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不妊とストレス

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊とストレスについてです。

妊活中に感じるストレスは、心身の健康に大きな影響を与えることがあります。特に、ストレスによってホルモンバランスの乱れや自律神経の不調を起こし、妊娠の可能性を下げることも。

妊活が長引くと、妊娠できないことへの焦りが日に日に増し、大きなストレスとなります。絶対に妊娠できる不妊治療は存在しないため、「この不安がいつまで続くのか……」と見通しが立たず、精神的に不安定になるケースもあるでしょう。努力と結果が結びつかないことで焦る場合も多くあります。

食事管理や体調管理、不妊治療などさまざまな努力を重ねても、思うような結果が出ないことが続くと、やる気が出なかったり、しんどい気持ち、やるせない気持ちになったりすることもあるでしょう。

妊活と仕事の両立も、大きなストレスの原因になり得ます。

不妊治療を行う場合、治療法によっては月に何度も通院しなければなりません。採卵のタイミングによっては急に休暇を取らなければならず、その度に気を遣ってストレスが溜まることもあるでしょう。

また、不妊治療と仕事を両立させるのは、妊活に理解のある会社でないとなかなか難しいといえます。妊活に理解のない会社の場合、働きづらくなって最終的に退職しなければならないケースもあるでしょう。

しかし、不妊治療には多額の費用がかかるため、そう簡単に仕事を辞められるわけでもありません。そのため、不妊治療と仕事の板挟みになり、大きなストレスを抱える可能性があるでしょう。

妊活中には、周囲からの何気ない言葉がストレスとなることもあるでしょう。

例えば、「まだ妊娠しないの?」といった言葉は、周りからすれば何気ない質問かもしれませんが、本人は責められたように感じる場合もあります。また、SNS等で他の人の妊娠報告を見て、意図せず傷つくこともあるでしょう。

このような発言や状況に直面すると、妊娠できない自分に対して罪悪感を覚えたり、自己嫌悪に陥ったりする可能性があります。

不妊治療にかかる費用も、妊活中にストレスを感じる原因の一つです。不妊治療にかかる費用は、治療の種類によっては高額になることがあります。

特に、体外受精や顕微授精などの高度不妊治療を行う場合、1回の治療費が数万円から数十万円に及ぶことも。妊活が長引くにつれて経済的な負担が増すため、「このまま治療を続けていいのだろうか…」と焦りや不安を感じやすくなるでしょう。

また、不妊治療には保険適応が受けられるものもありますが、年齢や治療回数に制限がある場合があります。そのため、期間や回数の間に結果を出さなければならないプレッシャーから、ストレスが溜まりやすくなるのです。

妊活中にストレスを感じると、妊娠に次のような影響を与える可能性があります。

妊活中にストレスを感じると、「コルチゾール」や「プロラクチン」といったストレスに関連するホルモンが増加し、ホルモンバランスが乱れやすくなります。

これらのホルモンは、女性ホルモンの分泌を抑制する作用があるため、排卵のタイミングがずれたり、月経不順が起こったりする可能性があるのです。

排卵のリズムが乱れたり、月経不順になったりすると、妊娠に適したタイミングがわかりにくくなり、結果的に妊娠確率が下がる可能性もあるでしょう。

自律神経が乱れるのも、妊活中のストレスによって起こりうる影響の一つです。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、これらのバランスが悪くなると心身のさまざまな不調を引き起こし、妊娠のしやすさに影響する可能性があります。

そのため、妊活を成功させるためには、自律神経がきちんと整っている方が望ましいです。

しかし、ストレスのある状態が続いていると交感神経と副交感神経が正常に働かず、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると、以下のような不調を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

手足が冷える

便秘気味になる など

自律神経が乱れると血流が悪くなり、子宮や卵巣の働きを悪くします。そのため、ストレスによって自律神経が乱れると、受精や着床がスムーズに進まなくなる可能性が考えられるのです。

また、自律神経の乱れは体全体の健康状態にも影響を及ぼすため、妊活中の女性にとって自律神経のバランスを保つことは非常に重要といえるでしょう。

ストレスをケアして妊娠を助けるためには、定期的な運動をおすすめしています。特に筋トレに取り組むとよいでしょう。筋トレをすると成長ホルモンが出て、卵子の成長にもつながります。糖代謝が改善して卵子の質がよくなった方もいます。また、体の血流がよくなるので血流に乗ってホルモンの流れもよくなります。

