子宝(不妊)鍼灸 ¥3,000〜

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子宝(不妊症)の鍼灸治療

最近、鍼灸や漢方などといった東洋医学の考え方が注目されており、不妊治療でも例外ではなくなっています。
西洋医学がホルモン注射や臓器に直接作用させるものが中心なのに対して、東洋医学である鍼灸はホルモンの調子を調整して妊娠しやすい体作りにしていくことが目的に行われています。
特に体の冷えを改善し、自律神経を正常にすることは排卵が正常に行われず、受精してもちゃんと着床しない人に大変効果的と言われています。
ホルモンバランスを整えることによって、月1回の排卵がきちんと行われるようになって、人工授精を行う人にも効果がさらに上がると言われています。
また、高温期が長くて妊娠が継続しにくい人にも効果的です。
特に、末端部分の血液循環の効果はすばらしく、人によっては鍼灸の治療後にすぐぽかぽか体が温まってくるなどといった即効性の期待できる治療法です。
血行がよくなると当然ながら体のすみずみまで栄養素が届くようになり、子宮や卵巣などの妊娠にかかわる臓器が温まり、さらに新陳代謝を活発になるので、不妊改善効果が期待できます。
また、手足のツボを刺激するため脳の血流促進効果もあります。
脳はホルモンの分泌をつかさどっている大変重要な器官なため、脳の血流がよくなればホルモンの分泌が活発になり、安定効果が得られるはずです。
また、リラックス効果もあると言われています。
妊活中や不妊治療中はストレスや不安が常にあり、こうしたストレスや不安がさらに不妊を悪化させている場合もないとは言えません。
鍼灸にはリラックスに有効とされるα波を増大させる効果があり、さらにストレス耐性を高める効果があるとも言われています。
鍼灸はつまり体をトータルで体調をよくしていくものであって、不妊改善にもかなり効果があるわけです。なので、不妊に悩んでいる方は鍼灸治療をぜひ試してみていただきたいとかんがえております。

鍼灸による不妊治療の方法とは?

鍼灸はカウンセリングにより不妊の原因になっている症状や、体質から見て効果のあるツボを判断し、ハリやお灸で刺激するものです。
たとえば、腎兪 という脇腹にあるツボや、天柱・風池 という首筋にあるツボ、気海という体の中心線上にあるツボなどが不妊に効果的なツボと言われています。
こういったツボを定期的にハリやお灸を使って刺激することによって、体質を改善し、妊娠しやすい体作りを行います。

鍼灸による不妊治療を行う上の注意点とは?

鍼灸を使った不妊治療を行う場合、いくつか注意点があるので注意してください。
まず、すでに不妊治療を行っている場合ですが、鍼灸を行ってもいいかどうかをかかりつけの医師に確認しましょう。
さらに、鍼灸は妊娠しやすい体作りを目指して行うものなので、子宮や卵巣に異常がある場合はその疾患の治療を先に行います。
また、不妊治療に限らず鍼灸はその特性上すぐに効果を得られるものではありません。
具体的に言うと、週に1回程度で半年程度の通院が必要だと言われています。

不妊鍼灸よくあるご質問

不妊治療の皆様から寄せられるご質問のQ&Aをまとめました。 こちらで疑問が解決しない場合は、ご遠慮なくお問い合わせください。

・いつ頃不妊の鍼灸治療を始めたらいいですか?

特にいつ始めた方がいいということはありません。体質改善を行いながら、根本の悪いところを改善させて赤ちゃんを迎えやすい体にする治療を心掛けています。早ければ早い方がより効果的です。

・不妊の鍼灸治療はどのペースで受けたらよいですか?

通常週に1回のペースが望ましいと思います。病院で体外受精をお受けになる方は、病院での採卵や移植などの治療に合わせて鍼灸治療の間隔を少し詰めていただくことがあります。同じ頻度で通って頂ければ鍼灸の効果を実感出来るかと思います。健康なお体を作って、生殖器の機能も向上します。

・鍼灸治療は病院と並行しても大丈夫ですか?

