耳の健康~スマホ難聴に注意~について

こんにちは。安井鍼灸整骨院です。今回は、耳の健康~スマホ難聴に注意~についてです。

昭和31年、日本耳鼻咽喉学会は、3の字が耳の形に似ていること、 み(3)み(3)のごろ合わせから、3月3日を耳の日に制定しました。 また、この日は「国際耳の日」にもなっています。 電話の発明者グラハム・ベルの誕生日でもあり、三重苦のヘレン・ケラーに アン・サリバンが指導を始めた日でもあるといわれています。

耳は私達が生活していくうえで、外部からの情報を得るための大切な器官です。 音を感じるだけでなく、バランス感覚や気圧の調節機能などを司っています。 ある日突然聞こえなくなる「突発性難聴」や「中耳炎」「内耳炎」などはよく知られた病気ですが、 症状が出るまであまり気にしない人も多く、将来の難聴を予防するうえでも、定期的なチェックが必要です。人間の聴覚は、母親の胎内にいるときに 形成され、死の直前まで残るといわれています。 聴力は個人差がありますが、細胞の機能は50代から徐々に低下していきます。 加齢や耳の病気が無くても、大きな音を 長時間聞き続けたり、疲労や過度のストレスにより聴力が低下することがあります。

2015年2月、WHOは「世界で11億人の若者(12~35歳)に難聴のリスクがある」と警告を出しました。

スマホや音楽プレーヤーで音楽を気軽に持ち歩ける時代になり、街中でイヤホンや大型のヘッドホンをしている人をよく見かけます。日本でもかつて“ウォークマン難聴”が問題となったことがありますが、最近アメリカでは若者の難聴が増えています。

☆聴力を守るため、「音楽は1日1時間以内に」 ☆100db(デシベル)の騒音は15分以内

100db…電車が通る時のガード下の騒音に相当 今のイヤホンやヘッドホンの最大出力は 100~120dbの性能 大音響の音楽鑑賞が原因で、聴覚器官の音を感じる細胞が障害を受け、 死滅した場合、失った聴力の回復は難しいといわれています。 難聴の初期は自覚症状がないため、「音量を下げる 」「 時間を減らす」といった予防が大切です。 難聴は人とのコミュニケーションに支障をきたし、 周囲への無関心や社会的に孤立する原因ともなりますので 将来の認知症へのリスクが高くなります。

2~3週間に1回を目安に、掃除をしすぎないようにしましょう。 マッチ棒や爪楊枝などは外耳道を傷つける原因となりますので、 耳かきや綿棒を使用し、使用後の耳かきは清潔に保管します。

*耳かきを使うのは日本人独特の風習で、 欧米人の耳の手入れは綿棒が一般的。

耳垢はカサカサタイプと、 しっとりタイプがあり、 遺伝で決まります。日本人はカサカサタイプが多い。

耳の皮膚の保護作用があり、古い耳垢は自然に外に出る仕組みがあります。