自律神経を整えるヨガもおすすめです。心と体、両方のバランスを整えることができるでしょう。また、体幹や太ももを鍛えるスクワットも効果的だと思います。ゆっくりとスクワットをすると、少ない回数で筋トレになるのでおすすめしています。

排卵日の後に“着床しやすいように”と動かずにじっとしているという方もいらっしゃいますが、「むしろどんどん運動したほうがいいですよ」とお伝えしています。

食事は、バランスよく取ることをおすすめしています。特に月経量が多い方は鉄分不足になりやすいので、鉄分をしっかり取ることができる食事が大切です。鉄分が少ないとうつ状態になりやすくなり、さらに強いストレスを感じるようになるという悪循環に陥ってしまうこともあります。

また、妊娠を目指すためには、鉄分、葉酸、ビタミンDなどが豊富に含まれている食事が大切です。これらの栄養素は不妊治療中だけでなく妊娠してからも必要になりますので、どうしても不足してしまうという場合はサプリメントなどを上手に活用して補うよう心がけましょう。

ほかにも、鍼灸やマッサージを受ける方法もあります。心と体を癒やすことで、ストレスが和らぐと思います。また、ストレスで気分が落ち込んでいる方にアロマの香りを少し嗅いでいただくと、表情が急にパッと明るくなることもあります。

このように、ストレスをケアするためにさまざまな選択肢があるので、自分に合う方法を見つけていただきたいと思います。

不妊と喫煙について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、不妊と喫煙についてです。

タバコには、血流を悪くしたり、血管の老化を早める「ニコチン」、酸素運搬を妨げる「一酸化炭素」のほか、約40種類の発ガン物質が含まれています。これらの有毒物質は、卵子や精子の質を悪くしてしまうので、喫煙している夫婦では、不妊症が増加します。また、妊娠したとしても、流産や子供の病気のリスクが高くなります。

たとえば、子どもの奇形(先天異常)がおきたり、脳の異常(知能低下、発達障害など)、その他の病気の発生(喘息、糖尿病、アトピー性皮膚炎、将来の不妊など)、さまざまな異常の発生率が高くなることがわかっています。

リスクの発生率は、タバコの本数と喫煙年数に比例して増加します。健康な赤ちゃんを産むために、すぐに、夫婦で禁煙しましょう。

  • 卵巣機能を低下させ、女性ホルモンの分泌が減少します。
  • 卵巣年齢が5~10歳老化し、閉経を5~10年早めます。
  • 卵子の質が悪くなる(卵子の老化)
    質が悪くなると → 染色体異常の卵子が増加します → 受精率・着床率が低下し、流産率の増加、異常児の増加が生じます。
  • 受精卵の着床に重要な「子宮内膜」が薄くなってしまい、妊娠しにくくなります。
  • 子宮や卵巣の血管が細く固くなり(動脈硬化)、血流がわるくなり、妊娠しにくくなります。
  • 子宮外妊娠のリスクが高まります。
  • 一般不妊治療や、体外受精を行っても、成功率が半分に低下する。流産率が高くなります。
    (質の良い卵子が採れない。受精率、着床率が悪くなります。)
  • 精子の数が減り、運動率も低下します。
  • たとえ、見た目の数が正常でも、精子の受精能力が低下してしまいます。
  • 精子の質の低下 → 精子の遺伝子に傷がたくさんついてしまう。傷ついた遺伝子は、赤ちゃんに受け継がれ、流産や死産、胎盤の異常、赤ちゃんの病気などをひき起こすリスクがあります。
  • 未熟児(低体重児)の増加
  • 先天奇形の増加 → 無脳児・小頭症・水頭症・四肢欠損・多指症・合指症・無指症
  • 病気の発生 → 糖尿病・アトピー性皮膚炎・喘息・斜視・弱視・心臓の異常
  • 知能低下
  • 性格の異常
  • 乳幼児突然死症候群(SIDS)の増加

※喫煙本数が多く、喫煙期間が長いほど影響は大きくなります。

禁煙は、健康面や美容面でのメリットが数多く語られていますが、特に妊娠を望むカップルにとっては、その効果が顕著に現れることがあります。タバコをやめることで、女性と男性双方の生殖機能が改善され、妊娠の確率が向上することが研究で示されています。この章では、タバコをやめることが不妊に与える具体的なメリットについて解説します。禁煙の意義を理解し、健康な妊娠を目指すために、今すぐ行動に移すことが大切です。