大丈夫です。不妊の原因や症状によっては、産婦人科と並行して東洋医学の鍼灸治療を受けると、妊娠の確率が大幅に高まる事が最近の研究結果で分かっています。副作用が少ない身体にやさしい鍼灸治療でお体全体のバランスを整え土台を作った上で、西洋医学の産婦人科の治療を受けていただくと、より良い効果が期待できます。大丈夫です。不妊の原因や症状によっては、産婦人科と並行して東洋医学の鍼灸治療を受けると、妊娠の確率が大幅に高まる事が最近の研究結果で分かっています。副作用が少ない身体にやさしい鍼灸治療でお体全体のバランスを整え土台を作った上で、西洋医学の産婦人科の治療を受けていただくと、より良い効果が期待できます。

・現在排卵誘発剤を使用中ですが、鍼を受けても大丈夫ですか?

問題ありません。一緒に併用していくことで相乗効果があります。薬の副作用を軽減する場合もあります。お薬を飲みながらでも安心して治療を受けて頂けます。

・採卵前後や移植前後、鍼灸治療を受けてもよいですか?

是非、受けて頂きたいです。採卵の前にご来院頂くと、卵の質を高める治療を行えます。また、採卵後の受精卵を体に戻す前では赤ちゃんを迎えやすい体に調整する治療を行います。さらにお体の無理がなければ移植後
に鍼灸治療を受けて頂き着床しやすい環境に整えていきます。

・病院は通っていませんが、鍼灸治療だけでも大丈夫ですか?

自然妊娠がご希望で病院に通院していない方も鍼灸治療に通われています。鍼灸治療により体質改善をし、自然妊娠の確率を高めていきます

・生理中に鍼灸治療をうけても大丈夫ですか?

問題ありません。安心して治療を受けて頂けます。また、生理前でも鍼灸治療を受けて頂ければ生理痛を緩和することもできます。生理による痛みや重だるさ、吐き気、腰痛等の症状を治療によって改善することができます。

・どんな格好で不妊症の鍼灸治療を受けれますか?

症状によって使うツボの場所も異なります。東洋医学の考え方により全身治療を行います。背中や足などのツボを使って鍼灸治療を行うことも多いですので、場所によっては、お着替えをしていただいております。

・不妊の鍼灸治療は基礎体温を測る必要があります?

鍼灸治療だけのために測る必要はありませんが、病院の治療で普段から基礎体温をつけていらっしゃるのであれば参考のために持ってきていただくことがございます。

・不妊治療以外に体のつらい症状も診てもらいますか?

もちろん不妊症以外につらい症状がございましたら、同時に治療させていただきます。つらい症状が改善されて元気なお体になれば不妊治療にも良い結果をもたらします。

・鍼灸は不妊症に対して、どのような効果がありますか?

不妊症の鍼灸治療でホルモンのバランスを整えることができます。また、東洋医学では冷え性により骨盤内器官が冷えてしまうと妊娠しにくくなるとされています。お灸で不妊症のツボに温熱作用を与え、鍼で全身のバランスを調整することにより、卵巣、子宮など骨盤内器官の機能が改善されます。また子宮の血流がよくなることにより、受精卵が子宮内に着床しやすくなり妊娠しやすい体質を作ることができます。

・不妊治療はどこの鍼灸院へ行っても同じですか?

鍼灸治療では、先生方の治療に対する考え方や治療方針がそれぞれ異なります。ツボ数や刺激量が変わるためご自身にあった治療院を見つけられると宜しいかと思います。しかし、産婦人科でもそうですが、経験が浅い先生より臨床経験の豊富な先生のほうが頼りになります。

・一回の鍼灸治療の時間はどのくらいですか?

それぞれの体質や症状に合わせて個別に治療を行いますので、時間で区切った治療は行っておりません。最初、問診の際に詳しく今のお体の状態をお聞きし、問診が終わってから治療を行います。問診を含めだいたい1時間程度になります。

・不妊治療はどんな鍼を使っていますか?鍼は感染しませんか?

