の老化防止の働きがさらに高まることが期待できます。そのほかにもビタミンやミネラル、食物繊維も同時に摂取することができますね。

ただし、チョコレートとナッツ類はどちらも脂質が多く、高カロリーであるためほどほどに食べるよう心がけましょう。

チョコレートを妊活中に食べる際には、何といっても食べすぎに注意しなければなりません。

チョコレートを食べることで卵子の老化を防ぐことができたり、ストレスが緩和できたりするからと言って食べすぎてしまっては、逆に妊娠を遠ざけることになります。

ご想像できるかとは思いますが、チョコレートは高カロリーであり、脂質や糖質も多く含んでいるため、食べすぎてしまうと確実に太ります。肥満は不妊の原因になりかねませんので、くれぐれも「チョコレートを食べすぎて太ってしまった…」ということのないように注意しましょう。

また、チョコレートは血糖値を上げやすい食品です。一度で大量に食べると、血糖値が急上昇します。

血糖値が急上昇するときには不安感やイライラ感をともない、精神的に不安定になります。

チョコレートの食べすぎは、身体的にも精神的にも良い影響を与えないため、1日あたり板チョコ半分(25g)までを目安に食べるよう心がけましょう

今後はそれらの知識を活かし、妊活へ効果的にチョコレートを取り入れてくださいね。

不妊と胃腸障害について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊と胃腸障害についてです。

妊活において身体を整えるためには、東洋医学の「胃の気」という概念を理解することが重要です。胃の気は、飲食物を消化して体に必要なエネルギーを生成する基盤となり、その健康状態が妊娠力に直接影響します。この記事では、胃の気の役割と、それが妊活にどう関係しているのかについて詳しく解説します。

東洋医学には、「先天の精」と「後天の精」という概念があります。

これは親から受け継ぐエネルギーで、腎に蓄えられ、生命活動を支える基盤となります。しかし、先天の精は限りある資源であり、妊娠や加齢により消耗されます。

一方、後天の精は、食べ物や飲み物を消化・吸収することで得られるエネルギーであり、脾胃の働きによって生成されます。胃は飲食物を受け入れて消化し、脾はそこから栄養を抽出して全身に運搬します。この「胃と脾」の働きが健康維持や妊娠力に大きな影響を与えます。

胃の気が充実していることは、後天の精をしっかり補うことを意味し、妊娠力を高めるための基盤となります。特に妊活中の方にとっては、以下の点が重要です。

胃の気が強いと、食べ物から効率的にエネルギーを得て気血を生成できます。この気血は、ホルモンバランスの調整や子宮・卵巣への血流改善に寄与します。

後天の精が充実していると、消耗される先天の精を補い、体全体のエネルギーを補強することができます。

胃の気が弱ると、妊活において以下のような身体のサインが現れることがあります。これらは、脾(ひ)と胃の機能が低下している可能性を示すもので、妊娠力にも影響を及ぼします。

胃の気が不足していると、気血の循環が滞り、ホルモンバランスにも影響を与えます。

東洋医学では、脾と胃は精神面にも関与するとされ、気が不足すると気分が不安定になることがあります。

胃の気が弱ると、消化機能が低下し、必要な栄養が取り込めなくなります。

胃腸の働きが低下すると、消化・吸収が不完全になり、水分代謝も悪化します。

気血の巡りが悪くなると、皮膚や粘膜に影響を及ぼします。

胃の気不足は、血液循環に影響を与え、顔色や肌の色が変化することがあります。

胃の気が弱まるとエネルギー不足を補うために、甘いものへの欲求が強くなります。

消化が十分に行われていないサインです。雨や梅雨の時期、季節の変わり目にだるさや頭重感が出る

脾胃が弱ると湿気に敏感になり、不調を感じやすくなります。

胃の気を改善することで、これらの症状を和らげ、妊娠力を高めることが期待できます。以下の方法を試してみましょう。

温かいお粥やスープ、蒸した野菜など、胃に負担をかけない食事を心がけましょう。

過労や睡眠不足は胃の気を乱します。早寝早起きと適度な運動でリズムを整えましょう。

ストレスは胃の気を傷つける大きな要因です。リラックスできる時間を意識的に確保してください。

胃の気を整える代表的なツボである「足三里(あしさんり)」や「中脘(ちゅうかん)」を刺激すると効果的です。

妊活中の体調管理には、胃の気を整えることが欠かせません。胃の気が充実していることで、全身の気血の巡りが良くなり、妊娠力を高める身体づくりが可能になります。東洋医学的な視点を取り入れながら、自分の体調に合ったケアを行いましょう。

片頭痛について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、片頭痛について書きたいと思います。

片頭痛とは、頭の片側または両側が痛んで生活に支障が出る頭痛で、吐き気や嘔吐が生じたり、光や音、においに敏感な状態を伴ったりすることもあります。頭痛には、頭痛そのものが病気であり、いわゆる「頭痛持ちの頭痛」といわれる一次性頭痛と、頭痛の原因となる病態が他にあり、その症状の一つとして生じる二次性頭痛があります。片頭痛は一次性頭痛を代表する頭痛の一つで、日本では約1,000万人いるといわれています。日本の全国調査※1によると、15歳以上の片頭痛の有病率は8.4%、女性に多いのが特徴で、男性の約3.6倍となっています。男女とも10代から増え始め、50代以降には減少し、70代以降で片頭痛に悩む人はかなりまれとなります※1。男女とも「働き盛り」と呼ばれる年齢に多く発症するため、患者さん自身の日常生活に影響が出るのはもちろん、仕事をしても生産性が上がらず、社会における経済的な損失も懸念されます。