  • 妊娠しやすくなる
  • 禁煙によって卵子の質が改善され、妊娠率が上昇することが報告されています。また、子宮内膜の発達や排卵障害のリスクも減少します。
  • 妊娠後の合併症のリスクが減る
  • 禁煙により、妊娠中の喫煙が引き起こす子宮内膜の発達不全や子宮血流の低下が改善されるため、妊娠後の合併症のリスクが減少します。
  • 精子の質が改善される
  • 禁煙によって精子の数、運動性、形態が改善されることが報告されています。また、酸化ストレスが減少し、精子のDNA損傷のリスクも低下します。
  • 生殖機能の回復
  • 禁煙により、生殖機能が回復し、妊娠率が上昇する可能性があります。

不妊治療中はできる限り喫煙を控えた方が良いことに変わりはありません。

喫煙者の方にとって、禁煙することは大変お辛いことであると思いますが、どちらか一方が喫煙者であれば、その隣にいる大切なパートナーもまた受動喫煙者として体内に影響を及ぼしてしまう可能性があります。不妊治療は、不妊の原因がはっきりしないことも少なくない中で、1%でも確率を高めようと、患者さまはもちろんですが、私たち医療関係者も全力で取り組んでいます。〔禁煙〕も立派な不妊治療の1つと言えるのではないでしょうか。

意識していくことが第一歩だと思いますので、未来のお子様のために、禁煙にむけてまずは徐々に本数を減らすところからスタートしてみませんか?

5月病について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、5月病についてです。

休み明けの不調は、休みの間に食事や睡眠など、普段と異なる生活リズムで過ごしたことにより、体内時計が乱れて「時差ボケ」のような状態にあるために起きると考えられています。少しぐらいの体内時計の乱れは比較的簡単に取り戻せますが、長い間そのリズムを続けてしまうと、戻すのが大変です。休み明けのよくある症状をまとめました。

  • 朝起きられない
  • 胃腸の調子がすぐれない
  • 気分が憂鬱
  • 体がだるい
  • 頭がぼ~っとする
  • ちょっとしたミスが多くなる
  • いつもより肩がこる

普段、休み明けの調子はいかがですか?チェックした項目が多い人ほど注意が必要です。連休明けにも、是非もう一度ご自身の調子をチェックしてみてくださいね。

では、こうした症状を減らすためにどうすればよいでしょうか。休み中と休み明けに分けて、ポイントをご紹介します。

◎就寝時間にかかわらず平日と同じ時間に起きよう 

体内時計を整えるためには規則正しい生活をするのが一番!でも、休日は少しくらい夜更かししたり、朝はゆっくりしたいですよね。ゆっくり寝ていたい時はいつもの起床時間+2時間以内に抑えましょう。

◎疲れ気味の胃腸をいたわろう

外食やお付き合いでの飲酒など、胃腸に負担をかけていたなと思う方は、脂質の多いメニューやアルコール類を控え、消化の良いものを選ぶようにしましょう。

◎休み明けに楽しみを用意しておく

楽しみがあると、休み明けの憂鬱も少しは軽くなりますよね。「休み明け初日に新しい靴や服を身に着ける」「自分へのご褒美のスイーツを買っておく」「友人や家族との約束を入れておく」もいいアイデアです。

◎入浴はぬるめのお湯につかろう 

連休中に夜更かしが続くとなかなか寝付けないもの。お風呂に入ると体温が下がるタイミングで、スムーズに入眠することができます。また、ぬるめのお湯での入浴は気分もリラックスさせます。

◎テレビやスマートフォンなどを見るのは就寝1時間前まで

テレビやスマートフォンなどの明るい光を浴びると、脳が朝だと勘違いして、睡眠ホルモンの“メラトニン”の分泌を止めてしまいます。眠りが浅くなり、睡眠の質が悪くなるので注意しましょう。 

◎いつもより15分早く起きよう

15分早めに起きることで、準備にゆっくりと時間をかけたり、気持ちを平日モードに切り替える余裕が生まれます。たまっている仕事なども「朝早く来てやろう」と思えるので、前日の夜にもんもんとするのを防ぐことができます。

◎朝ご飯を食べよう

朝ご飯を食べることは、1日の活動エネルギーとして働くだけでなく、体内時計をリセットするためにも効果的です。食べる時間帯もなるべく決まった時間に摂るとgood!

