マタニティ

マタニティ・安産に対する鍼灸治療は丁寧な施術が大切です。
鍼を刺して寝かせておくだけの治療ではなく、丁寧なつきっきり施術で妊婦さんの治療に取り組んでいます。
鍼灸が初めての方も、安心しておいでください。昔から鍼灸治療は安産に良いと言われて実践されてきました。
当院では「妊娠28週以後」の妊婦さんの治療をおこなっております。(安井鍼灸整骨院に来院されたことがある方に限り、27週までの妊婦さんも治療いたします。)
安井鍼灸整骨院では様々な女性のライフステージにあわせた治療をおこなっています。妊娠前の不妊症治療だけではなく、妊婦さんへの治療も長年おこなってきています。逆子治療もそうですし、予定日を過ぎた妊婦さんの微弱陣痛への陣痛促進治療もおこなっています。肩こりや冷えなどの不定愁訴に悩まされている妊婦さんもたくさんいらっしゃいます。腰痛や坐骨神経痛も、妊娠ライフでは必ずと言ってよいほど発症したり悪化したりしますね。薬を飲めない、手術するわけにもいかない・・・そんな時期に是非試していただきたいのが鍼灸治療です。
私たちの治療は、手技療法(マッサージ)も大切にしています。まずは妊婦さんにゆっくりくつろいでいただきたい。そして、おひとりおひとりのカラダに合わせた治療をおこないます。つらい症状が少しでもやわらぐよう、鍼治療・灸治療・温熱療法・手技(マッサージ)などを組み合わせた総合治療です。ご自宅でできる温灸のやり方もご紹介します。安産のためのお灸をやって出産を迎えた子供は健康に育つと言われています。治療を受けて、足のむくみやだるさが軽減したという声もお寄せいただきます。妊娠中や出産時のことだけでなく、産後の肥立ちも良くなることが期待できます。出産後の授乳期間に痔や腰痛・肩こりに悩まされているお母様も多いです。
産前から産後まで、私たちでお役に立てることがありましたらどうぞご相談ください。

妊娠中冷えのあったママのお産は、早産・前期破水・微弱陣痛・分娩時間の延長のリスクが、冷えのなかったママより多かったという結果です(中村幸代:妊婦の冷え性がもたらす以上分娩の解明ー傾向スコアによる交絡因子の調整.聖路加看護大学大学院博士論文)。

超音波ドップラー血流計にて24周以降の切迫早産傾向のため入院となった患者16名(初産9名、経産7名)の臍帯動脈と子宮動脈をドップラー血流計で測定したところ、治療中の10~30分で有意に血流量が上がり、60分後で安定したと報告されています(釜付弘志:切迫早産患者に対する灸療法の有用性について.日本東洋医学雑誌雑誌)。

毎日お灸を行った妊婦は、陣痛促進剤の投与しなくても済んだ例が多いという結果です。

「毎日お灸を行った人(81人)の中で、出産時に陣痛促進剤を投与されたのは7人。吸引分娩は2人。鉗子分娩は1人であった。お灸を行わなかった人(80人)の中で、出産時に陣痛促進剤を投与されたのは25人。吸引分娩は2人。鉗子分娩は3人であった」(Cardini,F.et al:殿位矯正に対する灸の効果.)

毎日お灸を行った妊婦の児は、お灸を行っていない妊婦の児よりも、出産後の健康値が高かったという結果です。

「出産後の5分間/7点以下のアブガースコアを測定したところ、お灸を毎日行っていた妊婦から出生した児のアブガースコアは0例で、お灸をしなかった妊婦から出生した児のアブガースコアは7例であった」(Cardini,F.et al:殿位矯正に対する灸の効果.JAMA)