片頭痛は日本で何人くらいいるの?(日本における片頭痛の有病率)

日本では15歳以上を対象とした片頭痛の有病率は約8.4%、約840万人の片頭痛の患者さんがいると言われています。男性は3.6%、女性は男性の3倍の12.9%と女性に多く見られる病気です。特に20代から40代女性に多く、その後加齢に伴い有病率は低くなります。未成年における有病率は高校生9.8%、中学生4.8〜5.0%、小学生3.5%と年齢が上がるにつれ、徐々に増えていきます。

世界各国における有病率は様々で、

  • タイ29.1%
  • ドイツ27.5%
  • スウェーデン13.2%
  • フランス12.1%
  • 台湾9.7%
  • マレーシア9.0%
  • 中国8.3〜14.3%
  • 韓国6.1%

調査方法などにもよりますが、生活様式や地域性によってかなりの違いがあるようです。

日本の中でも、片頭痛の分布が縄文人の分布と似ているというデータがあり、片頭痛のルーツは縄文人ではないかと考えられています。

片頭痛かどうかを判断する症状として、ポイントになるのは以下の3つです。

片頭痛の場合、「動けない」「休みたい」と感じるほど重い頭痛が生じ、仕事や家事などに支障が出ます。体を動かすと痛みが悪化します。椅子に座った状態で体を前に倒し、頭を左右に振ったときに痛みが悪化するようであれば、片頭痛の可能性が高いと考えられます。

片頭痛が生じると、消化管の動きにも影響が出るため、吐き気がしたり、実際に嘔吐してしまったりすることがあります。下痢をする人もいます。

普段であれば気にならない光や音、においに対して敏感になることがあります。こうした刺激がわずらわしいあまり、「暗くて静かな部屋で休みたい」と感じる人もいます。

このほか、片頭痛では以下のような症状がみられることがあります。

ズキンズキンと脈打つような拍動性の痛みが生じるのも、片頭痛の特徴です。ただ、「脈打つ感覚がよく分からない」というケースも少なからずあり、片頭痛以外の頭痛でも「脈打っているような気がする」と訴える患者さんもいるため、自覚している痛みが拍動性かどうかだけでは、片頭痛と判断することはできません。拍動性の痛みに加えて、上記(1)~(3)のいずれかの症状があれば、片頭痛である可能性が高くなります。

片頭痛持ちの約3割の人では、頭痛の前兆として、視界にキラキラ、チカチカとした光が広がる「閃輝暗点」という視覚症状が生じることがあります。閃輝暗点は頭痛が始まる前に出現し、5~60分持続して徐々に消え、その後すぐに頭痛が始まるとされます

「片頭痛」と書くくらい、片側が痛むのは特徴ですが、両側が痛むこともあります。

1回の片頭痛発作が継続する時間は、4~72時間です。薬を飲まずに30分でおさまる頭痛や、一度も良くならずに4日以上続く頭痛は、片頭痛ではないと考えます。

片頭痛発作の頻度は、人によって異なります。年に数回という人もいれば、月1回という人もいますし、週に何日も痛む人もいます。環境や生活習慣、鎮痛薬の飲みすぎなどから、頭痛の頻度が徐々に増えて慢性片頭痛*になってしまうことがあります。この状態になると治療は大変困難となってしまうため、その前の段階で適切な治療を受ける必要があります。

①規則正しい生活を心がける

②自分にとっての適正な睡眠時間を探す

③ストレスを上手に発散する

④痛みがないときは適度な運動をする

⑤片頭痛の誘因をできるだけ避ける(光、アルコールなど)

⑥片頭痛の発作が始まったら、頭を冷やし、静かな暗い部屋で刺激を避けながら休む

ひじを曲げたときにできる横ジワから、手首に向かって指3本分のところにあるツボ

人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。「万能のツボ」と言われる

くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみ

小指と薬指の骨が合流するあたり

ツボを押す際は、手のひらや親指で気持ちがいいと感じる程度にやさしく押しましょう。呼吸に合わせて押すと効果的です。1回6秒程度のリズムで息をはきながら少しずつ圧力をかけ、そのまま2秒キープし、今度は吸いながらゆっくり圧力を抜いていきます。手指以外にも、テニスボールやヨガボールを転がしてツボを刺激してもよいでしょう。圧力を加えず、ホットパックや蒸しタオルなどでツボを温めるのもおすすめです。

午前中にするのが良いとされていますが、いつも午前中にツボ押しができるわけではないと思いますので、下記のNGのタイミングは守るようにしてください。

  • 食事の前後1時間
  • お酒を飲んだ後
  • 入浴の直前・直後
  • 押したい部分に、痛みや腫れ、熱がある場合

体外受精後の行動について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、体外受精後の行動についてです。

とても多い質問なのですが、自転車や車の振動が着床に影響しないのか?ということです。

以前は車や自転車の振動は、控えた方が良いという考えもあったみたいです。しかし車や自転車の振動が結果に影響するかどうかははっきりしていません。

あまりにも強い振動は控えた方が良いのかもしれませんが、胚移植後も通常通りに車・自転車を使って頂けたらと思います。

激しい筋トレ、長時間の立ちっぱなしの仕事などの下腹部に刺激を与えるような激しい運動は控えましょう。お腹に力を入れる(腹筋などの腹圧)トレーニング、ふんばる運動も避けておきましょう。