◎太陽の光を浴びよう

普段、起き抜けに太陽の光を浴びると「目が覚める!」という方も多いのでは?実は体内時計のリセットにも太陽光は一役買っているんです。また、曇りの日でも外に出て散歩するだけで効果があるそうですよ。

◎眠い時、集中力が切れそうな時はガムでリフレッシュ

それでも日中眠くなる、集中力が続かない…という時の、お助けアイテムが“ガム”です。顔の筋肉、歯の付け根からの刺激、味覚、触覚など多くの刺激が脳へ持続的に働きかけるので、長い時間集中力をキープできます。 

◎休み気分が抜けていなくても焦らない

休み明け早々はいつもの調子が出なくて当たり前。「まずは今日1日」と少しずつ調子を取り戻していきましょう。ご自身でスケジュールを調節できる場合は、

初日にあまり大事な予定や仕事は入れず、無理はしないことも大切です。

休み明けの不調は誰にでも起こるもの。ただ、気をつけたいのは、休み明けからしばらく経った後も心や体の不調が続く場合です。春は寒暖の差が激しい時季、それだけでも体には大きな負担ですが、環境の変化も起こりやすいので、それに上手く適応できないと「五月病」になる人もいます。

「五月病」は入学や進学、就職など、新しい環境や人間関係についていけないストレスから起こる不調の総称です。正式な病名ではありませんが、新生活が落ち着いてきた5月頃、新入生や新社会人に多くみられるため、そう呼ばれています。進学や就職の際に限らず、新しい環境に飛び込む機会は誰にでもあるもの。普段の生活で自分では気づかないうちに疲れがたまっていると、休み明けに心身の不調としてあらわれることがあります。

ほとんどの場合は一時的なものですが、気になる症状や、不調が長引く場合には早めのケアが大切です。一度、かかりつけの医師にご相談されることもおすすめします。また、周囲に「最近よく休むようになった」「いつもと様子が違う」そんな方がいらっしゃったら、声をかけてあげてくださいね。

GWは交通事故に要注意

こんにちは。兵庫県明石市大久保にある安井鍼灸整骨院です。
ゴールデンウィークは帰省や旅行などで多くの人が車を利用する時期です。
しかし、この時期は交通量が増えることから、交通事故の発生件数も増加傾向にあります。
高速道路での渋滞、慣れない道の運転、そして長時間の移動による疲労が原因となるケースが多いです。
特に注意したいのが「わき見運転」と「居眠り運転」。
スマートフォンの操作やナビの確認も、ほんの一瞬の油断が大事故につながります。
こまめな休憩と適切な睡眠をとり、万全の状態で運転に臨みましょう。
また、自転車や歩行者の動きにも注意が必要です。観光地や行楽地周辺では、予想外の動きがあることも。
スピードを控えめにし、常に周囲の状況に目を配ることが大切です。
楽しいGWを悲しい思い出にしないためにも、ドライバー一人ひとりの意識がカギとなります。ルールを守り、思いやりを持って、安全運転を心がけましょう。
そこで、今回は交通事故の後どうしたらいいのかについてお話していこうと思います。

交通事故発生から整骨院通院ができるようになるまでの流れを説明します。

①負傷者の救護と事故車を安全な場所に移動

事故発生時まず負傷者を救護しましょう
負傷者の状況に応じて救急車が必要であれば救急車を呼びましょう
二次被害を防ぐ為事故車を安全な場所に移動させましょう。

②警察に電話

警察に連絡をしましょう
交通事故が発生した際に警察に通報することは国で義務付けられています。
しっかり警察にどういう状況で同様な事故だったのかなどをしっかり説明しましょう。
保険会社との連絡の際に必要になるかもしれない事故証明書を発行して貰いましょう