当院では1回1回使い捨てのディスポーサブル鍼を使用しておりますので、感染症の心配はございません。不妊症治療に使っている鍼は100%日本製のもので、日本国内で最も有名なメーカーであるセイリンのディスポーサブル鍼です。(まだ使い捨てディスポ鍼を使っていない鍼灸院もあります。気になりましたら直接に確認したほうがよろしいかと思います。)

・鍼は痛くないですか?どこに鍼をしますか?

鍼治療というと”痛い”というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、体質、敏感さに応じて、鍼 の太さ、手技を変えて治療を行います。決して痛いものではありません。症状によって鍼とお灸をする場所は異なりますが、鍼灸治療は基本的に毎回不妊に効果があるツボを6~10個程選んで鍼とお灸を行います。

・お灸って熱くないですか?どんなお灸を使っていますか?

従来のお灸の方法では、熱いのを我慢する必要がありましたが、最近は間接灸といって、直接皮膚の上に行わない方法がほとんどですので、熱いというよりは、暖かくて気持ちが良いほどです。

・どうすれば予約できますか?

当院は事前完全予約制となっております。早めのご予約を希望であれば、お電話のご予約をおすすめしております。メールでのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽に御連絡下さい。メールでのご予約は3日前にお願いいたします。

・不妊の鍼灸治療に健康保険は使えますか?

健康保険は使えません。不妊治療に一生懸命になればなるほど諸費用はかかってしまいます。残念ながら現状では、不妊症の鍼灸治療の費用は全て自費となっております。

子宝鍼灸の記事

不妊の鍼灸治療による妊娠率アップ針灸治療で妊娠率アップ

体外受精の前後に、女性の体をリラックスさせるハリ治療をすると、妊娠率が大幅に向上するという研究結果を、ドイツと中国の研究チームがまとめた。米生殖医療学会誌に掲載された報告によると、同チームは、体外受精をうける女性百六十人を二つグループに分け、一方に体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後にハリ治療を実施。ハリ治療のグループには、ハリ治療をせず通常の体外受精を行った。その結果、ハリ治療グループの妊娠率が42.5%に上がり、通常治療の26.3%を大幅に上回った。体外受精のの妊娠率は、高くても三割程度とされた。繰返し治療を受けるカップルの精神的、金銭的な負担が問題になっている。妊娠率が向上する詳しい理由は分からないが、同学会のサンドラ・カーソン次期会長は「確実に検証されれば、妊娠率向上に役立つ手法になる可能性があると注目している。

「2002年4月30日 夕刊讀賣新聞の記事」(ワシントン 館林 牧子)

不妊の鍼灸治療の新聞不妊治療の効果「針で」大幅改善

体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に針治療を行ったところ、約4割にあたる49人が妊娠に至ったと、名古屋市の明生鍼灸(しんきゅう)院と明治鍼灸大の研究グループが10日、大阪市内で開かれている日本生殖医学会で報告した。49人のうち4人は自然妊娠だったほか、30人は治療後1回目の体外受精で妊娠に成功したという。 不妊治療の専門家が集まる学会で、針治療による効果を示すデータが発表されるのは珍しい。 報告された114人の治療実績は、1998年2月~2006年6月に、同鍼灸院を訪ねた不妊患者のうち体外受精を5回以上行っても妊娠しなかった女性のもので、治療は、週1~2回のペースで行われ、腹部や足などにある婦人科疾患に効果があるとされるツボを針で刺激した。

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(2006年11月10日 読売新聞)

アメリカの生殖医学学会誌より鍼灸が不妊治療に有効

胚移植日に鍼灸治療を行うと体外受精、顕微授精の妊娠率を上昇させる

胚移植日に鍼灸治療を行なうと体外受精、顕微授精の妊娠率を上昇させる273例を研究対象とし、鍼を行なわない組では22%の妊娠、鍼治療組では36%の妊娠率となり、鍼灸治療を行なった組に有意に妊娠率が高くなった。