家事、ヨガ、ストレッチなどの軽い運動は行っても問題ないと思います。車の振動や自転車も長時間激しくなければ大丈夫です。無理をせずにゆっくり過ごしましょう。

移植後はあまりにも用心し過ぎていて、お姫様生活になりがちですが、普段通りに生活して頂いて大丈夫です。

よく体外受精の胚移植後は、お姫様生活をしましょう!と言われています。個人的には無理せずいつも通りの生活で良いと思います。過保護になり過ぎずに、ほどほどにいつものように日常を送ってください。

移植当日の入浴は、傷口からの感染防止のためにシャワーのみした方が良いでしょう。

翌日以降の湯舟に関しては、温めすぎには注意が必要です。汗だくで長時間のお風呂に入ったりサウナでのぼせたりすることは避けた方が良いです。

仕事を休む方が良いかどうかは、仕事の内容が人それぞれなので一概には言えませんが、基本的には今まで通りお仕事を継続されても大丈夫です。しかし、体に過度な負担はかけずにゆっくり過ごしましょう。一日中、立ちっぱなしの仕事は控える方が良いかもしれません。

気持ち的には、休むよりもいつも通りにお仕事をしている方が、判定日まで気が紛れるかもしれません。

移植前は大丈夫です。胚移植後は控えめにしましょう。ただし温めすぎるとダメです。例えばカイロはとても熱く一定の温度で、同じ場所を温めてしまいます。すると汗が出てきて、逆に冷えてしまいます。

「受精卵がカイロやお風呂の熱で弱ってしまう!」というのは医学的な根拠はありません。噂の一つであり、そのような事実はありません。

もちろん冷えは良くないので、腹巻や厚手のシャツなどで、しっかり冷えから身体を守りましょう。

してはいけないことの代表的なものが喫煙(タバコ)です。喫煙をしていると、体外受精(顕微授精)の採卵で取れる卵子の数が減ります。排卵機能も低下したり染色体異常の卵子も増加する可能性があります。また、うまく妊娠が成立しても、喫煙によって早期の破水や、前置胎盤、胎盤異常などが生じるおそれがあります。低出生体重など、胎児の成長にも影響が生じるリスクもあります。将来、元気な赤ちゃんを望むのであれば、禁煙を早めにしておきましょう。

胚移植後に絶対にこれを食べてはいけない!というものはありません。しかし妊活中に身体を冷やすことはよくありません。

なので食べてはいけないものとしては、氷やアイスクリームなどの冷たい物を食べ過ぎて、身体を冷やさないようにご注意下さい。

カフェインにはご注意ください。日本では妊婦へのカフェイン量の制限は明確にはしておりません。

しかし世界での妊娠女性へのカフェイン量の目安からすると、移植後はコーヒー1~2杯くらいにしておくと安心のようです。

アルコール摂取量が多い人は、卵子や精子の質が低下すると言われています。できればご夫婦で禁酒が良いかと思います。男性の場合には過度にアルコールを飲まなければ良いと思います。

女性は採卵や移植がはじまったら禁酒がベストです。摂取したアルコールは、胎盤を通過して胎児の体内に流れ込みます。また、母体と胎児のアルコール濃度には大きな差がなく、胎児の発育不全につながる危険性があるため、アルコールは避けるべきです。

移植後の過ごし方のポイントは、穏やかに楽しくいつも通りに過ごすことです。

胚移植後は副作用などにより、

①だるい(足がだるい)

②眠い

③胸の張り

④身体が冷える

⑤おならが出て止まらない(おならがよく出る)

など様々な症状が出やすいです。

体外受精や顕微授精では、治療にかかる費用・時間・労力が非常に負担になり、ナーバスになりやすいです。

本来は、胚移植後は特に神経質にならず、ゆったりとした気持ちで過ごしてほしいです。

例えば、遅くまでネットで「胚移植後の過ごし方」について調べて、目も頭もヘトヘトになって夜更かししてしまった…、という経験はないでしょうか?だるい・眠い症状が取れにくくなります。

頭を使いすぎると不安が増し、妊娠率が逆に低下していきます。体外受精も気楽に乗り越えていきましょう

胚移植の前後の鍼灸は、非常におすすめ

胚移植の直前、または当日に鍼灸を受けることが望ましいです。不調症状への施術はもちろん、特に症状がなくても身体を整えておくと、成功率が向上します!

昨今では、クリニックと併用して鍼灸(鍼、お灸)、整体などの施術を受ける患者さんが増えてきています。

米国生殖医療学会誌(2002年4月号)に掲載された内容によれば、体外受精をする女性160人を2つのグループに分け、一方に受精卵を子宮に戻す前後に鍼灸を実施。

もう一方のグループには、鍼をせず、通常の体外受精を行ったところ、鍼を実施したグループの妊娠率が42.5%に上がり、通常治療の26.3%を大幅に上回ったのでした。当院でも、体外受精前日、当日に治療を行っておりますので、まずは、気軽にご相談ください。