③事故状況の記録

加害者の名前や連絡先、相手方の保険会社や加害者の車がどうなっているのかを記録しておきましょう。

④整形外科への通院

事故発生から直ぐに整形外科に受診をしてください。事故発生から2週間以内に診察を受けて下さい。

※事故発生から二週間以内に病院に行かないと事故じゃないところから来てる痛みじゃないかと思われるので交通事故発生からの二週間以内の受診をお願いします。

医師に診察してもらい、どういった怪我なのかを診断してもらいましょう。
医師の許可がないと整骨院には併用して通院が出来ないので整形外科に先に行ってください。

⑤安井鍼灸整骨院整への通院

整形外科の医師から許可でようやく併用して通院が可能になります。

①国家資格有資格者にマッサージや電寮治療が受けられる

②整形外科では、基本的には、湿布や痛み止め、電気療法がメインになります。

けれどそれでも事故の怪我が痛いと思われます。

交通事故した後は興奮状態になり、事故発生当日は痛みが少ないですが興奮状態が無くなってきてくると交通事故発生により筋肉が緊張して痛みが発生します。
なのでマッサージや電療治療などで筋肉の緊張をとり患者様の症状の軽減を図ります。

③病院勤務の経験や交通事故専門外来で働いていたので、患者様の状態に合わせた適切なアドバイスをさせて頂きます。

④平日は20時30分まで営業させて頂いております。

⑤チェーン店では、毎回スタッフが変わることがございますが、院長自ら治療にあたらせて頂きます。

まずは、お気軽にご相談ください。

黄砂について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、黄砂についてです。

黄砂とは、中国などの砂漠や乾燥地帯の砂塵が砂嵐などによって上空に舞い上げられ、偏西風によって日本に運ばれてくる粒子状の砂、あるいはそれらの気象現象のことです。元々は砂…にも関わらず、黄砂の多い時季になると体調を崩したり、アレルギーのような症状が出るのはどうしてでしょうか。黄砂そのものは粒子状の砂なので、アレルギー物質ではありませんが、大気中の汚染物質やアレルギーを引き起こす微生物などが付着しているといわれています。そのため、アレルギー反応を敏感にさせたり、粒子が小さいため、肺や気管に入り込み、健康に様々な影響を及ぼす可能性があることもわかっています。対策としては、何よりも「持ち込まない」「吸い込まない」この2つがポイントです。では日常生活の中でどんなことに気をつければよいか、詳しく見ていきましょう。

  • 窓の開閉や換気は最小限にしましょう
  • 洗濯物は部屋干しにしましょう
  • 空気清浄機を利用しましょう
  • おそうじは掃除機でなく水ぶきしましょう
  • 飛散量が多い日や時間帯は外出を控えましょう

その日の黄砂の飛散量は気象庁のHPでも確認することが出来ます。

  • 帽子をかぶって、髪は束ねましょう
  • ほこりを払いやすい、つるつるした生地の服を着ましょう
  • メガネやマスクを着用しましょう
  • 服や帽子についた黄砂をブラシで払ってから家に入りましょう
  • うがい、手洗い、洗顔をしましょう

黄砂対策と花粉症対策には大きな違いはありませんが、黄砂は花粉より粒子が小さいため、花粉用のマスクでは粒子が通過してしまいます。

外に出るときに心がけたいのが、メガネやマスクの常備です。そして、黄砂による体調不良を軽減させるためには、マスクは正しく付けることが大切です。どんなマスクでも、ただ単にマスクを付けるだけでは、顔とマスクとのすき間から黄砂が入り込みやすくなり、フィルター効果が半減してしまいます。

ポイントは、顔にフィットさせてすき間を作らないこと!すき間の空きやすい部分は次の3点です。

①鼻の部分・・・鼻の部分のワイヤーは、指で押さえて鼻の形に沿わせましょう。あらかじめワイヤーを折り曲げておくと、さらにフィットしやすくなります。

②左右の側面・・・側面は一番すき間が空きやすい部分です。耳のひもが長い場合は、結ぶなど調節して顔と密着させましょう。

③あごの部分・・・プリーツ式のマスクの場合、下あごまで包むようにかぶせましょう。伸ばしすぎるとすき間が出来ることがあるので、注意が必要です。

※詳しい着用方法については、それぞれマスクに記載された内容をご確認の上、ご使用ください。

黄砂や花粉といえば、「いかに入り込ませないか」「除去するか」といった体の外からの対策に目が向きがちですが、黄砂・花粉対策には、私たちの体の中に備わっている免疫機能も関係しています。「季節の変わり目は体調を崩しやすい」といいますが、春は特に寒暖の差が大きい季節。免疫機能も低下しやすいのです。黄砂や花粉などによるアレルギー症状を少しでもやわらげるためには、日頃から体内の免疫機能を整えておくことも大切です。疲れが出やすい今の時季だからこそ、体の中からもしっかり対策しておきましょう。