2006年デンマークからの発表(Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)より

体外受精例に鍼灸治療を3回行い、はり治療群に妊娠率が高かった

体外受精と顕微授精例の黄体期に鍼治療を行なうと妊娠率が有意に高かった225例を対象としたもの。鍼灸を行なわなかった組では13.8%、行なった組では28.4%の妊娠率で、鍼灸治療組の妊娠率が高くなった。

2006年ドイツからの発表(Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)より

体外受精例に針灸治療を3回行い、針治療群に妊娠率が高かった

体外受精例に鍼治療を3回行い、鍼治療組に妊娠率が高くなった例228例を対象に、hMG(排卵誘発剤)注射時、採卵前、採卵直後に鍼を行なった。行なわない組では23%、鍼治療組では31%の妊娠率で、有意差はなかったが、鍼治療組に妊娠率が高くなった。

2006年オーストラリアからの報告(Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)より

体外受精と併用された針灸治療は妊娠率を向上させる

British Medical Journal 2008年  アメリカからの発表(メリーランド大学、ジョージタウン大学産婦人科) 過去の7件の臨床試験のデータをまとめた。はり療法を併用した胚移植は、はり治療を受けた群の臨床的妊娠は1.65倍高く、継続中の妊娠は 1.87倍、生児分娩率は1.91高く、はり治療は妊娠率の高さと関連していた。

2008年アメリカからの報告(Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)より

海外不妊の鍼灸治療の記事

鍼治療で妊娠率アップ

「中国国内の不妊症の針灸治療の報道」(2002年4月18日)

「武漢電」昨日、ドイツの研究チームによる中国武漢「同済病院」との合同研究の結果が発表された。針灸治療により体外受精妊娠率が50%近く向上するというもので、『妊娠と不妊症』という医学雑誌に掲載された。専門家によると針灸治療により子宮の筋肉の緊張がほぐされ、循環が改善されるためではないかという。ただし、そうすることによってなぜ妊娠率がアップするかははっきり分からない。今後はもっと研究を進める必要があるという。研究チームは中国伝統医学に基づいて子宮の筋肉をほぐすツボを使って、針灸治療を行う。また、ホルモンや自律神経の調整をすることによって、受精卵が子宮に着床しやすくなるという。研究チームは鍼灸で脾経、胃経、腸経などの経絡を使って、子宮の気、血の循環がよくなり、妊娠率が向上しているのではないかとみている。

『新明日報』より

中国中医・西洋医科大学の鍼治療の研究

1980年代に「中国江西中医大学」「中国上海第一医科大学」は生理不順の患者に対して、鍼灸治療を行う過程の中で、排卵促進率は54.4%まで上がると分かった、生理不順患者の中不妊症患者が妊娠したと報告した。動物に実験で関元、気海、三陰交に電気針、2時間後に黄体生成ホルモンが最高値に達し、排卵反応も観察された。研究結果では、鍼灸は不妊症患者の生殖内分泌機能に対する影響は大きく、黄体生成ホルモンに対する脳下垂体の反応を増強させ、排卵の促進に繋がった。脳下垂体の反応が増強した結果、子宮内膜の厚みも増加した。また、鍼灸の免疫増強の働きで、免疫抗体が卵管の炎症、癒着などを修復し、卵管の開通につながった。

子宝鍼灸治療にどのように作用のまとめ

様々な論文や新聞記事がありますが、まとめると鍼灸治療は不妊症に対し以下のような効果が期待できると考えられています。
ストレス、冷え性、疲れなどによるホルモンバランスの正常化などにより妊娠率が向上することできます。
骨盤内への血液供給量が増え、子宮内膜の形状が良好となり、妊娠率が向上することが期待さます。
卵巣への血流が改善されることにより卵や胚の質の向上につながります。
人工授精、体外受精を受けている段階で、鍼灸治療を受けることにより妊娠率が上がることが期待されます。