コーヒーと不妊の関係

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、コーヒーと不妊の関係です。

10月1日は「コーヒーの日」です。日本では、秋から冬にかけてコーヒーの需要が高まることから、1983年に社団法人全日本コーヒー協会によって定められました。
カフェインを過剰に摂取すると「副腎疲労による女性ホルモン不足」「卵子の質の低下」などの影響が出るため、妊活中から控えた方が良いと言えます。
コーヒーに含まれるカフェインには副腎を刺激する作用があり、刺激された副腎からはアドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンが分泌されます。
こうした余計なホルモンの分泌は妊娠に必要な女性ホルモンの分泌を妨げてしまうため、妊活の段階からカフェインの量を抑えた方が良いと言われているのです。

カフェインには中毒性があり、過剰に摂取すると死に至るケースもあります。
こうした要素を持つカフェインを妊活中の身体に取り入れるのはあまり良いこととは言えません。
また、妊活中にカフェインを摂取し続けると卵子の質が低下するといった理由も挙げられますので、妊娠を望む方は1日に飲むコーヒーなどの量を気にしておきましょう。
2016年には、妊婦のカフェイン摂取に関する勧告を公表し、1日300 mg 以上の高カフェイン摂取の妊婦では出生時の低体重、流産や死産のリスクが高まる可能性があるとして、それらのリスクを低減するため、1日300 mg 以上の高カフェイン摂取の妊婦に対し、妊娠中はカフェインの摂取量を減らすように注意喚起しています。
こうしたことからも、日頃コーヒー等を飲む方は妊娠が判明した時点からカフェインの量を減らしていってください。
現在、先進国においては「妊娠中に飲んで良いコーヒーの量はマグカップ2杯相当まで」とするところが多く、日本でも300mg(カフェイン)/1日がひとつの目安となっています。

現在のところ、いつからカフェインを控えるべきかという問いに対して明確な答えは出ていません。
ただし、カフェインを摂取することで妊娠までの期間が伸びる可能性がある以上、できるだけ早い時期からコーヒー等の摂取を控えた方が良いと考えられます。(少量であれば問題ないといった意見もある)
海外では、コーヒーがよく飲まれていることもあり、さまざまなデータがあります。コーヒーを飲む量が1日3~5杯を超えると妊娠率が下がった、妊娠するまでの期間が長くなった、という報告は多いですね。一方、体外受精ではカフェイン摂取による妊娠率、出産率などに差はなかったとの報告もあり、極端にたくさん飲むのでなければ、妊活中のカフェイン摂取はそう問題ないと思います

ここからはカフェインと着床率(妊娠のしやすさ)の関係について解説していきます。

カフェインが副腎を刺激すると、アドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されます。身体がストレスホルモン過多の状態になることは、子宮や卵子に対しても良い影響を与えません。
また、カフェインによる刺激で副腎が疲労すると妊活に必要な女性ホルモンのバランスが崩れてしまいます。

カフェインを摂ると副腎が刺激されコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌される
コルチゾールには肝臓での糖の新生、抗炎症・免疫抑制などの役割がある
カフェインは一時的にコルチゾールを増やすが、副腎疲労により身体自体の疲労感も増してしまう

副腎疲労が起きると本来生成されるはずの「DHEA(通称:若返りホルモン)」が減ってしまいます。
DHEAが不足すると「卵子の質が低下する」と考えられていますので、妊活的には悪影響と言えるのです。
また、ブラック以外の缶コーヒーには糖分が多く含まれているため、肥満を予防する観点からも控えましょう。

いまのところ「カフェインを摂ることで着床率が下がる」という明確な研究結果は報告されていません。
カフェインの摂取量と妊娠のしやすさについては諸説あり、着床率が下がるという意見と着床率は変わらないという意見の概ね2つに分かれます。
しかし、カフェインを過剰に摂取している女性の場合「自然妊娠までの期間が伸びる(=妊娠しづらくなる)」といった過去の研究報告がありますので、どちらにしてもコーヒー等を我慢できるなら摂取しない方が良いと言えるでしょう。

ここまでとは反対に、妊娠に役立つ(着床率を上げる)飲み物について少し解説を加えていきます。
妊活中には「抗酸化作用が高い飲み物」「冷えを解消する飲み物」がおすすめです。
後でも紹介しますが、ルイボスティーは抗酸化作用を持ち、体内の老化を抑制してくれる飲み物です。カフェインがいっさい入っていないため安心して飲めます。
また、冷えを解消する飲み物としては黒豆茶やタンポポ茶が挙げられます。

カフェインを飲むと精子の運動率が上がるという研究データがある
しかし、カフェインを摂っていた人の方が「受精率」は低かった
1日あたり265mg以上のカフェインを摂ると顕微授精での妊娠率が低下するといった別報告もある
こうした研究報告やデータもありますので、妊活中は男性側もカフェインの摂取量に注意してみましょう。

市販されているコーヒーの中には、通常のコーヒーよりカフェイン含有量が少ない「カフェインレスコーヒー」「デカフェ」といったものもあります。
こうしたカフェイン含有量が少ない飲料から飲み始めてみて、段々とカフェインへの依存度を下げていくというのも妊活においては大切なことです。
どうしてもコーヒーを飲みたいという方は、ぜひカフェインレスコーヒーやデカフェを試してみてください。

麦茶は「麦」を原料とするお茶なので、カフェインがいっさい入っていません。
ちなみに緑茶・紅茶・ウーロン茶は茶葉から抽出するお茶です。
そのため、すべてにカフェインが含まれています。
一般的な緑茶とは違い「茶葉の新芽」を多く使う玉露はカフェイン含有量が高いお茶として知られています。(カフェイン含有量がコーヒーの2倍以上)
ちょっとした休憩中にノンカフェインのお茶を飲みたいのであれば麦茶を選びましょう。