疲労・倦怠感

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、疲労・倦怠感です。

「疲労・倦怠感」という感覚は、私たちの体にとって、発熱、痛みとともに、体の恒常性(ホメオスタシス)に対するアラーム機構だといわれています。「疲れやだるさを感じるなら、休みなさい」という、体からのサインなのです。特に現在のようなストレスフルな社会で生きる私たちは、疲労や倦怠感を感じやすい環境にあるのかもしれません。一般的に、疲労や倦怠感は、肉体的なものと精神的なものがあります。肉体的なものは、過度なスポーツや過労などが原因となることがありますが、何らかの病気が関係しているケースも少なくありません。例えば、

  • 感染症や慢性的な炎症性疾患などによる老廃物の蓄積
  • 貧血や心疾患、肺疾患などによる低酸素状態
  • 低血圧
  • 更年期障害や、糖尿病、甲状腺機能低下症など、内分泌ホルモンの乱れ
  • 低栄養、電解質の異常、神経活動の低下
  • アルコール中毒を含む薬物中毒

などです。精神的なものの場合、うつ病や不安障害、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害もその原因となります。

どんな病気にも、「疲れた、だるい」という症状は出ますが、6カ月以上にわたって疲れが続くか、疲れが繰り替えされている状態を「慢性疲労」と呼びます。日本人のおよそ45%がこのような慢性的な疲労を抱えているとされています。一方で、6か月以上の強い倦怠感、強い疲労感がつづき、物事を判断する能力が低下する(認知機能障害)や睡眠障害などの症状を伴う「慢性疲労症候群」という病気があります。これは「慢性疲労」とはまったく別の疾患で、最近の研究によると脳神経系の炎症が関連していることがわかってきています。疲労回復に効果がある方法として、入浴、コーヒーを飲むこと、アニマルセラピー、笑うこと、アロマセラピー、指圧などが挙げられています。リラックスすると心の疲れがとれる感じがしますよね。また、軽い運動をしてぐっすり眠ること、背中や体の中心を温めることも、倦怠感の改善に効果があります。

春の不調について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、春の不調についてです。寒い冬が終わり、ポカポカと暖かな春がやってきています。色とりどりの花が咲き、ココロもからだも穏やかに過ごせそうですが、中には体調不良を感じる方もいるようです。あなたが感じているその不調は、実は自律神経の問題かもしれません!!自律神経を調えて、穏やかで快適な毎日を過ごしていきましょう。「だるい」「疲れやすい」「食欲がない」こんな症状を感じる方の中には、自律神経のバランスが乱れていることで起こっている症状の場合があります。

自分自身で調整できない神経。身体の状態を一定に保つために(体温を一定に保つなど)意思とは無関係に働きます。生きていくために必要な神経です。

◎交感神経:活発に活動させる時に働く神経です。

◎副交感神経:ゆったりとリラックスする時に働く神経です。

この交感神経と副交感神経の2つの神経によって毎日の身体のリズムはつくられています。

2つの神経の切り替えが、うまくいかなくなると不調を感じやすくなります。夏は副交感神経、冬は交感神経が活発に働いています。冬と春の季節の変わり目は、寒かったり暖かくなったりと、気温差が大きくなります。この気温差に身体の調節機能がうまく働かないと不調を感じるようになるのです。その他の要因として、春は新しい環境に変わることが多くあり、ストレス度が高くなりやすいことが影響することもあります。

季節の変わり目でも穏やかに、快適に過ごせるように、日々の生活の中でのポイントをご紹介します。

ポイントは、和食のイメージです。ごはん、汁物、おかず(主菜、副菜)です。ワンプレートの食事であったとしても、そのお皿の中でバランスがとれていればOKです。 例えばパスタなら、パスタだけでなくサラダをプラスしましょう。和食なら、丼ぶりより定食を選択しましょう。 忙しいと食事の内容が偏りやすくなります。ついつい手軽な物で済ませてしまうこともあると思いますが、偏った食事で必要な栄養がとれなくなると身体に不調が出やすくなります。 忙しいからこそ、単品メニューではなく、プラス1をした、偏りのない食事を意識していきましょう。

睡眠中は、副交感神経が働いて心身の疲れをとっています。睡眠時間が短いと、しっかり休まらないだけではなく副交感神経と交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。生活の中で睡眠時間を確保することを意識することが必要です。寝る前の強い光は副交感神経の妨げになるので、寝る1時間前くらいは、照明を少し暗くしておくといいでしょう。携帯電話の光も強いので、寝る直前まで携帯を操作することはさけましょう。

お風呂にゆっくりつかることも、睡眠と同じくらい副交感神経が働きます。入浴のポイントは、ややぬるい38℃~40℃のお湯につかることです。熱いお湯は交感神経を高めてしまいますので注意しましょう。入るタイミングは、食後1時間以上はあけて入りましょう。

ココロとからだをゆっくりと休ませることが大切です。リラックスできる“もの”や“こと”を見つけていきましょう。

精神的ストレスは自律神経を不安定にさせます。ストレスを解消するためにも、笑って過ごしたいですね。職場と家だけではなく、友人や趣味の仲間など、笑顔になることができる場を見つけてみましょう。

食物アレルギーについて

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、大人でも起こりうる食物アレルギーについてです。

「食物アレルギー」と言えば、小さな子どもが引き起こすものを思い浮かべる方が多いかもしれません。

大人になって、急に発症する食物アレルギーのことをご存じでしょうか?今まで普通に食べていたものでも、免疫が過剰に働いてしまい、様々なアレルギー症状が起こります。

軽い症状だと、蕁麻疹、咳、喉のイガイガ感。

重い症状だと、呼吸困難、意識障害、下痢、アナフィラキシーショック(意識障害など緊急性が高い症状のこと)など。症状によっては、命に係わる場合もあります。原因となる食品は年代によって異なり、18歳以上の場合は「甲殻類、小麦、魚類、果物類、大豆」が多いと言われています。

新鮮な果物や野菜を食べた時、口の中がイガイガしたり、かゆくなったりすることがあります。こちらは、「口腔アレルギー症候群」と呼ばれ、花粉症との関連が非常に強いことがわかっています。花粉症の方は、花粉に含まれるたんぱく質(アレルゲン)に対して、過剰な免疫反応を起こします。花粉のたんぱく質と、果物や野菜に含まれるたんぱく質が似ていることから、新たなアレルギー物質と認識してしまうのです。

例:シラカバ花粉―リンゴ、モモ、さくらんぼなどのバラ科の果物
 :イネ科花粉―メロン、スイカなどウリ科の果物

※加熱された加工品や市販のジュースではほとんど起こりません。

食べただけでは症状は起きなくても、食後に運動が加わることによってアナフィラキシーショックが起こる場合があります。こちらは<食物依存性運動誘発アナフィラキシー>と呼ばれます。

運動によって腸での消化や吸収に変化が起き、アレルゲンが吸収されて起こると言われています。

①原因になりやすい食品を食べた後2時間は運動を避ける(可能なら4時間)

②皮膚などに違和感があった時点で運動を中止して休憩する

大人の食物アレルギーは治療方法が確立していないため、いったん発症すると原因食品を避けるほかありません。

体調不良がきっかけになることも多いため、疲労やストレスが溜まっているときに無理をしないことも、予防のひとつと言えるでしょう。

メンタルヘルスの不調について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、メンタルヘルスの不調についてです。

柔らかい日差しに春の訪れを感じる3月は、人事異動や昇進など、社会生活の面で大きな変化を迎える季節です。新たに始まる日々に期待が膨らむ一方、変化には不安や心配ごとがつきもの。年度末ならではの忙しさ等も加わって、普段よりストレスをため込みやすい時期であるとも言えます。

そんなときにこそ気をつけたいのが、心の健康(メンタルヘルス)。忙しさや不安は目には見えないストレスとなって、あなたの身体にも悪影響を与えることがあります。

ストレスというと心労や過労など、嫌なことや辛いことをイメージする人が多いかもしれませんが、嬉しいことや楽しいことも含めて、日常のさまざまな出来事がストレスの要因になります。たとえば、職場では「人事異動」「昇進」「長時間労働」「人間関係のトラブル」、プライベートでは「住環境や生活の変化」「結婚や出産」「家族の病気」などです。適度なストレスは人間的な成長を促すものですが、ストレスが過剰になると、メンタルヘルスの不調をまねくだけでなく、身体疾患のきっかけになることもあります。