ここ10年ほどで知名度を上げているルイボスティーは「妊活にぴったりのお茶」としても有名です。
ルイボスティーが妊活向きの理由

①カフェインがいっさい入っていない

②亜鉛や鉄分、ポリフェノールといった成分が入っている

③肌質改善や糖尿病予防に効果的とされている

④ルイボスティーは鉄分を含むお茶なので貧血予防効果が期待できます。

⑤また、ポリフェノールは腸内環境を整えてくれるため、まさに妊活向けのお茶と言えるのです。

本来、アドレナリンはストレスと戦うためのホルモンです。
カフェインによって無理やりアドレナリンを分泌させること(身体がシャキッとなったような感覚)を習慣化するのは、子宮や卵巣にとっても良いことではありません。
できるだけ早く妊娠したいのであれば、少しの間コーヒーをやめてみましょう。
体質にもよりますが、それだけで妊娠の可能性が上がるかもしれません。

不妊 秋の養生法

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊 秋の養生法についてです

まだまだ暑い日が続きますが、暦上では季節は「秋」

体質改善には季節に合わせて心と体を整えることも大切と考えます。

東洋医学では秋は「収斂(しゅうれん)」の季節。物事が成熟し、落ち着いて過ごせる季節である一方、徐々に木々が枯れはじめ、空気が乾燥する季節でもあります。冬になるとより乾燥も強くなるので、今からうるおいを蓄えることが「秋の養生」のポイントです!

●呼吸器系のトラブル 肺が乾燥し、鼻水鼻づまり・喉の痛み・咳などの症状が起こりやすい

肺は大きく2つの働きがあります。

水の巡りをよくし、体内の水分を調整してます。肺の働きが悪くなると、乾燥に繋がります。水は細胞の中に蓄えているので、乾燥により細胞の水分量が低下することは細胞の老化と一緒。生殖細胞もその1つなので、体の水分調整は大切!

呼吸をすることで外からエネルギーを取り込み、体を動かすエネルギーに変換します。エネルギーが不足することは、疲れも溜まりやすくなり、血流も悪くなってしまいます。

●冷え 乾燥とともに冷気が身体に入ると、内臓の冷えを起こしやす

梨 乾燥を防ぎ、炎症を抑える作用がある。のどが痛むときもおすすめ!

れんこん 潤いを補い、風邪の諸症状をやわらげてくれる食材。

他にも、秋の旬の食べ物:柿やとうがん など

また、白い食べ物:豆腐・湯葉・白きくらげ などもおすすめです。

●マスクや加湿器をして、肺を乾燥や冷気から守りましょう。

●落ち込むことがあっても秋のせい。

秋は悲しみの感情と繋がっている季節です。生い茂った木々が次第に枯れていくようにエネルギーが切り替わる季節。人の心も不安定になりやすいのです。

●早寝遅起きで陰を補い、疲れをとる

陰とはうるおいのこと。日照時間が短くなってくる季節、陰は日が暮れてから養われるので、早めに寝るようにしましょう。

中脘・・・・消化不良・胃痛・胃炎・胃下垂・疲れ

★みずおち上端と臍と結んだ中央

気海・・・・下腹の冷え・月経不順・頻尿

★臍の真下指2横指分下がったところ

足三里・・・疲れ・だるさ・食欲不振

★拇指と中指を開き膝の上縁に直角に当て、膝下の中指の尖端

秋の全国交通安全運動が始まります!期間:9月21日〜30日

こんにちは。兵庫県明石市大久保にある安井鍼灸整骨院です。

この期間中は特に、警察による交通ルール違反の取り締まりが厳しくなりますのでお車やバイクを運転される際は安全運転を心がけましょう!

①交通量の増加

  • 帰省ラッシュや観光地への移動が集中し、道路が混雑します。

②飲酒運転のリスク

  • 年末年始のパーティーや宴会で飲酒の機会が増え、飲酒運転が原因となる事故も増加します。

③疲労や睡眠不足

  • 年末の忙しさや長距離運転による疲労が、運転ミスを引き起こします。

④気象条件の悪化

  • 冬季特有の雪や凍結道路がスリップ事故の原因となります。

⑤気の緩み

  • 休暇中や年越しの解放感から、注意力が散漫になりやすいことも理由の一つです。

交通事故を防ぐために以下のポイントを心がけましょう:

①計画的な移動

渋滞を避けるために、出発時間を工夫しましょう。

②飲酒運転の防止

飲酒後は必ず代行サービスや公共交通機関を利用してください。

翌日にお酒が残っている場合もあるので深酒しない。

③休憩を取る

長時間の運転では適度に休憩を挟み、疲労を回復させましょう。

④車両の点検

タイヤの状態やライトの点灯を確認し、冬季の道路に備えた準備を整えましょう。

⑤スピードの調整

雪や凍結した道路では、スピードを抑え、車間距離を十分に取りましょう。

そこで、今回は交通事故の後どうしたらいいのかについてお話していこうと思います。

交通事故発生から整骨院通院ができるようになるまでの流れを説明します。

①負傷者の救護と事故車を安全な場所に移動

事故発生時まず負傷者を救護しましょう

負傷者の状況に応じて救急車が必要であれば救急車を呼びましょう

二次被害を防ぐ為事故車を安全な場所に移動させましょう。

②警察に電話

警察に連絡をしましょう

交通事故が発生した際に警察に通報することは国で義務付けられています。

しっかり警察にどういう状況で同様な事故だったのかなどをしっかり説明しましょう。

保険会社との連絡の際に必要になるかもしれない事故証明書を発行して貰いましょう

③事故状況の記録

加害者の名前や連絡先、相手方の保険会社や加害者の車がどうなっているのかを記録しておきましょう。

④整形外科への通院

事故発生から直ぐに整形外科に受診をしてください。事故発生から2週間以内に診察を受けて下さい。

※事故発生から二週間以内に病院に行かないと事故じゃないところから来てる痛みじゃないかと思われるので交通事故発生からの二週間以内の受診をお願いします。

医師に診察してもらい、どういった怪我なのかを診断してもらいましょう。

医師の許可がないと整骨院には併用して通院が出来ないので整形外科に先に行ってください。

⑤安井鍼灸整骨院整への通院

整形外科の医師から許可でようやく併用して通院が可能になります。

①国家資格有資格者にマッサージや電寮治療が受けられる

②整形外科では、基本的には、湿布や痛み止め、電気療法がメインになります。

けれどそれでも事故の怪我が痛いと思われます。

交通事故した後は興奮状態になり、事故発生当日は痛みが少ないですが興奮状態が無くなってきてくると交通事故発生により筋肉が緊張して痛みが発生します。

なのでマッサージや電療治療などで筋肉の緊張をとり患者様の症状の軽減を図ります。

③病院勤務の経験や交通事故専門外来で働いていたので、患者様の状態に合わせた適切なアドバイスをさせて頂きます。

④平日は20時30分まで営業させて頂いております。

⑤チェーン店では、毎回スタッフが変わることがございますが、院長自ら治療にあたらせて頂きます。

まずは、お気軽にご相談ください。

秋の全国交通安全運動が始まります! 期間:9月21日(土)〜30日(月)

冷えは妊活の大敵!足腰を温めて授かり体質

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、冷えは妊活の大敵!足腰を温めて授かり体質です。

年末年始に向けて忙しさと寒さが増してくる時期です。

多忙によるストレスや睡眠不足は、エネルギーである「気(き)」、栄養と潤いの源である「血(けつ)」の消耗や滞りを招きます。ここに冷えが加わると、身体を守る働きが低下してかぜなどの感染症にかかりやすくなり、さらに血行不良も起こりやすく、痛みや慢性疾患の悪化など様々な不調につながるので注意が必要です。

妊娠を希望されているカップルにとっても冷えは大敵です。

皆さん、寒いと身体を丸めて縮こまりますね。この時、やる気がわかず、活動力も鈍り、男女の生殖機能にもエネルギーと栄養が行き渡りにくくなるため、妊娠の妨げになってしまいます。

女性の場合、卵巣で卵子を育てて毎月排卵しています。冷えで血行不良が生じると、栄養が不足して卵子が成熟しづらくなるため、受精がうまくいかない可能性が高まります。

また、子宮は受精卵を迎え入れるためのベッドを内壁に準備します。下半身の冷えにより血行が悪くなると、受精卵のためのベッドを充実させることが出来ないため、着床しづらく流産を起こすこともあるのです。

男性の場合、冷えで血行が悪くなると男性ホルモンの分泌量が減ると言われています。

男性ホルモンは精子の数、精子の運動率、卵子へ向かう力、やる気、精力などにも関わっているので、減少すると男性不妊の原因となります。

漢方では、男女の生殖機能は五臓の「腎(じん)」が担っていると考えます。

五臓は解剖学的な臓器だけを指すのではありません。「腎」の場合は、泌尿器、生殖器、生命力維持機能による成長と老化への関与、耳や髪、骨の健康などにも関わっています。

だからこそ、妊活には腎の強化と冷え対策が欠かせません。

五臓の「腎」は黒い食材を好み、冷えを嫌います。冬の妊活養生で「腎」を強化することは、生命力を高めることにもつながります。ぜひご夫婦そろって取り組みましょう。

厚手の靴下をはく、ひざ掛けを使う、足湯に浸かるなどで足元を温めましょう。妊活には「頭寒足熱」がおすすめです。

腰は「腎の府」と呼ばれます。腰を冷やさないように下着を1枚多くする、下半身の運動で温めるなどしましょう。

足の内くるぶしから指幅4本分上にある三陰交(さんいんこう)は、気血を巡らせて婦人病に効果のあるので、お灸やマッサージなどをしましょう。妊娠前、月経痛や月経不順のあるかたにおすすめです。(妊娠中は禁忌)

生姜やねぎ、玉ねぎ、にんにく、にら、シナモンなどは身体を温める力があります。寒い日には積極的に摂りましょう。

黒豆や黒ごま、黒米を入れたご飯はおすすめです。他にも、昆布やひじき、わかめなどの海藻類を食卓に乗せるように意識しましょう。

薬膳では、山芋、くるみ、えび、羊肉。椎茸、黒きくらげなどが腎を強化すると考えます。

妊活はご夫婦の共同作業、お二人で始められそうなことから取り組んでみませんか?