たとえば強いストレスが長く続くと、身体を安定した状態に保つように働く自律神経や内分泌系に異常が生じて血管に負担がかかり、血管病のリスクが高まることが知られています。

1.自律神経・内分泌系の異常が代謝機能を乱す

→・血圧や血糖値が上昇する

 ・コレステロールなどの血中脂質の異常が起こりやすくなる

2.血液中の赤血球が増加する

→心筋梗塞や脳卒中の原因となる「血栓」ができやすくなる

恐ろしいのは、強いストレスは、時に心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気の引き金になることがある点です。

たとえば何かの試験を受ける際などには、脈が速くなったり、血圧が上がったりしますが、これは「失敗しないように」という心理的な刺激が脳から心臓に伝わるために起こるものです。軽いストレスでもこうした身体変化が起こるのですから、特に動脈硬化症や心臓病といった持病のある人が強いストレスを受けたときに、脈拍が増加し、血圧が急上昇して、狭心症発作(胸痛)や心筋梗塞を起こすケースもあります。また、脳卒中の最大の要因は高血圧なので、やはり強いストレスが発症の引き金になることがあります。

自分の「ストレス反応」に気づいたら、休養や気分転換をするなど早めのセルフケアでストレス解消を促すことが、メンタルヘルス不調の予防、さらには血管病をはじめとした身体の不調を防ぐことにもつながります。

春の紫外線について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、春の紫外線についてです。

春のやわらかな日差しと爽やかな風が心地よい今日この頃。みなさんは、お花見を楽しまれましたでしょうか?

お出かけには気持ちのよい季節ですが、気を付けたいのが紫外線です。紫外線は、春からどんどん増えていき、私たちの体に様々な悪い影響を及ぼします。美容や健康の為に、春からしっかり紫外線対策をしていきましょう。

紫外線は、地表に届く太陽光線のなかで、もっとも波長の短いもので、波長の違いによって、UV-A波、UV-B波、UV-C波の三種類に分類されますが、UV-C波は地上には届いていません。

UV-B波は、皮膚の表皮に届き、皮膚や眼に有害で、日焼けを起こしたり皮膚がんの原因になります。

 又メラニンを増加させて日焼けによるシミ・ソバカスの原因をつくります。

UV-A波は、皮膚の深い真皮層まで届き、肌の弾力を作るコラーゲンやエラスチンを破壊するため、しわやたるみなどの肌の老化を引き起こす原因となります。

紫外線は一年を通して、地上に届いていて、肌にダメージを与えています。

紫外線は「夏」というイメージがありますが、紫外線量は5月~9月頃までが特に多く、春から紫外線対策をしておく必要があります。

あなたは紫外線について、どのくらい知っていますか?〇×で答えてみてください。

  1. 家のなかにいれば、日焼けはしない
  2. 曇った日は、紫外線の心配はない
  3. 赤ちゃんの日光浴は健康のため必要
  4. 日焼け止めクリームは、何度か塗りなおすことで効果が持続する
  5. サングラスは紫外線防止には有効
  6. 朝と夕方の日差しは、気にする必要はない

1結果 ×

家の中にいても紫外線は窓ガラスを通して部屋に入ってきます。洗濯物を干している時など、注意が必要です。

2結果 ×

薄い雲の場合は、紫外線の80%が通過します。曇りの日でも、紫外線対策をしましょう。

3結果 ×

以前は、赤ちゃんの健康のために必要だといわれていた日光浴ですが、最近では日光浴を積極的にしなくても、カルシウムを合成するのに必要なビタミンDが食事から摂取できることができるようになり、逆に紫外線の悪影響の方が心配ということがわかってきました。

4結果 ○

日焼け止めクリームは汗をかいたりして、知らないうちに取れていることも多いため、数時間おきに塗りなおすことが必要です。

5結果 ○

目から紫外線が入ると脳が感知し、それがシミの原因 になっているのです。サングラスは、目に紫外線が入るのを防いでくれる 役割があります。色の黒いものよりも UVカット率 を参考に選びましょう。

6結果 ×

目から紫外線が入ると脳が感知し、それがシミの原因 になっているのです。サングラスは、目に紫外線が入るのを防いでくれる 役割があります。色の黒いものよりも UVカット率 を参考に選びましょう。