秋の花粉症

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、秋の花粉症です。

花粉症は春だけのものではありません。花粉症と聞くとスギ花粉症をイメージしがちですが、じつは日本だけでも現在60種類以上の花粉症が報告されており、一年を通して花粉症になる可能性があります。しかし、花粉症の症状に悩まされる人が多くなるのは、やはり春、そして秋です。花粉症の人のうち、約15%が秋に症状を訴えています。秋の花粉症は秋特有の植物によるもので、夏の終わり頃から10月にかけて目や鼻の症状が出ます。

その症状も、原因となる植物によって若干変わることがあります。また、スギ花粉症がある人では、秋の花粉症も発症しやすくなるといわれています。

秋の花粉症の主な原因は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ

秋の花粉症の原因として多いのは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど草の花粉です。

ブタクサとヨモギはキク科、カナムグラはアサ科の植物。

どれもありふれた植物で、住宅地やオフィス街にも自生しています。

これら草の花粉は、スギやヒノキのような樹木の花粉と違って遠くまで飛ぶことはなく、 飛距離はせいぜい数メートルですが、ごくごく身近なところにあるため、うっかり近づいてしまうと花粉を浴びてしまうのです。

1961年に日本で最初に報告された花粉症はスギではなく、ブタクサだったというのですから、花粉症としての歴史はあるわけです。ブタクサの花粉は午前中に飛散します。花粉の粒子が小さく、身体の奥深くまで侵入することがあり、気管支にまで入ってくると喘息のような症状を起こすこともあるので注意が必要です。

ブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉が飛散する期間は、8月から10月です。

飛散量のピークは9月ですが、いずれも東北や関東で多く飛びます。

関東でブタクサの花粉が飛ぶ期間は長く、12月頃まで飛散することもあります。

家の中で症状が強くなるような場合は、花粉症ではなくハウスダストの可能性もあります。

ハウスダストには、室内のホコリやダニ(死骸も)、ペットの毛、人の髪の毛、フケ、カビなどが含まれます。

夏の暑い時期に繁殖するダニは、秋になると死んでしまいますが、その死骸は小さく非常に軽いので、人の動きや空気の流れによって舞いあがります。それがアレルギー症状を引き起こす原因になるのです。ダニアレルギーの場合は、鼻炎症状にとどまらず喘息に発展することもあるので、注意が必要です。花粉症対策をしても症状が軽減しない人、外出していないのに症状がある人は、部屋の掃除を徹底的に行うなどハウスダスト対策を強化してみましょう。

秋になると気温が下がり、乾燥してくるため風邪の原因となるウイルスの活動が活発になって風邪が流行り始めます。くしゃみや鼻みずが出ると、多くの人は「風邪かな?」と思うかもしれませんが、 花粉症の可能性があることも忘れてはいけません。ブタクサの花粉症では、気管支に花粉が入り込んで喘息のような症状が出ることもあります。熱もないのに咳が続くときは花粉症かもしれません。風邪と花粉症では、治療がまったく異なります。くしゃみや鼻みず、咳などの症状から風邪と自己判断せず、風邪薬を買う前に薬局の薬剤師に相談したり、病院で診察を受けるようにしましょう。

秋の花粉症に対しては、スギやヒノキのように花粉の飛散情報が出ることはありません。

自宅や会社や学校の近く、通勤・通学や散歩、ジョギングで利用する道などに、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラといった秋の花粉症の原因になる植物がないかをチェックし、できるだけ近づかないようにしましょう。

秋の花粉症対策も、できるだけ花粉を浴びないようにすることが基本です。秋の花粉症に対しても、マスクや花粉症用メガネの着用、花粉の付着しにくい素材の服を着る、帰宅時には玄関前で花粉をはらう、帰宅後の洗顔やうがい、掃除の徹底、空気清浄機の利用などの花粉症対策は有効です。この点は春の花粉症と変わりません。

そして、症状がつらいときには、内服薬、点眼薬、点鼻薬を使用して症状を緩和させ、しっかり睡眠が取れるようにしましょう。

首から上の症状全般に効くので、鼻水・鼻づまりから、目のかゆみや充血、顔のむくみ、頭痛など、花粉症のさまざまなツラい症状の改善に効果が期待できるオールマイティなツボです。親指と人差し指の骨の付け根の合わさったV字になっている所にあるので、初心者でも分かりやすいツボといえます。片方の手の人差し指と親指ではさんで適度な力で揉みましょう。

眉山(眉の中央)を、やや下から押し上げるように刺激します。

眉尻と目尻の中間にあるこめかみのくぼんだ所にあり、閉じた口を開けた時、ややへこむ箇所に当たります。漫画に出てくるおばあさんはよくこめかみに膏薬を貼っていますが、それがこのツボです。ここを刺激することで、側頭筋や外眼筋に刺激を与えることになります。

目頭と鼻の付け根の骨の間にあるツボ。目が疲れた時に無意識に押さえてしまう箇所です。人差し指と親指の腹でつまんで、ぐっと押しこむように刺激します。

黒目の真下にある下まぶたの中央にあるツボ。ここを下から押し上げるように刺激します。

犬歯の根本に位置し、左右の小鼻のくぼみにあるツボ。ここに人差し指と中指を引っかけるようにして下に強く押すと、鼻の通りがスッとよくなり、鼻づまりの改善に役立ちます。

その名の通り、迎香のやや上に位置し、鼻の付け根の両側にあるツボです。ここをぐっと押すと痛さを感じますが、ある程度の強さで押さないと効果は期待できません。鼻づまりに効果があるので「鼻通(びつう)」ともいいます。

首を前に倒した時、首と背中の付け根に飛び出る骨の下にあるツボ。首の後ろにあり、少し押しにくい箇所なので、寝た体制でツボ押しするのがおすすめです。鼻水など鼻の不快な症状の緩和が期待できます。

不妊と夏太り 夏痩せ

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊と夏太り 夏痩せについてです。

みなさんは妊活をするうえで自分の体重を気にされたことはありますか?

体重管理は妊活をするにあたって気を付けていきたいことの一つです。

女性の場合、体重や体脂肪が平均値よりも大きくはずれていると妊娠しにくくなります。BMI(体格指数)値でいうと22ぐらい、体脂肪だと20~25%ぐらいが世界的な平均値で、やはりこれぐらいの数値がいちばん妊娠やすいようです。体重・体脂肪が多く太りぎみの人は、三食バランスよく腹八分目に食べる、間食で甘いお菓子を食べないなど、食事の内容を見直して、やせる努力をしてください。女性ホルモンは脂肪にとける性質もあるので、太っていると女性ホルモンが過剰になって、ホルモンバランスがくずれることがあります。また、間食で甘いものを食べるとインシュリンがたくさん出ますが、インシュリンがたくさん出ると排卵しにくくなることがあります。太っている人は大きく水太りタイプ、かた太りタイプに分けられますが、どちらのタイプも食事や生活を見直して、体に合った漢方を使い、余分な水分、脂肪を排出してやせれば、きっと妊娠しやすくなることでしょう。

薬局にご相談にいらっしゃるかたでも、太りぎみの場合は「太っていることは健康によくない」という自覚があるので、努力してダイエットに成功してくれるもの。むずかしいのは体重・体脂肪が低めの、やせているかたです。しかも「ずっとやせているけれど、かぜもひきにくいし、丈夫なほうだ」と思っているようなかたには、なかなか自分の体が不健康な状態にあることを自覚していただけません。しかしこれまで病気もせず生活してきたとしても、赤ちゃんが欲しくてがんばっているのになかなかできないというのは、やはり体のどこかに改善すべきところがあると受け止めるべきではないでしょうか。

不妊でご相談にいらっしゃるのはやせぎみのかたが多いのですが、やせすぎると女性ホルモンの分泌が低下し、月経が止まってしまいます。な体重・体脂肪の体にコントロールしぎると女性ホルモンの分泌が低下し、たとえ妊娠できたとしても、エネルギー不足で健康な妊娠生活を送れなかったり、おなかの赤ちゃんが大きく育たなかったりする心配もあります。もちろん必要以上に太る必要はありません。「やせている」→「平均値 に近づける」だけでいいのです。

太りぎみの人もやせぎみの人も、赤ちゃんを授かるため、授かった赤ちゃんをしっかり育てるため、是非適正な体重、体脂肪の体にコントロールしてほしいと思います。

暑いからといって極端な食生活に走ることなく、胃に負担の少ない良質のタンパク質(肉、魚、大豆製品、卵など)やビタミン類(野菜、果物など)をバランスよく摂るようにしましょう。

そうめんや冷たい飲みもの、アイスしか食べられない……という人こそ、体を冷やす働きのある夏野菜がオススメです。夏野菜には体内にこもった熱を除去し、調子を整えてくれる作用があるため、食欲もわいてくるはずです。

暑いから湯船になんて浸かりたくない、と思うかもしれませんが、湯船に浸かったほうが基礎代謝アップにつながります。とはいえ、あまり熱いお湯では、自律神経の中で、緊張・興奮を司る交感神経のほうが活性化され、ヤセる効果は期待できません。忙しい現代では、多くの人が交感神経ばかりが優位な状態にあるからです。

そこで、ぬるめのお湯に10~20分程度を目安に浸かるようにしましょう。こうすることで、リラックスして次第に副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整います。温浴効果で血液循環もよくなり、代謝もアップしますよ。

炎天下での激しいスポーツは危険ですが、オフィス内の移動時に、階段を使ってみるなどの工夫を心がけましょう。プールでの水泳も、暑さが和らぐうえ、消費カロリーはかなり高いのでオススメです。また、寝る前に軽くストレッチをするだけでも違います。ストレッチは、消費カロリーは少なめですが、ストレッチをくり返し行うことによって筋細胞が増え、筋繊維が長く伸びることにより、代謝を上げる効果が期待できます。

冷房の効いた部屋に長時間いたり、運動不足だったりすると、リンパも滞りがちになります。リンパが滞ると体がむくみ、これも夏太りの一因になります。リンパの滞りは、実は自律神経の乱れにもつながるため、さらに夏太りに拍車をかけることに……。すきま時間などを利用して、手のひらで末端から心臓に向けて、やさしくなでるようにマッサージを行うとよいでしょう。

自律神経は心臓の拍動、血圧、呼吸などをはじめ、身体機能を健全に保つために休みなく働いている重要な神経であるため、基本的に、意識によってコントロールすることはできません。

ところが、唯一これを意識的に手軽に調整できる方法があります。それが呼吸です。拍動や血圧は意図的に変えることはできませんが、呼吸なら調整できますからね。

なかなか優位になりにくい副交感神経を活性化するには、深い呼吸をすることが大切です。1日2回程度、深呼吸を行うだけでも、自律神経のバランスが整っていきますよ。

これらの項目に注意すれば、夏太りはきっと避けられるはずです。意識しながら、夏を元気に快適に過ごしてくださいね。